
ファッション性を強める作業服業界でワークマンの強みの1つは無くなりつつある
2024年2月15日 トレンド 1
ワークマンの下方修正と減益が話題となっているが、今後のワークマンは既存客層はさらに分散すると個人的には見ている。 もちろん、ワークマンがすぐさま赤字転落をするとか大幅減収に陥るとかいうことはあり得ないが、少なくとも急成長期は終わり停滞期に突入するのではないだろうか。 理由は、ワークマンのこれまでの強みがワークマンだけの物ではなくなりつつあるからだ。 ワークマ

「ファッション化」のデメリットが顕在化しているワークマンの業績下方修正
2024年2月9日 企業研究 2
ワークマンの下方修正と2期連続の減益が話題となっている。 しかし、このブログでは以前からファッション化を過剰に推進することはワークマンにとってはプラス面だけではないことを以前から書いてきた。 また、企業やブランドも無限成長し続けられるわけがないので、チェーン店全店売上高が1600億円に到達したワークマンもそろそろ停滞期に差し掛かってきたという見方もできる。

手袋はワークマンが圧倒的に低価格高品質だと感じた話
2024年1月29日 お買い得品 0
6~7年間使ってきたユニクロの中綿入り手袋がついに破損したことを少し前に書いた。 また、一昨年にダイソーで買った220円のニット手袋も購入後すぐに穴が開いて捨てることになった。破れたというよりも編み目が雑でそこからほつれてきたという感じの穴の開き具合だった。 そんなわけで12月後半から手袋を探すことになった。当方が手袋をはめるのママチャリで移動する際なので、

値引き販売がある通常のカジュアルブランド化しつつあるワークマン
2024年1月23日 お買い得品 0
仕入れたり製造した商品が値引き無しで売り切れることは商売の理想だが、現実はそう甘くはない。 上手くやってよほどの人気が出れば、小規模なうちは値引き無しで売り切ることも可能である。個店の人気パン屋とか個店の人気ブティックなんかがそれにあたる。 で、この個店人気パン屋や個店人気ブティックが店舗網を拡大し中規模チェーンになると、かならず売れ残り品が発生し、賞味期限

高機能であるがゆえに天候・気温要因で売れ行きが大きく左右されるワークマン
2024年1月15日 月次速報 1
世の中に弱点のない完璧な存在など無い。 必ず長所があり、長所こそは局面によっては短所になる。人であろうが企業であろうが同じである。 近年急成長を果たしたワークマンとて例外ではない。 年が明けて15日間が経過したが、暖冬傾向とは言いながらもさすがに寒い日もある。こうなると冬物衣料品の売れ行きは活発化しやすいが、昨年12月はクリスマス前の3日間を除いてはかなり暖

2023年に買ったお買い得品「コスパオブザイヤー2023」を並べてみる
2023年12月28日 お買い得品 0
年末ということで今日、明日のどちらかで仕事納めという企業も多いことだろう。 小売店は正月のかき入れ時に向かっての準備で忙しさを増すことだろう。体調に気を付けながらがんばっていただきたい。 で、各媒体で「今年買ってよかった物」を掲載しているので、当方も掲載してみたいと思うが、当方の買った物など知りたいと思う人はそんなにいないだろうから、完全なる自己満足な回顧録

既存店客数の減少が深刻化しているワークマン
2023年10月5日 月次速報 6
禍福は糾える縄の如し、とは何事にも通じる理である。 好調を呼び寄せる要因となった部分が、ある時点で反転して不調を呼び寄せる原因になってしまうことは世の中に珍しくない。 ワークマンに急成長をもたらした「一般向けカジュアル化」は、職人客の忌避と既存店客数の減少というデメリットが顕在化しつつある。 この傾向はすでに数年前から職人客に近い筋からは声として挙げられてい

ワークマンの防水スニーカー「ストームランナー」の防水性の高さを体験した話
2023年7月20日 商品比較 2
大阪とその周辺地域では昨夜の激しい雷雨によって猛暑が終了した。 本当にバケツをひっくり返したような凄まじい豪雨だった。雷が鳴っていたので長時間は降り続かなかったが。 最近は特に仕事の打ち合わせなどがなければ、雨の日は極力外出しないことが多いが、昨夜は久しぶりに豪雨の中を帰路についていたのだが、事前に天気予報で雨が降ることを知っていたので、あらかじめ雨の日用の

床革を使用したドライビングシューズに見るワークマンの巧妙さ
2023年3月23日 素材 3
各分野には昔から使われてきた「専門用語」が存在する。 ごく細かい差異で使う専門用語が異なることは普通にある。専門外の人間からすれば「使い分けなんてめんどくせーな。同じでええやんけ」となるが、わざわざ呼び名を変えているのはそれなりの存在意義があるからである。 ゆとり教育とか言われ始めたころの一時期、円周率3・14を3にして教えるとかいう意味のわからない取り組み