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南充浩 オフィシャルブログ

定価が1000円値上がりしたユニクロのギアショーツの昨年物と今年物を比較してみた

2023年7月19日 商品比較 0

大阪では今日から猛暑がおさまって、普通の真夏日になるようなのでホッとしている。ここ10年間くらいで最も猛暑日が少なかった夏になるのではないかと感じている。

2010年代後半と比べると、最高気温32度くらいまでは今年になってから冷房無しで我慢できるようになった。体質が変わったのかジジイになって暑さに強くなったのかはわからない。しかし、大量の汗をかくことは変わらないから、今夏もやはり分厚い綿の服よりは、合繊の吸水速乾素材の方が使い勝手が良い。

好き好きあるだろうが、実際に手持ちの分厚い綿100%Tシャツやズボンよりは、合繊の吸水速乾素材のTシャツやズボンの方が汗で濡れても速く乾く。これは身をもって体験した。

 

2017年夏頃から世の中の半ズボンブームに遅ればせながら乗っかって真夏は半ズボン生活をしていたのだが、今年夏は「若者の半ズボン離れ」というトレンドと、腰痛防止のために極力半ズボンを穿かないで過ごしてきた。

余談だが、2020年8月に酷い腰痛を発症し、2021年以降は再発することなく現在は不自由なく日常生活を送っているのだが、筋肉の奥底に重い物が常に残っているような感じが続いている。そこで今夏は寝る時に半ズボンを穿くのをやめて、長ズボンを穿いて寝るようにしたところ症状がややマシになったと感じている。やはり脚を冷やすことはよくないようで、それもあって昼間も極力半ズボンを穿かないで何とか今日まで過ごしてきた。

以上余談終わり。

そんな半ズボン離れをしている当方だが、連日の猛暑によって昼間は半ズボンを穿こうかと思い始め、3連休の昼間は半ズボンで過ごした。

2017年にブームに乗っかる形で初めてユニクロで990円に値下げされた半ズボンを買ってみたのだが脚が冷える以外は非常に快適だった。そのため、いろいろとユニクロの値下げ品、ジーユーの値下げ品を買って累積で10枚以上も半ズボンが貯まってしまっている。

当初は綿素材好きなので綿素材半ズボンばかりを買っていた。薄手生地もあれば厚手生地もある。ベルシュカの厚手デニム生地半ズボンなんて物も1200円に値下がりしたので思わず買ってしまったほどである。

そして昨年夏になると、もうこれ以上試しに買ってみるべき綿素材半ズボンが無くなってしまった。薄手生地あり厚手生地ありである。花柄プリントもあれば、黒、紺、グレー、黄土色、オリーブグリーンとカラーもそろっている。なんならエメラルドグリーンなんていうアクセントカラーの半ズボンまで持っている。

そこで昨年、いろいろと評価の高かったユニクロのナイロンギアショーツの黒を買ってみた。

当方の嫌いなタイプのズボンは、

1、前開きでない

2、ベルトループが無い、またはベルトの調節機能が無い

3、ポケットの数が極端に少ない

という物である。

ナイロンギアショーツは、これら3つをクリアしていた。ベルトループは無いが、内蔵されているストラップでウエストサイズを調整して、ベルトのように前でパチンと止める形状である。

定価1990円が期間限定値下げで1290円になった時に、黒無地を買った。

素材組成はナイロン100%である。綿よりも薄くて軽くてソフト感があった。ポリエステルより吸水性があり、おまけに綿よりは乾くのが速い。

そのため、昨年夏はもうほとんどこのナイロンギアショーツばかり穿いて過ごしていた。半ズボン着用時の恐らくは8割くらいはこのギアショーツを着用していただろう。

 

ただ、黒無地1枚をずっと着用し続けるというのもいかがなものかと思っていたので、今夏はギアショーツの別色を買おうと固く心に決めていた。

そして、先日、ギアショーツのオリーブを購入した。定価2990円が1990円に期間限定値下げされたからである。

 

 

定価は昨年よりも1000円値上がりしている。

今回は変更点はどこなのかを比較しながら見てみたい。

 

形もポケットの数も全く変わっていない。前ポケット2つ、尻ポケット2つに目立ちにくいが両腿横にカーゴポケットがある。

グラ〇ッチのクライミングパンツよろしくベルトレスでストラップが内蔵されている。

 

違っている点は2か所。

今年物のギアショーツは、

1、左右の尻ポケットはスナップボタン無しの単なるポケットになっている

2、両腿横のカーゴポケットはファスナー付きで開閉できるようになっている

である。

要は昨年物のギアショーツの尻ポケットにはスナップボタンがあり、両腿横のカーゴポケットはフラップだけでファスナーもボタンも無かったという話である。

(尻ポケット比較)上・昨年物 下・今年物

 

 

(カーゴポケット比較)上・昨年物 下・今年物

この仕様変更は何のためなのかはちょっと分からない。穿き比べてみた感想で言うなら、変えても変えなくてもどっちでも良かったというのが本音である。副資材を節約したとも思えない。スナップボタンは2か所廃止されたが代わりにファスナーが2か所増えている。だから単純に副資材を減らしてコストを削減したわけでもない。

個人的な感想を言うなら、フラップカーゴポケットにファスナーは要らなかったのではないかと思う。昨年のボタンもファスナーも無かったカーゴポケットで何の不便も無かったからである。

とはいえ、ギアショーツは良い商品だという点は変わらない。素材の機能性も良いし、半ズボンとしてコーディネイトしやすいデザインである。

ただ、定価2990円には抵抗感を感じる人が多いのではないかと思うが、季節商品なので今後1990円に値下げされることがあるので、その際に買うことをお勧めする。

 

最後にオリーブグリーンの商品を買う際に注意していただきたい点を1つお伝えする。

ユニクロに限らず、どのブランドの商品にも必ず「色番号」が存在する。商品の下げ札に必ず色名と番号が書かれている。例えば「黒09」とか「ブルー64」とかそんな具合である。ネット通販でも色名と色番号が掲載されていることが多い。

で、色名が同じでも色番号が異なるという場合が各ブランドにはたまにある。

例えば「グレー24」「グレー31」が同じ商品で同時に存在する場合がある。

ユニクロのギアショーツにもそれが存在する。オリーブグリーンに57番と56番が存在するのである。これは昨年夏物でも56色と57色は混在していたのだが、今夏店頭で並んでいる商品の中にも「昨年の夏物の在庫だと考えられる56番オリーブ」が混じっている店がある。実際に当方が買った店は混じっていた。

56番オリーブは通常正規製品の57番オリーブと何が違うのかというと、

1、全体を構成するナイロン生地の風合いと色合いが少し異なる

2、左右の前ポケットの袋地がメッシュではなくて綿100%の布帛である

という2点である。

まず、1についていうと、少し綿ライクで少し生地が厚くザラザラした触感になっている。そのため、オリーブグリーンの色合いが少し異なる。綿素材古着が好きな方は56番オリーブの生地感の方を好むのではないかと思う。当方も56番オリーブを買いかけた。

しかし、当方にとっての難点は2である。

夏場は大量の汗をかくので、綿100%素材のポケット袋地では汗で濡れてしまうとなかなか乾きにくい。少なくとも合繊メッシュ素材よりは格段に乾きにくい。そうなると、大量に汗をかく当方が着用するとポケット袋地が常に湿っている可能性が高くなる。

 

 

そのため、当方は今夏の正規商品である57番オリーブを選んだという次第である。

各店ともに56番オリーブはそんなにたくさん混じっていないのだが、買うときに色番号をチェックすることをお勧めしたい。

早くも7月下旬に差し掛かっているが、残り2カ月を2枚のギアショーツをローテーションしながら過ごすつもりである。

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