
ワークマンの防水スニーカー「ストームランナー」の防水性の高さを体験した話
2023年7月20日 商品比較 2
大阪とその周辺地域では昨夜の激しい雷雨によって猛暑が終了した。
本当にバケツをひっくり返したような凄まじい豪雨だった。雷が鳴っていたので長時間は降り続かなかったが。
最近は特に仕事の打ち合わせなどがなければ、雨の日は極力外出しないことが多いが、昨夜は久しぶりに豪雨の中を帰路についていたのだが、事前に天気予報で雨が降ることを知っていたので、あらかじめ雨の日用のいでたちで外出していたのである。
ズボンとTシャツは合繊素材の物、リュックは防水性の高い物、そして靴は今年5月に買ったワークマンの防水透湿を謳い文句にしているアスレシューズストームランナーを履いていた。
定価1900円である。
実は昨年4月にワークマンシューズがなんばシティにオープンした際に「後日買おう」と考えて、1か月後に店に行くと売り切れていた商品だった。
黒とブルーの2色展開だが、ワークマンのオープニングスタッフにも「カジュアルに使うなら黒の方が良いでしょうね。ブルーはカジュアルには合わせづらいと思います」とその当時にアドバイスをいただいていた。
28・0センチのサイズがすぐに売り切れてしまって、今年5月にようやく買えたという次第である。
SG280 アスレシューズストームランナー | ワークマン公式オンラインストア (workman.jp)
もう何十年もの間、雨の日に履く靴には悩んでいた。当方が幼少の頃、まだ現役だった祖父、父はスーツにゴム製の長靴を履いて出勤していたことを覚えている。
いつの間にか、スーツにゴム製の長靴を履いている人を見かけなくなった。
普通のスニーカーやビジネスシューズでは必ず浸水して、靴下がずぶ濡れになる。ずぶ濡れの靴下を履いたまま終日過ごすのはひどく不快である。
このブログでも書いたことがあるが、10年くらい前にネット通販でムーンスターの防水加工本革製のサイドゴアブーツを買ってそれを何年間か履いていた。アッパーの本革は確かに優秀で防水性が完璧である。超豪雨以外は浸水してこなかったが、ソールが雨の日は滑りやすくなる。ソールは濡れた場所に対応できるようなものでは無かったようだ。何度か濡れたマンホールの上で滑りかけたことがあった。
そんなわけで、アッパーの防水性は優秀だがソールに不満を持つサイドゴアブーツは一応は残しておいて、グリップ性の高い防水靴をほかに探し始めた。
コロンビアの「コンバースオールスターっぽい」防水スニーカーも試してみた。ソールのグリップ性は良いが、アッパーのキャンバス地は普通の雨なら弾いてくれるが、激しい雨にはあえなく浸水してしまった。
そこでようやく、今年5月にワークマンでこの防水スニーカーの28・0センチを買うことができた。
しかし、昨日までの間、何度か雨降りの日があったが、いずれも豪雨ではなく、ワークマンの防水性を確認することができずにいたが、はからずも昨夜の帰宅時に試すことになった。
結果からいうと、防水性はかなり高く、自宅に着くまでの間に靴下は全く濡れなかった。これは大した物である。
買ってすぐにツイッターにこのスニーカーをアップすると、10年くらい前にSNSで仲良くなった同年配男性の江島さんから「自分も同じ靴を持っています。雨の日には威力を発揮しますがクッション性が良くないからダイソーなどでインソールを買って入れると良いですよ」と教えていただいたので、何度か試着した後、ダイソーで110円の甲反発インソールを買ってきて靴の中に敷いた。たしかにインソールが無いとこの靴はクッション性が悪い。ナイキのエアナンタラやリーボックのインスタポンプフューリーの高クッション性に慣れきってしまった足には負担がかかる。
ダイソーの110円の高反発インソールでクッション性は少しマシになった。江島さんありがとうございました。
雨が降って靴が濡れるのは、まず靴先からである。靴先の防水性が高ければ浸水しにくい。しかし、それだけでは不十分で足の甲にも雨は降り注ぎ、アッパー素材から浸水してしまう。
これまで試したコロンビアのスニーカーも靴先の防水性は高かったが足の甲の防水性は大したことはなく、豪雨の場合はいつも足の甲から浸水して靴の中がグショグショになってしまった。
このワークマンのストームランナーは足の甲が合繊布帛でカバーされている。これが防水生地なのだろうと考えられる。薄い生地なので、どれほどの効果があるのか実際に試してみるまでは疑問を感じていたが、昨夜の豪雨でも足の甲から浸水が無かったことから考えると、かなり防水性が高いといえる。
おまけに濡れた床でもソールのグリップ性は悪くない。滑りそうになることはない。
1万円~2万円台の価格で探せば防水性に優れている上にカジュアルやフォーマルにも合わせられる靴は世の中に数多く存在しているのだろうと思う。
しかし、1900円という価格でこれほど高い防水性がある靴はワークマンのストームランナーくらいしか当方が知る限りにおいては存在しない。
ダイソーの高反発インソール代金を含めても2010円である。
2010円で昨夜の豪雨でも浸水しないのは破格の機能性だといえる。
難点を言えば、クッション性が悪いこと、スニーカーとしてのデザインが少しダサいこと、の2点が挙げられるが、クッション性の悪さは高反発インソールを別に買って敷くことで解決できる。デザインがダサい点の克服は難しいが、黒いストームランナーを選んでスポーツテイストの洋服でまとめればなんとか誤魔化せる範囲内だと思う。
雨の日にカジュアル服にも合わせられてしかも価格が安い防水スニーカーを探している方にはワークマンのストームランナーの黒がお勧めである。ぜひ一度試してもらいたい。
comment
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キム ゴンウ より: 2023/07/21(金) 11:21 AM
私も先日7/19の夜の大雨でこの靴の機能に助けられました。
これまではワークマンの厨房用の靴を雨の日用に使用していましたが
クッション性が無く、腰が痛くなっていましたが
この靴なら大丈夫でした。鈍感なもんで、中敷きも不要でございます。
ただし~ワークマンFINDOUTとかは隠したくなりますが…
業販系のアパレル製品は、以下の事をあきらめる必要があります
1.洗練されたデザイン
2.オールマイティな機能
1は誰しも購入時に妥協済。ところが2がねぇ・・・
LDKやらネットで業販品を騒ぐもんだから
期待値アゲアゲのまったん消費者が多くて困ります
ところが南サンのよーにインソール1枚入れる・
つまりチョット手を加えるだけで、ぐっと良くなる
こうした技術の特集記事がもっとあっていいと思います
マァ金持ちはアシックスの1.5万する
作業靴というふうになるんでしょうけどね
ただ、こうしてひと手間かける手間とカネを考えると
2流3流ネームの特売品と同じ価格になっちゃいますけどね