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南充浩 オフィシャルブログ

メディア

「センス」と「感覚」だけでのブランド運営はすぐに行き詰まる

2018年6月25日 メディア 0

先日、雑貨ショップASOKO南堀江店が5月20日に閉店した。 入店していたビルの耐震補強工事が閉店の理由だそうだ。 ただ、もしすごく売れ行きが好調なら、工事終了後に再開するだろうから、それがないということは再開するほどの旨味がなかったのではないかと思う。 先日、アメリカ村を通ったら、雑貨ショップ「フライングタイガー」アメリカ村店を久しぶりに見た。 オープン当

細分化して「併存型」になったファッショントレンド ~消費動向の変化~ 

2018年6月22日 トレンド 0

今回初めて、現代ビジネスというウェブメディアに寄稿させてもらった。 ヒットが出ない…!アパレル業界「トレンドの崩壊」はなぜ起きたか http://gendai.ismedia.jp/articles/-/56185 という記事で、この20年間の総まとめみたいな感じである。 48歳のオッサンになって、過去の業界やファッション消費の動向を振り返ると、現在と若い頃

女性ファッション雑誌の凋落 販売部数17万部強でリンネルが首位になるレベル

2018年5月15日 メディア 1

最近、さっぱり興味が湧かなくなったものの一つにファッション雑誌がある。 当方はもともとレディースのファッション雑誌にはまったく興味がなく、仕事以外では読むこともなかった。 一方、ファッション雑誌を読むのは完全に娯楽であり趣味だと思っていたことと、大学を卒業するまでまったくファッションに興味がなかったため、メンズのファッション雑誌は興味を持って読んでいた。 2

ポップアップストアのメリットとデメリットはここ

2018年3月29日 メディア 0

どんなものでもそうだが必ずメリットとデメリットがある。 ポップアップストア(期間限定出店)も同じだ。メリットとデメリットがある。 先日、岡山県津山市のネクタイ縫製工場が自社ネクタイブランド「笏の音」のポップアップストアを阪急メンズ館うめだで開催していたので、覗きに行ってきた。 フェイスブックでお友達になっていたので、一度お会いしようと思ったわけだ。 1万円の

ZOZOはそれほど大衆に知られていないし支持もされていない

2018年3月22日 トレンド 2

物事を考える場合いはミクロな視点とマクロな視点が必要になる。 ミクロとマクロが両輪で必要なのは何も経済学だけのことではない。 衣料品業界だってミクロとマクロがある。 業界人の多くが注目しているのはたいていがミクロな現象である場合が多い。 これが80年代とか90年代なら、それこそ、わけのわからん業界人が注目したといわれるちっぽけな裏原宿の店がブームになることも

スニーカービズってなんで私服警官みたいな服装を提案してんの?提案する側はアホなの?

2018年3月7日 トレンド 0

健康増進のためにビジネスでもスニーカー着用というスニーカービズが提唱されているが、意味がわからない展開になっている。 提唱した行政はもとから服装のことなんてちっともわかっていないのは当然として、受けている衣料品業界、靴業界もなぜか「本来は」服装のプロであるはずが、ネクタイ着用のかっちりとしたスーツにナイキやニューバランスなどのオーソドックスなスニーカーを合わ

H&MとCOSの比較なんて店舗数も価格帯も違うから意味がない

2018年3月1日 メディア 0

比較対象の基準がおかしなアパレル業界記事は日本のメディア内では日常茶飯事である。 アパレルブランドの自社EC売上高比率の記事では、なぜかユニクロは外されている。 これはまた別に書いてみるが、アパレルブランドでもっともEC売上高が大きいのがユニクロである。 今期は500億円前後まで成長すると考えられ、単に「EC比率が低い」というだけの理由でユニクロを軽視するの

アパレルブランドの広告が失敗する理由

2018年2月19日 メディア 0

アパレルブランドにとって広告は必要不可欠なもので、ブランド側はもう何十年も出稿し続けているわけだから、本来はすごく広告に詳しいはずである。 しかし、業界紙、編集プロダクションで勤務した経験上でいうと、そういうブランドはほんの一握りしかない。 多くのブランドは、惰性とお付き合いと「何となく」で出稿している。 そしてそれらは広告代理店にお任せである。 例外的な少

怪しさと矛盾点が際立つプライベートブランド「ゾゾ」の発表

2018年2月1日 ネット通販 0

ようやく、延び延びになっていたZOZOTOWNのプライベートブランド「ZOZO」の一端が発表になった。 どんな商品なのかなと一応興味を持って外野から眺めていたが、第1弾はTシャツ(1200円)とジーンズ(3800円)だと判明し、正直期待外れだと感じた。 価格面でいうと、ユニクロに合わせてきたという感じだが、体型測定スーツ「ZOZOSUIT」で得られることにな

メディアの「何でもユニクロ病」「何でもゾゾ病」はミスリードを引き起こすだけ

2018年1月30日 メディア 0

仕事らしい仕事にもなっていないのに、一応、衣料品関連の記事は目につく限り読むようにしている。 繊維・アパレル業界はそれはそれなりに混迷し続けているが、記事を読んでいるとメディア側も相当に混迷している。 というか、メディア側は少なくとも20年前から混迷していて、ステレオタイプの紋切り型の報道が多い。 今のメディア側のトレンドでいうと、「なんでもユニクロ」「なん

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