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南充浩 オフィシャルブログ

トレンド

コロナ特需が終わったアウトドア・キャンプ市場

2024年3月7日 トレンド 1

当方は元々運動することが嫌いである。とりあえず13年前から週に2~3回のランニングはしているが、それは独居老人としては足腰を弱らせないためだけである。足腰が動かなくなると独居老人には死活問題である。 タイムとか競技大会出場とかそんなことはさらさら考えていない。 肩凝りと腰痛緩和のための筋トレとストレッチはしているが、それ以上に鍛える気は無い。 いずれも独居老

ファミマ服のヒットは「店舗数の多さ」と「コンビニへの入店の心理的ハードルの低さ」によるものではないか

2024年3月1日 トレンド 0

大手コンビニチェーンのファミリーマートでのオリジナル衣料品販売が注目され続けている。 「物のよしあし」とか「発送の転換のすばらしさ」とかそういう評価記事はあるが、ファミリーマートの店舗数の多さに言及した記事はあまり見たことが無い。(あくまでも個人の知る範囲において) 「ファミマの服が完売ペース」みたいな記事も見かけることがあるのだが、そもそも1店舗あたりの入

マス層に売るには快適性と機能性が必要不可欠になりつつある

2024年2月29日 トレンド 2

毎日、電車や都心でそれとなく人々の服装を観察しているが、より鮮明になったのが、ハイテクスニーカーの着用者数が大幅に減ってきている点である。 もちろん、地域属性なんかも大いに関係するだろうから、大阪市内での観察が全て正しいわけではない。 他の地域でも観察してみてはどうだろうか。 伝統的なローテクスニーカーの着用者数があまり変わらない。ハイテク全盛期も今もそんな

ファッション性を強める作業服業界でワークマンの強みの1つは無くなりつつある

2024年2月15日 トレンド 1

ワークマンの下方修正と減益が話題となっているが、今後のワークマンは既存客層はさらに分散すると個人的には見ている。 もちろん、ワークマンがすぐさま赤字転落をするとか大幅減収に陥るとかいうことはあり得ないが、少なくとも急成長期は終わり停滞期に突入するのではないだろうか。 理由は、ワークマンのこれまでの強みがワークマンだけの物ではなくなりつつあるからだ。 ワークマ

ソフトジーンズのリバイバルでもユニクロに先行されてしまったという話

2024年2月14日 トレンド 0

マス層のズボンのトレンドを見ていると、多様化しているとはいえ、ワイドシルエットのパンツが増えたと感じる。極太でなくともワイド気味とかややゆったりというシルエットも多い。 スキニーも着用者は多いが、全盛期の頃のような「細ければ細いほどかっこいい」という気風は無くなっていると感じる。 以前にも書いたが、スキニーよりもややゆとりのあるスリムストレートあたりが細身ズ

衣料品への興味は全年代で低下しているのではないかという話

2024年2月7日 トレンド 0

昔、と言っても2010年より前までは年代に応じた服装というものが一般的だった。 年寄りらしい服装、中年らしい服装というのがあった。年齢不詳の服装をしている人は衣料品業界人かイベントや芸能関係者くらいだった。 まあ、いわゆる「ちょっと外れた業種」の人たちである。   2010年以降、年代による服装の区別はあまりできなくなってきたと感じていて、2020

リーバイスのガンダムシードコラボを見てアニメ主導がますます強まっていると感じた話

2024年2月2日 トレンド 1

一口にアニメコラボと言っても様々な作品がある。 ミッキーマウスやスヌーピーなんかはアニメ作品というよりも伝統的なキャラクターという性格が強いように感じる。ポケモンやスーパーマリオなんかもアニメ作品・ゲーム作品だがキャラクター要素が強いと個人的には感じている。 一方、通常の人物中心やロボット中心のアニメ作品コラボは、50歳前半の当方からするといまだにアニメショ

低価格ブランドやコンビニ服が好調なのは接客が少ないからではないかと考えた話

2024年1月26日 トレンド 2

今年54歳を迎えるジジイだが、どの分野でも小規模専門店に入店するのは勇気がいる。 気軽に覗くということは心理的にハードルが高い。 例えば、昔に比べてだいぶと店舗数が減少しているが個人経営の30坪くらいのプラモデル屋を初見から気軽に覗くということはかなりためらわれる。 それよりはジョーシンやヨドバシカメラ、ビックカメラなどの家電量販店なら気軽に入店できる。「今

ファミマのスエットパーカは「数の力」で成り立っているという話

2024年1月24日 トレンド 0

ウェブ上、SNS上ではファミマのスエットパーカが話題である。 ただ、ウェブ上・SNS上での話題が本当に世間一般で話題なのかというとそうでもないことが少なくないから、話半分とは言わないまでも話過半数程度で聞いていればよいのだと思う。 SNS上でビジネスインフルエンサーの一員と見なされているような人が経営している会社が売上高1億円から伸び悩みんでいる上に赤字が9

報道やアンケート結果に反して低価格ブランドが支持されているのは「サラダマックの失敗」と同じではないか?

2024年1月19日 トレンド 1

国内外問わず、近年の各メディアでは ・「消費者はサステナブル(SDGs、エシカルでも置き換え可能)な商品を欲しがっている」 ・「消費者は低価格衣料品を歓迎しなくなった」 などの報道が溢れている。この傾向を顕著に示したアンケート調査報道も多々ある。 にもかかわらず、国内では低価格に属するユニクロ、しまむら、ジーユーによる寡占化が進み、全世界的に見ても、とりわけ

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