MENU

南充浩 オフィシャルブログ

メディア

メンズジョーカーの大幅な部数減少に驚いてしまった話

2019年2月21日 メディア 0

メンズファッション雑誌の「メンズジョーカー」が2月9日発行号で休刊となった。     雑誌の休刊というのは実質廃刊であり、休刊から復活した雑誌というのはほとんど見かけない。 創刊は2004年4月なので、15年弱発行していたことになる。 休刊の理由は部数の減少だそうだが、儲かっているなら発行を続けている。恐らくは部数の減少による採算の悪化だ

ファッションメディアの「期待」なんてあんまり当てにならない

2018年9月28日 メディア 0

ファッション系メディアの「期待」なんてあんまりあてにならないと改めて思う。例えばこのニュースである。   「フレッド シーガル」神戸店閉店 オープンからわずか1年半 https://www.wwdjapan.com/700109   オープン時に「期待」を煽るような報道がなされていたが、結果はこれだ。   少し前だとアバクロ銀座

差が付き始めたユニクロとしまむら

2018年9月10日 メディア 0

朝からブログの調子が悪くて作動しにくいため、今日はこちらで全文をアップする。復旧してからそちらに移行したい。 ユニクロの国内店舗数が800店を下回ったことが話題となっている。ピーク時に834店あったのが、今では784店まで減少しており、ピーク時よりも50店減少したことがわかる。その一方で、売上高は増え続けており、2017年8月期で8000億円を越え、2018

ブランド休止とウェブサービス休止じゃぜんぜん意味が違う

2018年8月31日 メディア 0

最近、D2Cブランドを過剰に報道するメディアが増え、逆にそれはブランドを殺すことになりかねないと思う。 ところでD2Cの「2」ってナンヤネン。なんでTOって書かないのか。 O2OとかB2Cとか元素記号かよ。 O2Oなんか何かの酸素化合物かと思ってしまうわ。 正直言って、メディアが囃し立てるD2Cの定義もイマイチよくわからない。 トウキョウベースも含めた原価率

ZOZOのオーダースーツがホールガーメントで作られるという完全なるミスリード

2018年7月6日 ネット通販 1

スタートトゥデイがオーダースーツを開始することが発表された。 生地が伸び縮みして多少のサイズ違いなんてどうとでもできるTシャツとは異なり、メンズのスーツ、ワイシャツというのはそれこそ「ミリ単位」は大げさでも「1センチ単位」での正確さが要求される。 首回り39センチの男が、40センチのワイシャツを着るのはひどくだらしなく見える。 それほどの精度が求められる。

「センス」と「感覚」だけでのブランド運営はすぐに行き詰まる

2018年6月25日 メディア 0

先日、雑貨ショップASOKO南堀江店が5月20日に閉店した。 入店していたビルの耐震補強工事が閉店の理由だそうだ。 ただ、もしすごく売れ行きが好調なら、工事終了後に再開するだろうから、それがないということは再開するほどの旨味がなかったのではないかと思う。 先日、アメリカ村を通ったら、雑貨ショップ「フライングタイガー」アメリカ村店を久しぶりに見た。 オープン当

細分化して「併存型」になったファッショントレンド ~消費動向の変化~ 

2018年6月22日 トレンド 0

今回初めて、現代ビジネスというウェブメディアに寄稿させてもらった。 ヒットが出ない…!アパレル業界「トレンドの崩壊」はなぜ起きたか http://gendai.ismedia.jp/articles/-/56185 という記事で、この20年間の総まとめみたいな感じである。 48歳のオッサンになって、過去の業界やファッション消費の動向を振り返ると、現在と若い頃

女性ファッション雑誌の凋落 販売部数17万部強でリンネルが首位になるレベル

2018年5月15日 メディア 1

最近、さっぱり興味が湧かなくなったものの一つにファッション雑誌がある。 当方はもともとレディースのファッション雑誌にはまったく興味がなく、仕事以外では読むこともなかった。 一方、ファッション雑誌を読むのは完全に娯楽であり趣味だと思っていたことと、大学を卒業するまでまったくファッションに興味がなかったため、メンズのファッション雑誌は興味を持って読んでいた。 2

ポップアップストアのメリットとデメリットはここ

2018年3月29日 メディア 0

どんなものでもそうだが必ずメリットとデメリットがある。 ポップアップストア(期間限定出店)も同じだ。メリットとデメリットがある。 先日、岡山県津山市のネクタイ縫製工場が自社ネクタイブランド「笏の音」のポップアップストアを阪急メンズ館うめだで開催していたので、覗きに行ってきた。 フェイスブックでお友達になっていたので、一度お会いしようと思ったわけだ。 1万円の

ZOZOはそれほど大衆に知られていないし支持もされていない

2018年3月22日 トレンド 2

物事を考える場合いはミクロな視点とマクロな視点が必要になる。 ミクロとマクロが両輪で必要なのは何も経済学だけのことではない。 衣料品業界だってミクロとマクロがある。 業界人の多くが注目しているのはたいていがミクロな現象である場合が多い。 これが80年代とか90年代なら、それこそ、わけのわからん業界人が注目したといわれるちっぽけな裏原宿の店がブームになることも

南充浩 オフィシャルブログ

南充浩 オフィシャルブログ