ネット通販
ネット通販とSPAブランドの成長で「バーゲンセール後ろ倒し」は成立しなくなった
2020年10月6日 ネット通販 0
アパレル業界が苦境にあるのは、新型コロナ以前からで、特に2009年以降は苦境が続いていると感じる。もちろん、各社の状況には格差があって、全体的には苦境だが成長している企業やブランドもある。 しかし、2010年以降、それまでのアパレル業界の経験則が通用しない事象も増えており、アパレル業界へ様々な提言がなされている。 個人的に違和感を感じるのは、少なくともここ2
「オフプライスストア」の乱発は「名称ロンダリング」なのでは?
2020年10月5日 トレンド 0
昔から繊維・アパレル業界はその時々の「パワーワード」に乗っかることが多い。 その昔は「パワーワード」の冠をかぶせただけで売れたのだから仕方がない。例えば、96年頃なら「ビンテージジーンズ」である。ジーンズ系ブランドは「とりあえずビンテージ」と言っておけばそれなりに売れた。もちろん、ブランド間での格差はあったが、それなりに潤った。 2010年以降も似たようなこ
アダストリアが「染め直し」ブランドを収益化することができるのかに注目したい
2020年10月1日 企業研究 1
あんまり話題になっていないが、アダストリアが染め直しブランド「フロムストック」をスタートさせた。 いわゆる、リユースの一環である。 不良在庫を「黒」に染め直して新製品として再度販売するという手法である。 染め直しブランド(古着や中古も含む)というのは、実は結構前から様々な会社で模索されているが、未だに成功した事例はない。もちろん、小規模企業が細
子供服の市場規模が大きくなりにくい理由
2020年9月30日 企業研究 0
前回、久し振りに子供服業界について書いたが、実はそれまですっかりと子供服のことを忘れていた。 デイリーユースの子供服が低価格化するのは当然 正確に言うと、覚えてはいたが、興味もかかわりもないのでほとんどスルーしていたというところである。 子供服業界の価格下落は、可処分所得の減少とか、子供の人口が減ってい
ダイヤモンドオンラインのアパレル覆面座談会の記事は秀逸
2020年9月15日 メディア 2
アパレル関係のメディアに掲載される記事はだいたいが、少しズレていると感じることが多い。 恐らくは、メディア側の主観がズレている場合と、書き手や寄稿する側の主観がズレている場合の両方がある。両方ともがズレている場合も珍しくない。 記事というのはある程度啓蒙する必要があるし、編集されるものだから仕方がない側面があるとはいえ、読者としては疑問を感じることも多かった
「洋服は50%以上売れ残ってすべて廃棄されている」というのは事実に反する
2020年9月9日 トレンド 0
「国内のアパレルは50%以上の売れ残り品を廃棄している」という謎の主張がSNS上では散見されるが、全く現状とは異なる。 たしかに50%以上が「定価では売れない」という実態は正しいが、「定価では売れない」と「廃棄されている」では全く意味が異なる。 「定価で売れない」のならどうするかというと値下げして販売するわけである。 しかし、夏冬のバーゲン末期
生地の展示会をオンラインだけで開催する意味あるの?
2020年9月2日 企業研究 0
繊維・アパレル業界には「展示会」と呼ばれるイベントがある。 消費者に直接販売する形態なら、展示会を開催する必要はほとんどないが、BtoBの形態なら展示会の必要性は高い。 次シーズンの新商品を展示して、そこに仕入れ業者を多数呼んで、新商品をお披露目しつつ商談を行う。 アパレルなら当然、洋服を展示するわけだが、例えば生地問屋、生地メーカー、糸問屋などは生地や糸を
20数年遅れで定価設定を見直したGAP
2020年8月27日 企業研究 1
先日、こんな記事を見かけて「今更?」と感じた。 「ギャップ」が今秋アジア向け新キャンペーンを開始 品質や価格、コミュニケーション手法を改定 コミュニケーション手法云々は個人的にはどうでもいい。あまり興味がない。そういうエモいこと(江本孟紀ではない)はやりたくないし、やられたくない。 それよりもこの記事で注目したのは 「良質な商品を、心地よい価格
新規参入ブランドは「市場規模の把握」が不可欠
2020年8月26日 企業研究 2
全てのジャンルの洋服に当てはまるとは思わないが、新規参入する際には「市場規模」を計算する必要があるだろう。 明らかにニッチな商品なのに「できるだけたくさん売りたい」みたいな人を少なからず見かける。 え?そんなデザインで何億円も売れると思っているの?と失笑しかけるが、温厚な当方は常にその言葉を飲み込んでいる。 その点で考え方がロジカルで見事だと思