デザイナー

服作りが好きな人は「儲けること」を考える必要がある
2020年6月26日 デザイナー 0
先日、タイトルが表示されたが、クリックせずに華麗にスルーした記事がある。 アパレル苦境下で200%伸びたブランドの正体 https://toyokeizai.net/articles/-/357339 タイトルがいかにも胡散臭い。経済系メディアでよくありがちな見出しである。この手の記事はだいたい、大手とは比較対象にならないくらいの

ZARAは1200店閉店するわけではないし、日本だけで300店舗閉鎖するわけでもない
2020年6月17日 メディア 0
少し前の記事になるが、「記事を読まずにコメントする人が6割」という記事が掲載された。 2016年のことである。 記事読まずにコメント6割 「タイトルだけで反応」のネット民 https://www.j-cast.com/2016/06/27270820.html?p=all ツイッターやフェイスブックといったSNSユーザーの約60%が、ニュースの

老舗大手アパレルと大手広告代理店
2020年4月1日 ネット通販 1
いまだに複数の老舗大手アパレルメーカーと付き合いがある。 付き合いがあると言っても、おえらい先生方のように高額な仕事を受けているわけではない。せいぜい、幹部と雑談するか、取材させてもらう程度である。報酬はサンプル製品を1つか2ついただく程度である(笑)。 ほとんどの大手メーカーとは業界新聞時代から断続的に付き合っていただいているのだが、ほとんど

続・メディアの報道はあてにならないと思った話
2020年3月19日 メディア 1
先日、シティーヒルの経営破綻について「メディアの報道はあてにならない」と書いたが同じ時期にもう一つそう感じさせる事態があった。 シティーヒルの経営破綻に見るメディア報道の当てにならなさ シティーヒルは2016年以降、ネット通販の成功企業の一つとして業界メディア、経済メディア、で急速に再注目された。 先日のブログにも書いたが、EC売上比率が高かっ

フォーエバー21が破綻したとしても低価格ブランドは無くならない
2019年9月9日 メディア 0
先日、アメリカ村を歩いていたらまた新しいタピオカ店がオープンしていた。 タピオカ店の増殖ぶりは驚くほどである。 で、ドトールに入ると、ここでもタピオカドリンクの販売が始まっていた。恐るべし第三次タピオカブーム。 タピオカブームはすでにピークを越えたという見方があるが、少し前までは、確実にどのタピオカ店も行列ができるほどの盛況ぶりで、以前にも書い

客数の減少を客単価増で補おうとする「しまむら」
2019年9月4日 メディア 0
同じ事実でもメディアの書き方で印象が異なる事例は多い。 例えばこの事例。 しまむらの8月度売上速報が発表された。まずは事実だけを見て行こう。 既存店売上高0・6%増 全店売上高1・4%増 客数3・8%減 客単価5・4%増 となっている。 しまむらは客数、客単価は全店ベースで、既存店ベースは発表されていない。 月次売上速報というのは基本的に昨年の同じ月と比べて

不便なマニア向け商材が大衆に再び支持されることはない
2019年8月7日 トレンド 0
今夏はレーヨン素材の開襟シャツが大流行している。 とくにメンズだとこれまで夏の半袖シャツといえば、麻か麻混がほとんどだったからレーヨンは目新しい。 当方も激安品を5枚くらい買ったが、ブランドによって生地の薄い厚い、糸の太い細いがあって、よく見るとそれぞれ素材感が微妙に異なる。 で、このレーヨン生地だが、もともとのレーヨン生地というのは洗濯をすると紙屑みたいに

ワークマンと無印良品の現状をユニクロと比較するのは無理がある
2019年8月1日 メディア 0
あまり話題にならないが、無印良品を展開する良品計画の2020年2月期連結第1四半期決算は、増収ながら大幅減益となった。 良品計画の決算は、会計基準の違いから少し通常の国内企業とはフォーマットが異なる。 売上高にあたる営業収益は1123億2800万円(対前期比5・5%増) 営業利益 103億5400万円(同22・3%減) 経常利益 96億300万円(同28・6

しまむらに復調の兆しは見えない
2019年7月30日 メディア 0
どの分野にしても、メディアや識者にはポジショントークが多い。 もちろん、繊維・衣料品業界もポジショントークで溢れている。 例えば、この記事。 しまむら 復調まで「もう少し」 短納期商品増やす https://senken.co.jp/posts/shimamura-190723 7月23日に掲載されている記事だが、復調までもう少しとはとても思え