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人工皮革&合成皮革は「エコレザー」ではない
2021年3月15日 未分類 0
最近、エコ・エシカル・サステナブル・エスディージーズが過剰に流行している。 本来、この4つの言葉は意味が違うが、はっきり言ってごちゃ混ぜで使用されているのが今の現実である。 だが、一部のトラウデン何某を除いて大多数の消費者は利便性・経済性が担保されない限りは、そんな冠を付けてもわざわざ買おうとは思わない。 これを「冠さえ付けたら売れる」と思い込んでいるメーカ

コスパオブザイヤー2020を発表してみる
2020年12月29日 未分類 1
年内は今日で最後の更新にしようと思う。 今日は、お気楽に今年買った服の中から「コスパオブザイヤー2020」をご紹介したいと思う。 まず、今年の買い物状況だが、正月バーゲンはいつもの通りだったが、新型コロナ感染の影響から3月~5月までの長期店舗休業が相次いだ。 当方は地方に住んでいるので、4月17日~5月の連休明けまでがほとんど店舗で買えなかった

季節先取りの「先物買い」という消費行動は今後もどんどん廃れる
2020年12月18日 未分類 2
もう何度も書いているが、自分が初老になったこと、洋服をたくさん所有してしまっていること、などが原因で若い時のように洋服に対する強い所有欲は薄れてしまっている。 たしかに、今でも毎月何枚かユニクロかジーユーの値下がり品を買ってはいる。 しかし、20代・30代のころのように「来月はあのブランドのあれが欲しい」という強い欲求が無くなっている。一つには加齢と慣れによ

岐阜のメンズカジュアルメーカーを軽く・浅く紹介してみる
2020年11月12日 未分類 7
前回も書いたように、繊維・ファッション業界というのは、全分野を網羅して知っている人はほとんどいない。恐らく皆無ではないかと思う。 原料(川上)→メーカー(川中)→小売店(川下)という縦方向の知識の断層はもちろんのこと、横方向でも販路が異なればまったくと言っていいほど、他分野のことは知られていない。 ・肌着の人は一般アパレルのことはほとんど知らない ・百貨店向

アパレルのいう「直貿」に結局は中間業者が介在している現実
2020年10月30日 未分類 3
利益率を高めるために中間業者を排除しようという動きが国内アパレル業界に広がっている。 国内アパレルは自家工場や自家工場とほぼ変わらないほどの契約工場を持っている場合もあるが、90年代以降に成長した新興アパレルの多くは工場を持っていたり、契約したりしていなくて、それを商社の製品事業部(要するにOEM・ODM担当)やOEM会社・ODM会社、振り屋と呼ばれる人たち

スモールサイズの服もキングサイズの服も需要総数はそんなに多くない
2020年10月27日 未分類 2
以前にも書いたが、ビッグサイズ・ルーズサイズの場合、袖丈の長さは別として、身幅や肩幅はあまりサイズによって差が出にくい。 例えば、Mサイズを着てもダボっと見えるようなビッグサイズの場合、これをLサイズに変えたところで見え方は「同じようにダボっとしている」である。 実際にネット通販でサイズ表を見ると、MサイズとLサイズでは身幅で3~5センチ、肩幅で1・5~2セ

レナウンの5ブランドが小泉グループに事業譲渡
2020年8月24日 未分類 1
もうご存知の方も多いだろうが、レナウンのブランド譲渡先がいくつか決まった。 レナウン 小泉グループと「ダーバン」「アクアスキュータム」など事業譲渡契約締結 https://senken.co.jp/posts/renown-koizumi-200821 民事再生手続き中のレナウンは21日、小泉グループの事業会社である小泉アパレルとの間で「シンプ

「美しい物語」でマス向けの洋服ビジネスは成り立たなかったJクルーの破綻
2020年5月22日 未分類 0
アパレルビジネス、ファッションビジネスに「美しい物語」は必要不可欠だが、「美しい物語だけ」では経営は成り立たない。 アパレルビジネスはどんなに理屈をこねても「服という『物』を売ってナンボ」である。 セミナー講師業のように形のないものを売って成り立っているわけではない。洋服レンタルはどちらかというとサービスを売る要素が強いように思うが、それでもメディアで騒がれ

シルバー層顧客しかいなくなったレナウンが再浮上することは難しかった
2020年5月19日 未分類 2
レナウンがついに経営破綻した。 よく「倒産」と書かれているが民事再生法は倒産ではない。経営破綻ではあるが。 民事再生法を申請すると、これから新スポンサーを探すことになる。スポンサーが見つかれば出資されてレナウンは再スタートを切れるし、スポンサーが見つからなければ破産整理されて本当に倒産してしまう。 簡単にいうとこういう流れになる。 だからレナウンは現時点では