MENU

南充浩 オフィシャルブログ

2022年 の記事一覧 : 239件

自社工場を所有するアパレルが成功するには「商品を売る力」が強く求められるという話

2022年7月29日 製造加工業 1

繊維・アパレル業界の人は基本的に、製造関係者は売り場に弱く、売り場やファッション関係者は製造に弱い。本来はこれらが一体とならねば、現在売れにくくなっている衣料品市場でヒット商品を安定的に生み出すことは不可能なのだが、その断絶は深くて広い。 現在、コロナ禍による海外工場の不安定さ、人件費高騰、材料費・燃料費の高騰、円安基調という特殊要因が重なり、衣料品の国内生

アパレルが自社工場を持つメリットとデメリット

2022年7月28日 製造加工業 0

コロナ禍で海外工場の操業や物流が不安定になった上に、原材料費・燃料費・人件費の高騰、円安基調での推移によって、今年に入ってから一層、国内生産回帰ムードが強まっている。 しかし、実際のところ、すでに国内縫製工場は減少の一途をたどっており、それまで受注が継続していたブランドである程度埋まっているため、2020年以降に国内回帰してきたブランドはなかなか工場に受け入

マスファッショントレンドで大規模に売ることが難しくなったアパレルビジネス

2022年7月27日 トレンド 1

梅雨明けが異様に早く一時期猛暑が続いたものの、戻り梅雨のような雨が続き、一旦猛暑はおさまった。 戻り梅雨が終わるとまた猛暑がぶり返しているが、これも数日後にはおさまるようで、今夏もなかなかに不順な天候である。 とはいえ、35度越えの猛暑日は自分の記憶に照らし合わせると2020年、2019年、2018年に比べてかなり少ない(関西地区)。2021年は8月のお盆に

ワールドは自社工場を抱えているので「百貨店向け国産比率50%」は可能だろうという話

2022年7月26日 製造加工業 1

円安基調の推移と、原材料費・燃料費の高騰、海外の生産・物流の乱れなどの理由によって、国内生産回帰が見直され始めている。 繊維・衣料品もその一つで、大手総合アパレルの国産製品比率向上計画が2021年ごろから相次いで打ち出されている。 その中でもさすがに「実現不可能では?」と思われたのが、ワールドの「百貨店向け製品の国産比率90%」という目標だった。 そのことに

日本のネット通販比率が大幅に上昇しないのは当たり前という話

2022年7月25日 ネット通販 1

最近は洋服のネット通販サイトをウォッチするのがかなりめんどくさいと感じる。 1つには、自身の加齢による欲望の減退があり、衣料品にもそれは及んでいるということである。強い欲求があるのはガンプラくらいだろうか。それとても近年の品薄状態なら「クソ転売ヤーにお布施するくらいなら無理に買う必要はない」と思っている。 もう1つは、洋服関係のネット通販サイトの乱立だろう。

外資低価格ブランドの撤退・縮小が止まらない理由

2022年7月22日 トレンド 1

外資低価格ブランドの日本撤退や事業規模の縮小が相次いでいる。 衣料品でいえば、GAP、ZARA、H&Mの3つしか残っていない。 オールドネイビー、ウィークデイ、モンキ、ストラディヴァリウス、アメリカンイーグルなどが日本から撤退した。また、本国の経営破綻でフォーエバー21も撤退、日本国内運営会社不手際によってトップショップも撤退に追い込まれた。 デカト

デカトロンが日本で売れなかったのは当然だという話

2022年7月21日 企業研究 9

先日、このブログが始まった当初からの読者だと言う方から連絡をいただいた。 18年間、関西の各商業施設のテナント誘致などを担当してきた方で、ついに定年退職を迎えられたそうだ。 商業施設担当の間、メンバーとの情報共有を目的として社内掲示板に自分がセレクトした業界関係ニュース(純粋な業界ニュースだけではない)を貼り付けておられたそうで、退職後は同じ活動をアメブロを

好調なのに発信が少なすぎてもったいないと感じる企業の話

2022年7月20日 メディア 2

企業が情報を開示するかどうかの判断は非常に難しい。 何でもかんでも透明性ガーと言って開示するのも得策とはいえない。例えば、ZARAを展開するインディテックス社はそんなに情報開示に熱心な企業ではない。 またラグジュアリーブランドも情報開示にはあまり熱心とは言えない。 一方、国内の上場企業は一応開示義務があるので、開示はするが、それとても社によって格差がある。繰

百貨店はしぶといが退勢をはねのける力は無い

2022年7月19日 百貨店 0

個人的には以前も書いたように、日本の百貨店は無くならない。 将来的には都心大規模旗艦店と地域一番店だけが残って、地方・郊外の不採算小型店は全て無くなると思っている。 もちろん、これは今のままの状況で進んだらという前提であり、「まさか」の何かが起これば状況は変わる可能性がある。 話は横道に逸れるが、先週、安倍元総理が銃撃によって暗殺された。 襲撃される可能性は

ユニクロの価格戦略は値上げする5品番ではなく値上げしないその他商品に注目が必要

2022年7月15日 メディア 2

メディアというものは、読まれてナンボ、視聴されてナンボ、である。 読んでもらう、見てもらうためには人目を惹きつけるような見出しを付ける必要がある。そのため、ややもすると内容とはかけ離れたセンセーショナルな見出しをわざと付ける。 最近は炎上狙いのような見出しを付けることが珍しくなくなった。毎日辛い物を食べ続けると、それに慣れてしまって、さらに強い辛みを求めるよ

南充浩 オフィシャルブログ

南充浩 オフィシャルブログ