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南充浩 オフィシャルブログ

2024年 の記事一覧 : 77件

レアスニーカーブームが沈静化してスニーカーは生活に定着した

2024年4月26日 企業研究 0

スニーカーブームは終わったという関係者からの嘆きの声をメディアで見るたびに「アホくさ」と思ってしまう。彼らの言うブームとは、主にナイキの復刻版や限定モデル(便宜上レアモデルと総称する)が投機目的転売ヤーを含めて過剰値上がりした状況を指していると当方は理解している。 あんなものの何が良かったのか理解に苦しむ。 当方が愛好するガンプラで言えば、転売ヤーによる買い

自社商品は高く売りたいが買うときは安く買いたいという都合のいい話

2024年4月25日 トレンド 1

いろいろな物の値段が少しずつ上がっている(大幅に上がった物もある)ことを実感する。 多くの人は職業人であり消費者である。自分も含めてのことになるが、人間のほとんどは職業人としてはできるだけ高く売りたい・高い報酬をもらいたいと思っているが、消費者としてはできるだけ物・サービスは安く利用したいと思っている。 矛盾極まりない願望である。しかし、ほとんどの人は矛盾と

新技術をどこよりも早く導入すべき理由はあまりないという話

2024年4月24日 ファッションテック 2

欧米で開発された新技術や新思想に条件反射的に飛びつくことが良いことだというように我が国のマスゴミマスコミは報道する風潮が強いと感じる。 しかし、その新技術や新思想が欧米自身で立ち消えたり、我が国に導入されたものの風土に合わず伸長しないことがままある。 一秒を争って導入しなければ後れを取ってしまうような事物というのは、そんなにたくさんあるわけではないから、新技

シーズンレス化している公式ネット通販の値下げ品コーナー

2024年4月23日 トレンド 0

近年は高気温化が顕著であることは多くの人が体感しておられるのではないかと思うが、個人的にもう一つ特徴的だと思うのが、夏以外の3シーズンで気温の高低が激しいということである。 例えば、今春でも3月末に前日よりも突然7~8度気温が上がっていきなり暖春になってしまった。そうかと思うと雨が降ったり低気圧が通過したりすると、前日よりも5~8度気温が下がることもよくある

価格が高いことと着心地が良いことは必ずしも一致しないという話

2024年4月22日 製造加工業 0

個人的な洋服の評価基準だが、似合うか似合わないかという点は除外して 1、着ていて楽なこと 2、少々雑に扱っても破損しにくいこと 3、防水や吸水速乾の機能性があること 4、洗濯機を使った家庭洗濯できること あたりである。 一つずつ補足していくと、まず1だが、2000年代のようなピチピチピタピタはやっぱりしんどいのでもう2度と着用したくない。あと、昔ながらの製法

踊り場にさしかかった衣料品類のネット通販市場

2024年4月19日 ネット通販 0

業界の大手や有名企業の決算が発表されているが、最近の傾向としては「ネット通販が伸び悩んでいる」場合が増えていると感じる。 個人の体験で言うなら、ネット通販は毎月使っているが、衣料品よりは生活雑貨、家電、生活用品、薬剤・洗剤などを買うことの方が多い。 もちろん、当方は衣料品に対する興味を全盛期の2割くらいまで低減させているから、国民全体に反映できるわけではない

人間は同じ物ならなるべく安い方で買おうとする

2024年4月18日 ネット通販 0

洋服も含めてすべての商材は大手になればなるほど卸売りと直販のバランスが難しくなる。 ブランド側とすれば、直販を増やした方が粗利益は取りやすい。しかし、直販も万能の良薬ではない。実店舗にコストがかかるし、ネット通販も最近ではすべてのコストが上昇している。実店舗にしろネット通販にしろ強化すればするほどコストはかさむ。 ユニクロやGAPのように完全に直販に振り切っ

身近な物でも本当に理解できている物は少ないという話

2024年4月17日 製造加工業 0

生地というのは一見しただけでは何がどうすごいのかがわかりにくいと感じる。 もちろん、当方が鈍感であることは認めるが、一見しただけでは「普通」に見えることが多く、いろいろと解説を聞いて初めて「なるほど、それはすごい技術だ」と感心してしまうということがある。 先日、御厚意でセーレンさんの展示会を覗かせてもらった。 セーレン株式会社 (seiren.com) 業界

上場廃止によって中長期的な取り組みが実施されるか?

2024年4月16日 企業研究 3

何事においても、成功するかしないかは「運」と「タイミング」が最も大きく作用するのではないかと思う。 「経営なんて運次第」と言い放ったオジサンが昔おられたが、ある意味でその通りだと思う。ただ、すべてを運任せにすることもまた危険であるため、できるだけ「確実性」を持たせるように最大限努力は必要不可欠になる。確 「人事を尽くして天命を待つ」 というわけである。やれる

下方修正の理由が客数減少というサマンサタバサはかなり悪い状況ではないか

2024年4月15日 決算 0

先日、サマンサタバサが24年2月期通期見通しの更なる下方修正を発表した。 サマンサタバサの赤字が拡大 客数減で2024年2月期は16億円の最終赤字へ | セブツーは、世界各地のファッション&ビューティ情報を多言語で毎日配信するインターナショナル・メディアです。 (seventietwo.com)   ハンドバッグ大手企業のサマンサタバサジャ

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