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南充浩 オフィシャルブログ

2022年 の記事一覧 : 239件

ワールドが掲げた「3年後百貨店ブランドの国産比率を90%に高める」は画に描いた餅に過ぎない

2022年6月30日 製造加工業 1

理論的には正しいが、実態に則していないということは世の中に多々ある。それは別に我が国に限らず世界各国に穿いて捨てるほどある。 その中の一つに「衣料品の再国産化」というものがあると当方は思っている。 物凄く平たい言葉でいうと、衣料品の国内縫製比率を上昇させるというもので、国内縫製した衣料品の製造数量を増やすということである。 この論調は2019年までは「国内伝

BtoBの工場間にも「ブランド格差」はあるという話

2022年6月29日 製造加工業 0

原料高、燃料高などによって今夏以降の商品の値上げが発表されている。 洋服という製品だけが値上がりするわけではない。洋服を構成する生地、ひいては糸まで値上がりしているし、染色も値上がりしている。 ただ、原価積み上げ方式だけで値上げしたところで、購入者が認める価値価格を大きく越えてしまうことが多いので売れないから、購入者が「これなら仕方がない」というギリギリのラ

学生が好きなブランドラインキングにランクインしないSHEINの人気

2022年6月28日 ネット通販 2

半年くらい前から中国発の急成長ネット通販専用ファストファッションブランド「SHEIN(シーイン)」が話題となっている。 個人的には国内での動向を見ていると、メディアや自称識者先行と感じられるが、国内で急成長が期待できるビッグブランドは無いから、メディアや自称識者が飛びついてポジショントークをすることは仕方がないと見ている。 国内のメディアや自称識者は 「学生

習俗は常に変わり続けるからビジネススーツにリュックのスタイルはさらに増える

2022年6月27日 トレンド 7

当方は若い頃から肩凝りが酷い。 死んだ母親も肩凝り症だったから遺伝もあるだろうし、あと身体が硬いということもあるのだろう。 もう30年近くも悩まされ続け、昨年の腰痛発症もあり、ストレッチをすることでしか改善できないと今更ながら認識したので今年春からは定期的にストレッチを行って何とか緩和しつつある。   大学生時代はリュックを使っていた。30年前のこ

新品服の量産無しでは存続できないサステナブルブランド

2022年6月24日 トレンド 0

長らく在庫処分店の手伝いをさせてもらってきた。またそれ以前からも別の在庫処分店とも交流をいただいてきた。 いまだにオフプライスストアと在庫処分店の区別ができないのだが、経営母体でいうなら、在庫処分店は小規模零細業者が多く、オフプライスストアは大手企業が運営しているという違いを感じる。 以前にも書いたが、2000年代半ばに鳴り物入りでオープンしたなんばマルイだ

バブル崩壊以降2007年まで「安くない衣料品」のブームが頻繁に起きたという話

2022年6月23日 トレンド 1

4月に「ジャパンファッションクロニクル 1945~2021」という本を買った。 1945年(敗戦)から昨年までの日本のファッションの歴史を10年ごとの編年体でまとめてある本だ。つぶさに最初から最後まで一字一句ことごとく読了したというわけではないが、各年代でのファッション関連のブームが正確に記載されていて資料的価値はあると判断できる。 これを見ながら、改めて考

ユニクロの今秋冬値上げで離れた客が古着に移るということはあり得ない

2022年6月22日 ユニクロ 1

以前に書いた内容と重複するところもあるが、今回発表されたユニクロの値上げについてである。実際の売れ行きに影響しないようによく考えられた値上げプランだと思う。 これに対して大手メディア、業界メディアともに「ユニクロ値上げの衝撃」とか「ユニクロ離れで古着ブームが加速」などと煽る論調がほとんどだが、疑問しか感じない。 長年業界メディアにおり、その後は一般の大手メデ

最近立ち上がったタレントブランド・インフルエンサーブランドが短命で終了する理由

2022年6月21日 トレンド 0

有名タレント、インフルエンサーブランドの寿命は例外を除いて概して短い。 個人的には昔から読モブランド、タレントブランド、インフルエンサーブランドには全く興味がないが、2010年代半ば以降に立ち上げられた有名人ブランドは、2000年代の有名人ブランドよりも寿命が短いものが多いと感じる。 伊藤千晃、自身のブランド無期限休止「新たな活動に向けての決断」 | ORI

SPAブランドとネット通販の普及で「セールの早期化議論」は無意味になった

2022年6月20日 お買い得品 0

数年くらい前からすっかり忘れ去っていた業界キーワードの一つに「バーゲン開始の早期化」がある。 実はほんの数日前まですっかりと忘れ去っていた。なぜなら当方はもう夏冬のバーゲン開始日に店頭に行くことを2018年ごろからしなくなったからだ。 正確にいうと、夏のバーゲンはもっと以前から興味を失っていて、冬のバーゲンの開始日に店頭に行かなくなったのが2018年正月から

素材の備蓄の上に成り立っていたアパレルブランドのクイックレスポンスの脆さ

2022年6月17日 製造加工業 2

遅ればせながらの報告になるが、6月15日から20日まで阪急うめだ本店9階催事場で行われているイベント内にテキスタイル・マルシェが出店している。 縫うを楽しむフェスティバル | 阪急うめだ本店 | 阪急百貨店 (hankyu-dept.co.jp)   と言っても規模は小さく、アイピーテキスタイル、大江、林与、松尾捺染のいつもの4社である。 2019

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