ユニクロ
ユニクロの今秋冬値上げで離れた客が古着に移るということはあり得ない
2022年6月22日 ユニクロ 1
以前に書いた内容と重複するところもあるが、今回発表されたユニクロの値上げについてである。実際の売れ行きに影響しないようによく考えられた値上げプランだと思う。 これに対して大手メディア、業界メディアともに「ユニクロ値上げの衝撃」とか「ユニクロ離れで古着ブームが加速」などと煽る論調がほとんどだが、疑問しか感じない。 長年業界メディアにおり、その後は一般の大手メデ
ユニクロが値上げを発表した5品は市場にほとんど影響を与えなさそう
2022年6月14日 ユニクロ 1
先日、今秋冬物からユニクロの商品の一部値上げが発表された。 これ以外にもまだ値上げがあるかもしれないが、今のところは不明である。発表内容はメディアによって若干の総意があるが、正確な内容はこの報道ではないかと思う。 ユニクロ、22年秋冬は定番ダウンやフリースを1000円値上げ ウルトラライトダウンは5990円から6990円に、毛足の長いフリース“
ジーユーと国内ユニクロは停滞期にさしかかっているのではないか
2022年4月19日 ユニクロ 5
「月満つれば則虧(か)く」という言葉がある。 満月になれば必ず欠けていくという意味で、盛者必衰である。個人的にはどんなに優れた商品やブランドでも規模の拡大には上限があると思っていて、無限成長はあり得ないと思っている。 国内のユニクロとジーユーもそのような状態にさしかかったのではないかと当方は見ている。 男性消費者としての立場で言えば、ユニクロのメンズは21年
国内ユニクロの不振は商品のネタ切れ&マンネリによるところも大きいのではないか
2022年4月5日 ユニクロ 2
2022年3月度の月次速報がある程度出そろった。 身の周りの体感的なことでいうと、3月中旬から下旬にかけてマンボウが解除された。この前後から如実に都心の人通りが増えたと感じている。 2月末の時点では梅田都心商業施設もガラガラだったが3月に入るとある程度の入店が回復している。 気温面では、関西では3月10日くらいからいきなり気温が上がり、中旬から下旬にかけては
ユニクロは「月満つれば則ち虧(か)く」という状態になったのではないか?
2022年2月4日 ユニクロ 1
国内では単独ブランドとしては最大の売上高を誇り、靴下や肌着などを含めると、ほとんどの人が1枚は買ったことがあるのがユニクロである。 それは依然として変わらないが、2021年後半からムードは変わったと感じる。 それまで絶対王者として君臨していたユニクロだが、少し勢いは無くなり、人心も少しだけ離れつつある。 もちろん、売上高が急減するとか、経営基盤が揺らぐなどと
年頭雑感と昨年を振り返って ~ユニクロの勢いが無くなってきたと感じる話~
2022年1月5日 ユニクロ 3
あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。 今回は年初の雑感でも。 国内でいうと、最大手のユニクロだが、昨年下半期くらいからちょっと今までの無敵状態ではなくなってきたと感じる。2022年の経過如何では、2023年以降国内売上高がコロナ禍原因以外で減少に転じる可能性も秘めていると感じる。 理由はいくつかある。 1、通常ラインのベーシック偏重
ヒートテックのプラパック入りがひっそりとしかし大々的に売り場で復活していたという話
2021年12月6日 お買い得品 3
華々しく発表され、報道されたものでも、その後どうなった?というものも多い。 特に業界メディアではそんなのが多く、華々しくデビューは報じられたが短期間でひっそりと消えたブランドや施策は数多くある。というかそんなものの方が多いというのが30年間見てきた感想だ。 華々しく業界メディアで特集された2週間後くらいに倒産した会社なんていうのもいくつもある。
「コロナ自粛解禁」「感謝祭」「+J投入」の3大要因が揃っても前年割れしたユニクロの11月度
2021年12月3日 ユニクロ 3
昨年の秋冬物から少し感じていたが、今春夏その感想はさらに強まり、今秋冬物ではもっと強まっている。 何かというと、デザイナーコラボを除くユニクロの通常ラインのメンズ商品がつまらないということである。 もちろん、業界にはいまだ根強く「ユニクロ=実需品」という信仰を固く守った原理主義な方々もおられるが、国内ユニクロの売上高が8000億円規模にまで成長したのは、ファ
ファクトリーブランドの商品説明文にありがちな悪例
2021年11月9日 ユニクロ 0
衣料品の製造加工工程が海外移転してから、国内の製造加工場は受注量の減少をカバーするために自社オリジナルブランド、いわゆるファクトリーブランドのようなものを立ち上げ始めた。 自活のためには当然ともいえる施策ではあるが、生地製造や染色、縫製という分野においてはプロだが、こと「オリジナル製品」を作るとなると、必要とされるノウハウは足りない。また、製品の営業や販売に