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南充浩 オフィシャルブログ

デザイナー

学生服業界を取り巻く難問の数々

2021年10月5日 デザイナー 2

ちょっと告知を。 フェイスブックのアカウントが2つとも1か月間凍結されてしまったので、フェイスブック友達の皆さんは、定期的に11月4日まではブログを見に来てください。(笑)(11月4日にはこの部分は削除します) 本題。   自分がやむを得ず独立してしまったのは11年前のことになるが、その時点でも繊維業界記者歴は13年くらいは経過していた。当方のよう

低価格衣料品でも楽しめるのならそれで良いんじゃないの?

2021年10月1日 メディア 3

服というのは、人間は全裸では暮らせないから必需品であると同時に、見映えを実物以上に良くする・悪くするという効果もある。 必需品であり嗜好品でもあるというめんどくさい存在だといえる。 だからこそ、それについての論争も多く、だいたいは交わらない平行線となってしまっている。 もちろん、食品にも同様のことがいえるが、こちらは何となくコンセンサスが取れており、住み分け

外資低価格ブランドの公式アプリ利用率はかなり低い

2021年9月21日 ネット通販 0

衣料品関連を専門としていると、最近はEC(いわゆるネット通販)の話を聞くことが多い。 衣料品業界人やIT業界人はネット通販に過剰な期待をかけている人が多いように感じるが、大衆向けを狙うブランドには過剰な期待は不要だと感じる。 一方、IT愛好家向けとか少数のコアなファンだけで成り立つ小規模なブランドはそういうネット通販に特化してもやれるのではないかと思う。 先

目新しい要素がないと洋服は売れにくいという話

2021年8月4日 ユニクロ 0

我が国日本だけに限らず、成熟社会となれば、バブル期や高度経済成長期のように洋服がドンドン売れるということはなくなる。 何せ、来月着る服がないなんてことはよほどの特殊事例を除くとあり得ないからだ。昨年買った服を着れば過ごせるという人がほとんどだろう。 そうなると、「五適(適品・適量・適時・適価・適所)」の精度を高めたマーチャンダイジングが必要になり、それを立案

ファーストリテイリングへの大逆風が吹き始めたと感じているという話

2021年7月29日 ユニクロ 0

財務内容とか、決算分析とかは別として、久しぶりにファーストリテイリングに対してかなり強い逆風が吹き始めたと感じる。 ちょうど20年前の2000年ごろにもフリースブームの反動からくる大幅減な減収があったが、あの時に近いくらいの悪いムードを感じる。 もちろんあの当時とは財務内容とか商況とかは全く異なるし、「ムードを感じる」というくらいなのだから、当方の個人的な感

計画未達だった今夏のユニクロとジーユーから学べる事跡

2021年7月19日 ユニクロ 3

言うまでもなく、当方はオッサンなので、あまりレディース服売り場をしげしげとは見ない。 まかり間違ってレディース服ブランドから仕事の依頼があればしげしげと見る。何せ業界紙記者時代はレディース下着の担当も2年くらいやっていたくらいである。 しかし、今はそんな仕事の依頼もなく、リサーチと趣味を兼ねて、売り場をざっと見渡したあとは、自分が着用できるメンズ服売り場で物

「定番服」であっても必ずトレンドには左右される

2021年4月5日 トレンド 3

今回は、メディアや経営コンサル界隈で注目されている「アパレルは定番を長く売り続けろ」ということについて考えてみたいと思う。 この論の根拠となっているのが、ユニクロやワークマンである。 だが、多くのメディアや経営コンサルはアパレルの商品をあまり見ていない。特定の商品の良し悪しを議論することはあるが、それが昨年物や一昨年物と比べてどうか?というところまでは考えな

消費税分の値下げまで待ってからユニクロで買い物をした話

2021年3月19日 お買い得品 1

3月12日からユニクロとジーユーが消費税込みの表記に変更した。 散々多くのメディアで触れられているが、実質的に消費税分を値下げしたこととなる。 識者やメディアからはあまり言及されないが、12日までの買い控えがあったのかどうかは個人的に物凄く気になる。 2月末くらいなら、もうすぐ売り切れそうな品番なら気にせずに買う人も多かったのではないかと思うが、例えば3月1

逆張りをするメディアの報道によってユニクロの強さが浮かび上がる

2021年3月2日 メディア 0

ニュースの原則というものは、当たり前でないことを報道することである。 例えば、赤信号では必ず止まるということを報道してもニュースにはならない。当たり前だからだ。しかし、赤信号で止まる自動車が少ないということはニュースになる。 普通、靴を履くときは、靴擦れ防止の意味もあって靴下を履く。だから、靴下を履いて靴を履いている人のことはニュースにはならない。だから某ア

自分がユニクロの値下げ品でそこそこ満足するようになった理由

2021年1月13日 お買い得品 1

相変わらず、ユニクロの商品について褒めると、一定数のアンチが沸き上がるようで、年末年始もそんな光景がツイッター上で見られた。 しかし、国内ユニクロの売上高を見ると、アンチな意見はノイジーマイノリティなのではないかと感じる。 当方も2020年下半期に買った服はユニクロとジーユーの値下げ品ばかりである。あと、そこにアダストリアの値下げ品が加わるだけで、2020年

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