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南充浩 オフィシャルブログ

2024年 の記事一覧 : 138件

「衣料品の品質」とは一元的に判断できるものではないという話

2024年7月26日 商品比較 2

「衣料品の品質」という言葉はよく耳にするが、実際は一言でまとめるのはかなり難しい。焦点を当てるべき点がいくつもあるからだ。 よくあるのが、製造加工業者は生地のクオリティ、縫製のクオリティに目を向けることが多い。パターンが分かる人はパターンやシルエットを重視する傾向が強い。色や柄を重視する人もいれば、全体的なデザインを重視する人もいる。当方なんかは多分、機能性

8~10月も高温が継続するという3カ月予報 

2024年7月25日 天候・気候 1

先日、恒例の3カ月天気予報(8月~10月)が発表された。 アパレル業界においては、8月・9月は秋物の立ち上がり時期、10月下旬は防寒着の立ち上がり時期なので非常に重要な時期になる。 最近では、天候情報の取得に力を入れているアパレルや小売業が増えていると聞いているので、そういう人たちはもうとっくにご存知のことかもしれない。 ザックリと言ってしまうと、8月~10

「接触冷感機能だけしか表示されていない服」は猛暑対策にはあまり役立たないという話

2024年7月24日 素材 0

7月の3連休以降、猛暑日が続いており、汗っかきの当方はもう綿100%Tシャツを着られなくなっている。 トップスはポリエステル100%もしくはポリエステル主体の吸水速乾Tシャツ、ポロシャツしか着用できない。これが恐らく9月末まで続く。 暑さ寒さも彼岸まで、と昔から言われているが、最近では秋の彼岸を越えても暑さが続く。今年はラニーニャ現象が起きているらしいので、

ユニクロのナイロンギアショーツとジーユーのナイロンカーゴショーツを比較してみた

2024年7月23日 商品比較 0

7月の3連休明けくらいから今年もまた最高気温35度越えの猛暑日が続いている。 日中に屋外を出歩くのは生命の危険を感じるほどである。 汗っかきで暑さが苦手な当方は、こうなると最終手段を取らざるを得ない。先日、このブログでも書いたように「オッサンの制服」たる半ズボンを常用するようになる。 よほど、偉い人と会う場合以外は帰宅後風呂に入るまで半ズボンで過ごしている。

年配層へのスニーカー の浸透は日本特有ではなく世界的な出来事っぽい

2024年7月22日 トレンド 0

以前にも書いたが、2023年夏、ちょうど1年くらい前に突然「スニーカーブームは終わった」と言われ始めた。 しかし、23年夏以降もスニーカーを履いている人は消滅していないし、スニーカーをメイン商材として販売しているABCマートの決算は好調である。 この時に言われた「スニーカーブーム」というのは、正確には「希少(レア)スニーカー転売ブーム」であり、それが2023

靴下は裏返して洗うのが正解だったという話

2024年7月19日 未分類 2

その昔、ビンテージジーンズブームのころ「ジーンズはなるべく洗わない方が良い」という説があった。これは理想的な色落ちをさせるための手段だったはずだが、逆に洗濯をしない方が皮脂や汗がこびりついて綿の生地を傷めやすいということに落ち着いた。 また、色落ちさせないためにはジーンズを裏返して洗うのが有効だとされ、こちらは現在でも通用している。 というか、近年、特に一昨

そごう西武のSPA事業「リミテッドエディション」の失敗は「悲劇」ではなく当然だったのではないか

2024年7月18日 企業研究 2

成功すれば高い営業利益率が期待できるが、売れ残る危険性も高いとされているのが、アパレルSPAである。 生地雅之さんは「根本的な商品の差別化を目指すなら百貨店も一部分はSPA化すべきではないか」と常々主張されており、当方も「根本的な差別化」を前提とするなら、百貨店が一部商品をSPA化するのが最も得策だと思っている。 ただ、実際には百貨店の一部分をSPA化すると

1年間でメタバース売上高が10分の1にまで激減したANAP

2024年7月17日 ファッションテック 2

もうすぐ離婚してから丸11年になるが、11年前からほとんどテレビ番組を見ていない。 アニメと特撮くらいにしか興味が無いし、電気代ももったいないから決めた番組しか見ていない。今7月だと年間定番の仮面ライダーと戦隊シリーズ、7月から始まったウルトラマンアークとキン肉マンくらいだろうか。あと毎朝1分間だけ「きょうのわんこ」は欠かしていない。あと、原作漫画も読んでい

転売ヤーバブルは突然に崩壊してしまうことが多いという話

2024年7月16日 トレンド 1

三連休も終わったが、今回は単なる当方の感想である。 三連休初日の13日土曜日にまた開店前のジョーシンへ向かった。今日発売の「HGガンダムダブルオーコマンドクアンタ デザートカラー」を買うためである。 長いのでコマンドクアンタと略するが、このプラモは以前にオリーブグリーンのミリタリーカラーで発売されたが、今回は内容は同じで色だけをサンドベージュに変えたプラモで

ラグジュアリーブランドの生産体制も決して身綺麗ではないという話

2024年7月12日 製造加工業 2

普段、低価格ブランドが製造コストや下請け工場の待遇について槍玉にあがることが多いが、ラグジュアリーブランドがこの手の報道をされることはあまりない。 あまりないが、今回は珍しく報道されたのでご紹介したい。 40万円のバッグを作るのにディオールはいくら払っていたか…イタリア当局が搾取的な製造業者を捜査 | Business Insider Japan ミラノの検

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