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南充浩 オフィシャルブログ

ネット通販

レナウンが破綻して1年になるが自分は全く困っていないという話

2021年6月14日 ネット通販 7

レナウンが消滅して1年になるが、非常に困ったと感じている人はおられるだろうか。 もちろん、元従業員や関係者(仕入れ先や納入業者含む)は大いにお困りのことだろう。何せ収入源が絶たれたわけだから。 しかし、買い物客として困っておられる方はほとんどいないだろうと思う。ちなみに当方は全く困っていない。 理由は簡単である。物心ついてから51歳の現在に至るまでレナウンの

物を売るには「営業担当者」と「見せ方」が重要

2021年6月9日 企業研究 2

良い物を作れば必ず売れる。 そう考えている日本人はまだまだ多い。 漫画やドラマ、映画のように、名もない会社が素晴らしい新製品を開発し、それを縁もゆかりもない大手企行が見つけて即採用し、バカ売れする。 そんなことは現実ではほぼ起こり得ない。 特に繊維・衣料品業界ではほとんどそんな事例を見かけたことがない。ゼロではないが、それは宝くじに当たる程度の低確率だと考え

物作り系ブランドが苦戦しやすい理由

2021年6月2日 企業研究 3

これまで、何度も製造加工業や老舗メーカーが企画製造した衣料品がなぜ売れにくいのかということを書いてきたが、当方の拙さのために伝わらないことが多かった。 これは工場発のブランドもそうだし、ジーンズやワイシャツ、スーツなどの専業老舗アパレルメーカーも同様である。 「物」自体の作り込みや品質の高さを追求するのは当然のことだが、ともすると、それの実現にのみ注力してし

エドウインの強みと生き残り策を頼まれもしないのに勝手に考えてみた

2021年6月1日 ジーンズ 4

お恥ずかしいことながら自分はこれまで、スモールビジネスしか体験していないので、衣料品の大規模ビジネスということに対して想像力が追い付かない部分がある。 学生時代にはDCブーム、青山・はるやまブーム(当時、関西にAOKIはほとんどなかった)というのを体感したが、あの時のような洋服への購買意欲は国内では訪れないと思っている。 厳密にいうならDCブームはある程度の

繊維業界における商社の役割を初心者向けにまとめてみた話

2021年5月24日 企業研究 1

繊維・アパレル業界にあって「商社」の役割というのは理解するのが難しい。 正直なところ、業界紙に在籍したころは全く理解していなかった。メーカーでもないし小売店でもない。 その後、長いこと生きてきて何となくうっすらと役割をほんの少し理解できたというような感じである。   そんな当方に「商社」についての原稿依頼があって、「書きます」と返事はしたものの、そ

ワークマンのネット通販比率が高まりにくい理由

2021年5月12日 ネット通販 0

何かと話題のワークマンだが、ネット通販は現時点ではあまり強くない。 ワークマン押しの識者もネット通販についてはあまり触れない。 先ごろ、ワークマンの2021年3月期決算が発表されたので見てみよう。 ワークマンのEC売上高は24億4000万円とのことで、目標は30億円だったので5億6000万円の未達である。識者が大好きなEC化率は約1・6%に過ぎない。 例えば

「染め直し」衣料品ビジネスの難しさ

2021年5月7日 トレンド 0

最近、洋服のリサイクルとして「染め直し」に言及されることが増えた。 しかし、この「染め直し」は過去の経緯を見てもなかなかビジネスとしては成立しづらいといえる。また「リサイクル〇〇」という原料のリサイクルについても、回を重ねるごとに品質が劣化するため無限リサイクルは成立しえない。この点をリアルに解説し、発信してくれる「川上」業者がほとんどいないことは我が国の繊

アイテム特性やブランド力によって値上げにも上限がある

2021年4月22日 トレンド 0

ウールやダウンなどの原材料費が下がる局面もあるとはいえ、平均的に上がり続けている。 また綿花も上がる局面もあり、新疆綿問題の今後の展開によっては供給不足となり再び大幅な値上がりの可能性もある。 また、国内外問わず人件費・工賃も上がる傾向なので必然的にメーカーや小売りは衣料品を値上げしたい。 しかし、国内市場において値上げは容易ではない。 また値上げ幅にもそれ

マーチャンダイジングがおろそかなアパレルは必ず破綻する

2021年4月21日 ネット通販 1

異業種がアパレルに参入するのと、アパレルが飲食に参入するのは、だいたいが失敗に終わる。 異業種経験者が参入するのは、まだしも、ちょっと売れた企業が「横展開」とか言って、アパレルや飲食店に参入するのはほぼ失敗に終わる。 このコロナ禍で、不振業種として挙げられるのが、旅行、飲食、アパレルで、そこにどうして今の時期に「わざわざ」新規参入したいのか理解に苦しむ。 コ

現在の体制のままでワークマンは今後も拡大が可能なのか?(後編)

2021年4月12日 企業研究 0

作業服店だったワークマンが、商品の機能性の高さを活かして、カジュアル・アウトドアの客を取り込んだことは、特筆されるべき妙手だったといえる。 まず、ある意味で、カジュアルへの進出はワーキングウェア業界の悲願でもあった。 このブログでも何度か書いたが、ワーキングとカジュアルは親和性が高く、昔の作業服の多くは現在のカジュアルウェアに取り込まれている。第二次大戦後の

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