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南充浩 オフィシャルブログ

2024年 の記事一覧 : 229件

依頼されたショートレポートを書くためにアクリル繊維のリサイクルが難しい理由を調べたという話

2024年12月13日 素材 0

このところ、2週間の間にたて続けに繊維素材や衣料品製造についてのショートレポートを合計3本も依頼された。 文字数は1000文字ずつ程度という制限なので、書くという作業そのものはさほど苦ではないが、繊維素材や衣料品製造に関する疑問というのは、川上・川中の人たちが思っているよりも実は存在していて、レクチャーを欲している人は多いのではないかと感じさせられた。 その

製造寄りの人から「ネット通販は安い服しか売れない」と言われる理由

2024年12月12日 ネット通販 0

繊維・アパレル業界は「業界」とはくくられているものの、それぞれの工程が大きく異なるため、各工程が見ている景色がまるで異なる。 個人的に気になるのが、素材関係やメーカー寄りのアパレル関係者では「ネット通販で売れるのは激安も含めて割安感のある服が多い」という点である。もっと直截に「安い服しか売れない」という人もおられる。 どれくらいの価格をもって「高い」「安い」

ワークマンの伸び率が鈍化している理由を考えてみた

2024年12月11日 決算 0

11月18日から急激に気温が下がり(大阪基準)めっきりと秋冬らしくなって、各社ともに冬物衣料が好調に動き出したと報道されている。 実際に、上場企業各社が発表している11月月次売上高は既存店実績が軒並み前年をクリアしていた。 12月に入ってからも時折暖かい日があるものの、全般的には順調に気温が下がり続けており、防寒アウターの売れ行きが好調だと伝えられている。

フーディーは元々若者向けの衣料品ではなかったという話

2024年12月10日 トレンド 0

今、パーカーが燃えている。とは言ってもこの手の炎上なんてどうせ後1か月もすれば、みんな忘れて違うことで炎上エンジョイすることになる程度の事でしかない。 40歳以上のオジサンがパーカを着るのはどうなのか? と20代後半に差し掛かったそう若くはない女性が言ったとか言わないとか、そういう話である。   ただ、パーカ、もしくはパーカーと言っても商品デザイン

自分の周りで起きた出来事から今年のアパレル業界を振り返る

2024年12月9日 考察 1

みなさんこんにちは! USです。 12月に入りようやく季節らしい気温になってきました。 今年はウールのPコートを着たい気分だったので3シーズンぶりにを引っ張りだして着用しています。 見た目が小奇麗に見えますし、着用していると背筋が伸びる感じがしてなかなか良い感じです。 ただしそこそこ重量があるので肩が凝る感じが否めないのが残念です。 やっぱり中綿のジャケット

どの分野でも新規入門者の獲得が必要不可欠だという話

2024年12月6日 考察 0

どの分野の商材・サービスに対してもそうだが、年齢を重ねると嗜好が変わる場合が多い。 当方も基本的な嗜好はあまり変わっていないと思っているが、物欲は薄れてきた。そこそこ安くてそこそこ普通に見える衣料品ならブランド名にはあまりこだわらなくなっている。 若い頃のように「今月給料が入ったら、〇〇ブランドのナンタラジャケットを絶対に買いたい」とは思わなくなってしまった

18日からの気温低下で各社ともに好調に転じた11月商況

2024年12月5日 月次速報 0

若い頃はさほど意識をしていなかったが、2014年頃から毎年、自分が何月何日に長袖を着用し始めたかということを意識するようになった。 要するに夏の間はずっと半袖で過ごす当方だが(タンクトップは着用しない。腋汗が止まらずに逆に不快だから)、長袖を羽織るくらい涼しくなるのは何時頃からなのかというのを毎年、気にするようになった。 2014年以降は基本的に10月のどこ

教科書的構成でも苦境から脱しにくい地方・郊外百貨店

2024年12月4日 百貨店 0

先日、中高年向け婦人服専門店の有志団体LCC会を聴講させていただいたのだが、 その際 ・「地方郊外百貨店はこれからもどんどん閉店する」 ・「地方郊外百貨店のユニクロ、ジーユ―、百均導入は止まらない」 ということが話題となっていた。   この意見に関しては自分も全くの同意である。 それからすぐに堺髙島屋の閉店が発表されたので、あまりのタイミングの良さ

販売員への衣装の貸与は人員確保に効果がありそう

2024年12月3日 企業研究 2

最近、百貨店や大型スーパーで1月1日の休業が増えた。場合によっては1月2日も休みで1月3日が初売りという店も出てきた。 ただ、江戸時代や明治時代の商店というのは、1月1日・2日が休みで3日が初売りというのが標準だったから、新しい取り組みというよりは原点回帰だといえる。 コンビニも24時間営業ではなく、夜11時とか12時、深夜1時頃に閉店する店も出てきた。深夜

JIAM2024に行って最新型ミシンや刺しゅう機などを見てきたという話

2024年12月2日 製造加工業 1

久しぶりにJIAMを見に行ってきた。 正式には「JIAM2024 OSAKA 国際アパレル&ノンアパレル生産技術見本市」である。縫製・刺しゅう・自動裁断・インクジェットプリンターなどの機械類の展示見本市で、主な出展業者はそれらの機械メーカーである。 これまで原則として4年に一回開催していたが、たしか2020年の開催はコロナ禍のために延期となり、前回は

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