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南充浩 オフィシャルブログ

決算

ライトオンが売上高至上主義から脱却したことは正しいという話

2025年10月21日 決算 1

さて、世間的には興味を持っている人は非常に少ないと考えられるが、個人的に興味があるのでライトオンの再建を眺めている。 業界メディアでもライトオンの決算については報道されるが、具体的な再建策は報じられていない。しかし、端的に言って、金融機関に見捨てられてワールドに買収された経緯から考えると、経営再建は急務である。 同じ、ジーンズカジュアル専門店チェーンのマック

黒字化を達成した三陽商会が再び低迷期に突入しつつある理由

2025年10月9日 決算 1

何事につけても永遠に上昇し続けるということは難しい。 三陽商会も今、そういう状況になっているのではないかと思う。 2020年から大江伸治氏が社長に就任し、2023年に黒字化に復活した。その手腕は見事だったが、その三陽商会がまた苦戦に転じている。 業績回復は成ったが、次の成長を続けるには恐らく、社内外すべてのシステムが対応できていないのではないかと思われる。も

国内ユニクロの売上高が1兆円越え(見込み)の衝撃

2025年9月26日 決算 1

先日、9月13日付けで日経新聞がユニクロの国内売上高が1兆円を越える見込みであることを報じた。 ユニクロ国内売上高、アパレル初1兆円超え 大型店やデータ活用寄与 – 日本経済新聞 ファーストリテイリングの2025年8月期の国内ユニクロ事業売上高が、前の期比10%増の1兆300億円前後になったことがわかった。アパレル企業で国内売上高が1兆円を超える

グンゼの国内生産4拠点の閉鎖はアパレル事業部の構造改革の始まりに過ぎないだろうという話

2025年8月7日 決算 1

肌着・靴下の大手グンゼが国内4工場を閉鎖して、アパレル事業部で早期退職を募集するという衝撃的な発表があった。 グンゼが一部アパレル工場を閉鎖、国内生産拠点は宮津工場のみに 早期退職の募集も グンゼが、インナーウェアの工場の一部を閉鎖すると発表した。併せて、アパレル各事業の企画 ・営業部門を集約した事業部「アパレルカンパニー」では希望退職も募集する。 同社は2

ライトオンは今年8月末まで構造改革に全集中するのではないかという話

2025年7月15日 決算 2

ライトオンの2025年8月期第3四半期決算が発表された。 赤字幅は縮小したが、大幅減収は続いている。 とはいえ、大幅減収は想定内というか計画通りといえ赤字幅は縮小できているのだから、見映えは悪い決算短信だが、ある程度は順調に推移していると評価できる。 ご存知の通り、ライトオンはワールドに買収された。そのTOBが成立したのが今年1月のことである。 ライトオンへ

フォーマットやマニュアルという基本を定めることの重要性

2025年5月27日 決算 0

スーパーの衣料品が概して苦戦し続けている。 イトーヨーカドーなんて肌着・靴下・パジャマ類以外のカジュアルをアダストリアに丸投げする形に移行したことは報道されていて随分と知られている。 改良できなくもなかったのだろうが、外部に丸投げした方がマシと判断できる部分があるほどに苦戦したという見方もできる。     メディアも消費者もスーパーの衣料

グンゼの25年3月期決算はアパレル事業の収益性が悪化した

2025年5月15日 決算 1

昨日、グンゼの25年3月期決算が発表された。 売上高 1371億1700万円(前年同期比3・2%増) 営業利益 79億2100万円(同16・9%増) 経常利益 81億8000万円(同20・8%増) 当期利益 62億7900万円(同22・9%増) と増収大幅増益だった。 決算内容としては申し分ない。     しかし、セグメント別の売上高と営

ワークマンの伸び率が鈍化している理由を考えてみた

2024年12月11日 決算 0

11月18日から急激に気温が下がり(大阪基準)めっきりと秋冬らしくなって、各社ともに冬物衣料が好調に動き出したと報道されている。 実際に、上場企業各社が発表している11月月次売上高は既存店実績が軒並み前年をクリアしていた。 12月に入ってからも時折暖かい日があるものの、全般的には順調に気温が下がり続けており、防寒アウターの売れ行きが好調だと伝えられている。

グンゼは「機能ソリューション」と「メディカル」で営業利益を確保しているという話

2024年11月7日 決算 1

昨日、恒例のグンゼの中間決算(25年3月期第二四半期)発表に出席した。 業績自体は増収増益の好調だが、セグメント別に見るとアパレル事業部の大幅減益が目立った。 ただ、この傾向は今期に限ったことではなく、少なくともここ10年間くらいは変わらない傾向なので驚くことではない。極端な言い方をすると「グンゼの近年の常態」である。   売上高 673億2900

プロパー販売にこだわりすぎるのは却って損失を招くという話

2024年10月22日 決算 1

様々な物の値段が上がっており、一部の賃金も上昇しつつあるが、やっぱり基本的には「割高な価格」は敬遠されやすい。 また、売れ残った商品を無理やりに定価で売ることも難しく、処分が遅れると逆に値引き以上の損失を被る。   かつて、デフレ感がピークだった2000年半ばごろに「値上げして価値を売りましょう」という提案が一部で流行った。デフレの逆張りなのでこれ

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