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南充浩 オフィシャルブログ

手袋はワークマンが圧倒的に低価格高品質だと感じた話

2024年1月29日 お買い得品 0

6~7年間使ってきたユニクロの中綿入り手袋がついに破損したことを少し前に書いた。

また、一昨年にダイソーで買った220円のニット手袋も購入後すぐに穴が開いて捨てることになった。破れたというよりも編み目が雑でそこからほつれてきたという感じの穴の開き具合だった。

そんなわけで12月後半から手袋を探すことになった。当方が手袋をはめるのママチャリで移動する際なので、バイク用手袋のような保温力は必要ないし高価格も必要ない。

そこで12月下旬に再びダイソーで220円のニット手袋を買ったことも以前に書いた。今回のニット手袋は当たりらしくて、1か月以上が経過した現在も編み目がほつれることなく活躍している。

 

しかし、予備の手袋があった方が安心だということで、正月明けからまた手袋を探し始めた。

 

まず、買ったのがジーユーのニット手袋。これは定価が1490円だったのが590円に値下がりしていた。黒とグレーが残っていたのでグレーを買ってみた。

一応スマホ対応である。

買ってみたが、手首の部分でリブを折り返すデザインがどうにもレディースっぽい。たしかユニセックスと書かれていたはずなのだが。

編地はちょっと緩い。度詰めが甘いというかそういう感触でオッサンたる当方には物足りない。

 

女性が使うのなら恐らくは気にならない、もしくは気に入るのではないかと思うが、ダイソーのニット手袋に比べるとはるかに度詰めが甘い。ダイソーのニット手袋は220円とは思えないほど編地は密度の高い感触がある。

編地がほつれなければダイソーのニット手袋はコスパが高い。当たりはずれの危険性があるのが、220円なりの商品価値だといえる。

 

ジーユーのニット手袋を予備にしながら、もう今冬の手袋は諦めようかと思っていたところ、ワークマンの存在を思い出した。

そこでワークマンに行ってみた。やはり手袋はあった。

1月半ばということでだいぶと売り切れがあって品番が欠けていたが、それでも選べるほどには残っていた。

そこで、ニット手袋を物色してみたが安い。ダイソーよりは少し高いが299円である。しかも編地がしっかりしていてダイソーほどの品質のばらつきが無い。平均的に編地がしっかりしている。もちろんスマホ対応である。

さすがはワークマンである。

ネイビーとオリーブが残っていて、ネイビーの方が残り数量が少なかったが、ネイビーの服をたくさん持っているので今回はオリーブにした。

 

で、299円の出費で帰ろうかと思っていたら、ユニクロでも売っているタイプの中綿入りフリース手袋を見つけた。値段をみると499円である。ユニクロが定価1990円だから破格の安さだ。

正直買うかどうか迷ったが、値段の安さで買ってしまった。

人差し指と手のひらに別生地で滑り止めとスマホ対応が貼り付けてある。組成表記を見るとポリエステル100%と書かれてあるので、ポリウレタンより長持ちするのでそこも買う気になった。

 

2つ合わせて800円弱という安さである。

 

そんなわけで、それ以降はこの2つを試験的に使ってみている。

ランニングの時にはニット手袋、ママチャリに乗るときにはフリース中綿入り手袋という使い分けである。

ニット手袋の編地は結構密度が高くしっかりしていてダイソーとほぼ同等と感じられる。ただ、ワークマンの方が糸が細いため、比較的滑らかな触感がある。

 

中綿入りフリース手袋は可もなく不可も無しという感じである。

ニット手袋よりも風を通さないことは期待通りだが、ユニクロの中綿入り手袋と同じような感じである。しかし価格差が1500円ほどもあるので、1500円も安いワークマンのこの手袋はコスパが高い。

手袋に関してそれほど知識があるわけでもないが、この商品が税込み499円というのは、繊維業界内では最もコスパが高いのではないかと思う。

他の低価格品店(在庫処分店も含む)でも恐らくは500円以上の相場ではないかと思う。

かつて7年間在庫処分店の店頭に立った経験でいうと、600円~700円でも売れるだろうし、800~990円でも売れると思われる。

 

ワークマンというと、当方も含めた一般消費者はメディアの報道もあってどうしても衣料品のイメージが先行してきている部分がある。しかし、よく考えてみたら作業服というのは服もさることながら、手袋や靴と言った周辺商品も必要不可欠である。現在のところ、ワークマンはファッション強化を掲げて洋服の方のデザインやら一部機能やらを見直して広く発信しているが、一般向け衣料品となると、単に安くて機能性があるというだけではだめで、デザイン性やらそういうことが求められる。

しかし、手袋は多くの人にとっては、それほど高いデザイン性も必要ない。無難なデザインであとは安さと品質があれば問題ない。

手袋こそ、低価格でそこそこの品質を実現できている作業服業界らしいアイテムだと感じた。

ニット手袋はダイソーより79円高いが、品質の均一性を考えると79円高くてもワークマンの方が安心感がある。中綿入り手袋499円はオリジナル商品としては恐らくは業界最安値だと思われるし、似たような商品がジーユーで1490円、ユニクロで1990円で定価設定されているのを見ると破格の安さである。

日常使いの安い手袋はワークマンの圧勝といえるだろう。

来冬もワークマンの手袋には期待したい。

 

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