企業研究
「プロパー消化率を高めるために定価設定を下げる」という画期的な手法に笑った話
2021年1月21日 企業研究 2
新型コロナ感染症による不況によって、マス層を狙うアパレルは今年さらなる低価格競争を余儀なくされるだろう。 すでに昨年秋から無印良品が値下げを行い、ジーユーが今年春からの値下げを発表している。 特にジーユーは、10年前のリーマンショック時にも一早く「990円ジーンズ」を打ち出し、価格競争の先頭を走ったので、今回も同様の狙いがあるだろうと考えられる。 話しは少し
繊維業界紙の興亡
2021年1月18日 企業研究 2
一般的に繊維・アパレル業界が厳しくなったのは、90年代後半からと認識されている場合が多い。 バブル期に大学生時代を過ごした当方も振り返ってみると、バブル崩壊当時の91年はさほど不景気ではなかった。学生の身なので企業活動の雰囲気などは分からないが、バイト先を探すことに困るという状態ではなかったし、92年入社の就職先もさほど困っている雰囲気はなかった。 &nbs
「定番品を持ち越す」という手法は昔からある
2020年12月11日 企業研究 1
世の中というのは、時代が進むとそれにつれて技術や方法論が進むわけではないらしい。 テレビの世界では、黎明期には録画するという機能が無かったため、すべての番組が生配信されていた。ドラマも生で演じていたわけで、極端にいうと、舞台演劇を配信しているというような形態だった。 少し時代が進むと画像を録画撮影するという機能が開発され、そこから、テレビ番組は録画撮影し、そ
矛盾する「小ロット生産」で「低価格」というブランド
2020年12月10日 企業研究 2
最強の矛と最強の盾がぶつかり合うとどうなるのか?というのが「矛盾」である。 聖闘士星矢の場合は、両方砕けるという結末になるのだが、流石は車田正美先生である。 韓非子が唱えた「矛盾」だが、2000年以上が経過した現在も至るところで目にする。人間は2000年経ってもほとんど進歩していない。 繊維・衣料品業界も「矛盾」が溢れている。 例えばこのニュー
マス層をターゲットとしたブランドは来年から低価格志向を強めるだろう
2020年12月8日 企業研究 2
以前にも書いたが、無印良品が今年10月から衣類72品目を値下げした。 インナーダウンベストが3900円から2900円に値下がりしたので、はっきり言ってユニクロのインナーダウンよりお買い得である。 またジーユーが来春から30%値下げする。 ついでにGAPも日本市場でようやく定価を見直して値下げした。 それぞれ抱える背景は異なる。 GAPの場合は過
洋服はサイズが合っても似合っているとは限らない
2020年12月4日 ネット通販 4
今春、新型コロナ感染の拡大による大規模な長期休業があり、ネット通販が唯一の販路として大々的に稼働した。 しかし、ことアパレル製品に関しては、ネット通販比率は大幅に伸びたものの、実店舗の売上高減少をカバーするには至らず、その状況は、年末となった今も変わっていない。 ウェブ業者はここぞとばかりにネット通販強化を各アパレルに営業して回っているが、まあ、はっきり言え
大手総合アパレルの店舗数が一般的に想像されているよりもはるかに多い件について
2020年11月11日 企業研究 2
気付いておられる人は気付いておられるだろうし、気付いておられない人はまったく気付かれていないと思うが、今年3月から毎月1回、BLOGOSというウェブメディアに寄稿している。 あちらの読者は、衣料品業界以外の人が多いのではないかと思うので、そちら向きの話題を書き口を自分なりに変えて書いてみている。 お題に関してはこちらが提案することもあるし、向こうからの提案も
ワークマンがネット通販と実店舗店頭で品ぞろえが大きく異なる理由
2020年11月10日 ネット通販 5
某人気ファッションブロガーが ワークマンさんにこの場を借りてちょっとモノ申したいんですが・・・ワークマンのアイテムって店頭に置いているものと通販で扱っているものにものすごく差があるんですね。 私は基本的に店頭で見て「これいいな」と思ったものを買ってきてご紹介しているのですが、オンラインストアで取り扱っていないものが多く商品リンクを貼れないことが
世に知られていない製造加工業の技術が多すぎる
2020年11月9日 トレンド 0
個人的には、自分は上っ面のプロモーションとかその類は今でも嫌いである。 やっぱり中身が伴っていてほしいと思う。 しかし、製造加工業者は一部を除いて、本当にプロモーションが下手くそである。 今、メディアは「サステナブル」「エコ」ばかりである。口先だけでもこれを唱えていれば、アホなメディアは大した検証もせずに掲載してくれる。 狡猾(良い意味で)な企