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南充浩 オフィシャルブログ

ワークマンの勢いが今後鈍化する?かもね

2022年12月6日 企業研究 6

11月度の前年同期比増減が上場各社から発表された。 それを受けて林さんが全社まとめた上に19年同月比も算出してくださっており、めんどくさがりの当方からすると非常にありがたい。これを毎月やってくださっているので、このアカウントはお勧めである。 11月既存店売上高前年比 ※()内は19年11月比 ・Uアローズ 102.0%(78.9%) ・アダストリア 102.

ワークマンはカジュアル店を増やせば増やすほど売れ残り品の値下げを容認せざるを得なくなる

2022年11月10日 お買い得品 1

先日から、心を入れ替えてワークマンの店頭も定期的に見るようにしている。 「買う気」になって店頭を定点観測すると、現在のカジュアル用途向けのワークマンは、人気品番は2週間くらいで完売してしまい、その後、滅多に補充されないという状況にあることがわかる。 これには3つの理由があると考えられる。 1、人気品番だから飛ぶように売れている 2、フランチャイズだからスムー

低価格衣料品を買うために手間暇を費やす意味が感じられないという話

2022年10月26日 売り場探訪 2

当方は短気な性格なので、あるかどうかもわからない商品を購入するために足繫く店舗に通うことや、何時間も行列に並ぶことは大嫌いである。 すでに家族もいないし別に友人もいないし、彼女もいないので基本的に1人で行動している。そのため、〇〇に入場するために長時間行列に並ぶとか、〇〇を食べるために長時間行列に並ぶなんてことはしない。唯一並ぶとするならスーパー万代で支払い

実店舗・ネット通販ともに買いづらい状況にあるワークマンの過渡期

2022年10月20日 企業研究 4

ワークマンが現在過渡期であることは承知しており、中期的には何らかの改善策が結実すると思われるが、現時点では非常に実店舗・ネット通販ともに買いづらい状況となっている。 その一方で、ワークマン自身のメディア戦略の活発化の影響もあって、ワークマン商品をYouTube動画やブログ、インスタグラムなどで紹介するインフルエンサーやその予備軍の数は増加の一途をたどっている

低価格帯で姿を消し始めたインナーダウンベストとウールの柄物セーター

2022年10月14日 お買い得品 1

今日はちょっと軽い感じで。 百貨店に並んでいるようなラグジュアリー価格一歩手前みたいな価格帯の衣料品はさておき、ユニクロからユニクロ同等、それ以下の価格帯では徐々に姿を消し始めたアイテムがある。 2022年10月現在の店頭を見ると、今秋から姿を消し始めたのが、インナーダウンベストである。   スーツのジャケットの下に薄手のインナーダウンベストを着て

ユニクロとワークマンでは値上げに対するメディアの報道姿勢が異なる不思議さ

2022年9月21日 メディア 0

衣料品も値上げの報道が続いている。 しかし、報道内容や見出しが恣意的過ぎて記事では実態がよく把握できない場合が数多く見られる。 先日、ワークマンの価格戦略について発表されたが、同じ内容でも記者や媒体によってこうも表現方法が異なる。   ワークマンが23年8月まで価格据え置き PBの主力商品で 一方、 ワークマン/23年8月まで人気PBの96.3%価

ボーダレス化する百貨店とファッションビルとショッピングセンター

2022年9月13日 売り場探訪 0

業界人やメディアがこだわっているほどには、一般消費者は百貨店とファッションビルとショッピングセンターを区別してない(できない)のが現実ではないだろうか。 ワークマン、百貨店に初出店 東急吉祥寺店に: 日本経済新聞 (nikkei.com) 作業服店大手のワークマンは10月、東急百貨店吉祥寺店(東京都武蔵野市)に出店する。同社が百貨店に店舗を出すのは初めてで、

順調そうに見えるが実は重大な岐路に立っていると思えるワークマン(後編) 

2022年8月19日 企業研究 2

前回ワークマンのことを書いた。 順調そうに見えるが実は重大な岐路に立っていると思えるワークマン 理由は、知人から「最近、商業施設内にテナント出店しているワークマンの入店客が以前から比べると少し減った気がする」という感想を聞いたからだ。 もちろん、知人の個人的な感想なので正しいかどうかはわからない。 しかし、仮に正しいとすると、理由はいくつか考えられる。 1、

順調そうに見えるが実は重大な岐路に立っていると思えるワークマン

2022年8月18日 企業研究 4

コロナ前に、AI(人工知能)によるアパレル需要予測が持て囃されたが短期間で話題に上らなくなった。 必需品でありながらも嗜好性が強いカジュアルウェア・ファッションウェアは需要予測が難しい。一方、食料品や食品などは比較的容易で、個人が一日に食べる量はほぼ決まっているし、食べる物もだいたいが決まっている。なので個人データを入手できれば需要予測は立てやすい。 一方、

ワークマンは高機能・低価格を追求し続けてきた作業服業界から生まれたという話

2022年6月16日 トレンド 1

衣服に求める機能性というのは個人によって相違点があるが、当方が最重要視する機能性は2つある。 1、夏向けの吸水速乾性 2、雨の日用の防水性 である。 冬用の発熱性や蓄熱性は暑がり・汗っかきなので無くても構わない。逆にこの機能が無いと困るという人もおられるだろう。   で、本格的に梅雨らしく蒸し暑くなってきたのだが、即日に着用することを目的として半袖

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