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南充浩 オフィシャルブログ

2024年 の記事一覧 : 82件

踊り場にさしかかった衣料品類のネット通販市場

2024年4月19日 ネット通販 0

業界の大手や有名企業の決算が発表されているが、最近の傾向としては「ネット通販が伸び悩んでいる」場合が増えていると感じる。 個人の体験で言うなら、ネット通販は毎月使っているが、衣料品よりは生活雑貨、家電、生活用品、薬剤・洗剤などを買うことの方が多い。 もちろん、当方は衣料品に対する興味を全盛期の2割くらいまで低減させているから、国民全体に反映できるわけではない

人間は同じ物ならなるべく安い方で買おうとする

2024年4月18日 ネット通販 0

洋服も含めてすべての商材は大手になればなるほど卸売りと直販のバランスが難しくなる。 ブランド側とすれば、直販を増やした方が粗利益は取りやすい。しかし、直販も万能の良薬ではない。実店舗にコストがかかるし、ネット通販も最近ではすべてのコストが上昇している。実店舗にしろネット通販にしろ強化すればするほどコストはかさむ。 ユニクロやGAPのように完全に直販に振り切っ

身近な物でも本当に理解できている物は少ないという話

2024年4月17日 製造加工業 0

生地というのは一見しただけでは何がどうすごいのかがわかりにくいと感じる。 もちろん、当方が鈍感であることは認めるが、一見しただけでは「普通」に見えることが多く、いろいろと解説を聞いて初めて「なるほど、それはすごい技術だ」と感心してしまうということがある。 先日、御厚意でセーレンさんの展示会を覗かせてもらった。 セーレン株式会社 (seiren.com) 業界

上場廃止によって中長期的な取り組みが実施されるか?

2024年4月16日 企業研究 3

何事においても、成功するかしないかは「運」と「タイミング」が最も大きく作用するのではないかと思う。 「経営なんて運次第」と言い放ったオジサンが昔おられたが、ある意味でその通りだと思う。ただ、すべてを運任せにすることもまた危険であるため、できるだけ「確実性」を持たせるように最大限努力は必要不可欠になる。確 「人事を尽くして天命を待つ」 というわけである。やれる

下方修正の理由が客数減少というサマンサタバサはかなり悪い状況ではないか

2024年4月15日 決算 0

先日、サマンサタバサが24年2月期通期見通しの更なる下方修正を発表した。 サマンサタバサの赤字が拡大 客数減で2024年2月期は16億円の最終赤字へ | セブツーは、世界各地のファッション&ビューティ情報を多言語で毎日配信するインターナショナル・メディアです。 (seventietwo.com)   ハンドバッグ大手企業のサマンサタバサジャ

屋号から「百貨店」の文字が外される時代

2024年4月12日 百貨店 0

百貨店の再生論・生き残り策が識者や現場から様々出されているが、一口に百貨店と言っても店舗ごとに強みやイメージが異なる。 それゆえに一律な施策では対応できない。 例えば「高感度ファッションを強化せよ」と言ったところで、それで効果が出るのは伊勢丹新宿とか阪急うめだとかファッションに強いと認識されている店舗に限られるだろう。 ファッションに強いとされている伊勢丹で

「フォロワー数〇〇万のインフルエンサー」という触れ込みを鵜呑みにすることは危険だという話

2024年4月11日 トレンド 1

すっかり販促の一つの手段として定着したSNSだが、過剰に信頼しすぎてはだめである。 大手のしかもやや保守的なアパレル企業の上層部にはままあるのが「フォロワー〇〇万人のインフルエンサーと契約したからすごく売れると思います」と無邪気に喜んだのにフォロワー〇〇万人のインフルエンサーがちっともインフルエンスしないという事例である。 フォロワー〇〇万人のインフルエンサ

アパレル向けODM業界も生き残り競争が年々激化しているという話

2024年4月10日 製造加工業 0

90年代にちょっとしたデザイナーズブームがあった。 東京、大阪で独立を果たした個人デザイナーが相次いでデビューした。 しかし、実際に自身のブランドだけで生計を立てている人は少なく、多くのデザイナーはアパレル企業からの外注デザインを請け負うことで生計を立てていた。 当方が業界紙記者になったのは97年のこと。その当時もまだ余波は残っていて、実際に独立したばかりと

今後も後期高齢者の消費は大きく伸びることは無いだろうという話

2024年4月9日 考察 1

両親ともに鬼籍に入ったので、生まれ育った実家に一人で住んでいるわけだが、昔から顔だけは知っている近所のおじさん・おばさんと出くわすことがままある。 当方の感覚としては、子供の頃から見知った人たちだが、久しぶりにお見かけすると恐ろしくヨボヨボになっておられてひどく驚くことがある。よく、考えてみれば当方とて今年54歳になるのだから、彼・彼女らはもう80歳前後(も

生地も百聞は一見に如かず、という話

2024年4月8日 考察 0

みなさんこんにちは! USです。   私は気温の上昇と共に、花粉にやられ毎日つらい日々を過ごしております。皆さまいかがお過ごしでしょうか?電車の中では目を真っ赤にされている方や、鼻をじゅるじゅるすすったり、鼻をかみ続けたりされている方を目にすることが時折あります。私も花粉症を発症した当初は花粉症と認めたくなく、薬を服用することやマスクを着用すること

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