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南充浩 オフィシャルブログ

ネット通販

「検品」という工程ではサンプル生地と現物生地の違いは証明できないという話

2021年11月24日 ネット通販 1

くどい様だが、繊維・衣料品の製造加工に関する各工程は奥が深く、自分などは各工程のほんの入り口を知っているに過ぎない。いや、入り口というのもおこがましい話で、ドアノブくらいしか知らないと言った方が正確だろう。 そして、「全工程に通暁した」というような方はこの業界にはいないと経験上思っている。   OEM・ODMの普及と乱立で、ブランド側がかなり素人化

素人化が激しく進む洋服ブランドとその買い手

2021年11月18日 トレンド 4

糸、織り、編み、染色加工、二次加工、縫製、と繊維・衣料品の各工程は奥深く、全てに通暁している人間を当方は知らない。ある程度の全工程を知っている人間はいるが、全ての工程を極めているという人は知らない。 あと、ここに撚糸や洗い加工、型紙や裁断なども入ってくるが、これもまた奥深く、当方などその入り口の知識すらもない。 とはいえ、衣料品という物は全員が毎日欠かさず着

え?在庫品の販売ってSDGsなの?

2021年11月17日 トレンド 1

最近、何でもSDGs、何でもサステナビリティ、何でもエシカルで個人的には辟易している。メディアもブランドもエライコンサルもごっちゃにして使っているし、全て「環境」とか「自然」に結び付けているが、そもそもSDGsってのは、SNS上で正しく指摘しておられる方も多くおられるように、17の目標がある。 SDGs(持続可能な開発目標)17の目標&169ターゲッ

アパレルビジネス解説系のYouTube動画が伸びないと思う4つの理由

2021年11月4日 トレンド 3

前回、ブリッツワークスの青野社長の記事をお借りして、YouTubeの広告収益の具体例をご紹介したが、コメントをいただいたように、この金額が一律に課せられるわけではなく、ケースバイケースで上下動はあるが、参考の一端にはなったのではないかと思う。     YouTubeの収益化のリアルな話が紹介されていた – 南充浩 オフィシャルブログ (m

YouTubeの収益化のリアルな話が紹介されていた

2021年11月2日 トレンド 1

当方はブログしかやっていないが、観客を集めるには、今はブログよりも動画、特にYouTubeの時代であることは言うまでもない。 しかし、動画というのは製作にやたらと時間がかかるので、当方はやりたくない。 原稿を書く際のテープ起こし(録音したインタビューを聞きながら、すべてを入力する作業)と多分似たような部分があると類推しているのだが、当方はこのテープ起こしとい

インフルエンサーブランドはOEM&製造加工業者が思っているほど美味しい商売ではない

2021年10月26日 トレンド 0

昨日、ホットラインでの連絡があったので、相当にいろいろと憂慮すべき業界状況なのではないかと思う。 流行り。 | ulcloworks 表題短っ どうもインフルエンサー系服やりたい案件の金のにおいだけ嗅ぎつけて飛びついては事故ってる事例が巷のOEM業者様間で目につくようになってきた今日このごろ。 — ヤマモト ハルクニ (@HARUKUNI_Y) Octobe

実店舗の売上高減少を補完しきれていないアパレルのネット通販

2021年10月21日 ネット通販 1

これまで度々書いてきたことだが、洋服のネット通販については、今回のコロナ禍のような長期間にわたる営業自粛が今後も起きる可能性があるため、不可欠であることは間違いないが、実店舗の減少分を完全にカバーできるほどの額ではないし、新たなファッションの需要を作っているわけではない。   まず、こちらの記事だ。 コロナ禍における新たなEC消費・行動変容に関する

学生服業界を取り巻く難問の数々

2021年10月5日 デザイナー 2

ちょっと告知を。 フェイスブックのアカウントが2つとも1か月間凍結されてしまったので、フェイスブック友達の皆さんは、定期的に11月4日まではブログを見に来てください。(笑)(11月4日にはこの部分は削除します) 本題。   自分がやむを得ず独立してしまったのは11年前のことになるが、その時点でも繊維業界記者歴は13年くらいは経過していた。当方のよう

低価格衣料品でも楽しめるのならそれで良いんじゃないの?

2021年10月1日 メディア 3

服というのは、人間は全裸では暮らせないから必需品であると同時に、見映えを実物以上に良くする・悪くするという効果もある。 必需品であり嗜好品でもあるというめんどくさい存在だといえる。 だからこそ、それについての論争も多く、だいたいは交わらない平行線となってしまっている。 もちろん、食品にも同様のことがいえるが、こちらは何となくコンセンサスが取れており、住み分け

昨対のみで業績を論じることの危険性

2021年7月5日 プレスリリース 0

常々、昨年対比のみで業績の動向を判断するのは危険であると書いてきた。 数少ない業界の友人であるマサ佐藤氏も頻繁に言及されている。 昨年春からのコロナ禍によるイレギュラーな商業停滞発生のため、昨年対比のみで分析したような「単純馬鹿」な記事は随分と減ったと感じる。これはコロナ禍において数少ない良かったことの一つだろう。 コロナ以前だと、昨年対比(昨対)が少し減少

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