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南充浩 オフィシャルブログ

特性と機能性にそぐわないデザインでは売れないという話

2021年8月2日 お買い得品 2

いろいろと迷ったが、ついに電動ファン付き服をネット通販でポチってみた。 まだ到着していないが、決済自体は済んでいる。これで当方も電動ファン付き服デビューである。 汗をかく量はいつもと変わらないが、この1年間で酒を飲む量が激減し、そのせいもあるのか昨年よりは暑さの体感は少しマシである。 買うと決心してから、多少リサーチをしてみた。   まずはワークマ

ネット通販のレビューコメントは玉石混淆と感じた話

2021年7月30日 ネット通販 3

最近、51歳の中老のジジイはデジタルトランスフォーメーションに成功して、買い物を実店舗とネット通販と併用している。さしずめ「デジタルトランセンテンスモード発動」と言うところだろうか。 実店舗で買う方がお得なら実店舗で、試着や実物確認は実店舗で、という具合である。また実店舗で在庫が切れていてネット通販にあるなら、ネット通販でという感じで買い物をするようになった

ワークマンのネット通販比率が高まりにくい理由

2021年5月12日 ネット通販 0

何かと話題のワークマンだが、ネット通販は現時点ではあまり強くない。 ワークマン押しの識者もネット通販についてはあまり触れない。 先ごろ、ワークマンの2021年3月期決算が発表されたので見てみよう。 ワークマンのEC売上高は24億4000万円とのことで、目標は30億円だったので5億6000万円の未達である。識者が大好きなEC化率は約1・6%に過ぎない。 例えば

メンズ向けカジュアルセットアップはすでにレッドオーシャン化しているのでは?

2021年4月13日 商品比較 4

長男が就職して3年目を迎え、次男が今月から就職し社会人生活を始めた。 親としての務めはほぼ果たしたので、いつお迎えが来ても構わないという気になっている。長男・次男ともに給与面や将来性などはそれほど高い会社ではなさそうなのだが、どちらかというと固い職種の会社なので、基本的にはスーツを着用しての勤務である。 夏はさすがにクールビズになるようだが。 親が頼りなくフ

現在の体制のままでワークマンは今後も拡大が可能なのか?(後編)

2021年4月12日 企業研究 0

作業服店だったワークマンが、商品の機能性の高さを活かして、カジュアル・アウトドアの客を取り込んだことは、特筆されるべき妙手だったといえる。 まず、ある意味で、カジュアルへの進出はワーキングウェア業界の悲願でもあった。 このブログでも何度か書いたが、ワーキングとカジュアルは親和性が高く、昔の作業服の多くは現在のカジュアルウェアに取り込まれている。第二次大戦後の

現在の体制のままでワークマンは今後も拡大が可能なのか?(前編)

2021年4月9日 企業研究 2

先日、なんばシティにオープンした「ワークマン女子」の内見会に参加したことは以前にも書いた。 税込み980円の9オンスTシャツはまた別色を何枚か買いたいと思っている。それほどにアメカジ好きにはコスパの高い商品である。     ワークマンの躍進によって、メディアには過剰な「ワークマンあげ」記事が多数見られるようになった。ちょっとアゲすぎではな

「定番服」であっても必ずトレンドには左右される

2021年4月5日 トレンド 3

今回は、メディアや経営コンサル界隈で注目されている「アパレルは定番を長く売り続けろ」ということについて考えてみたいと思う。 この論の根拠となっているのが、ユニクロやワークマンである。 だが、多くのメディアや経営コンサルはアパレルの商品をあまり見ていない。特定の商品の良し悪しを議論することはあるが、それが昨年物や一昨年物と比べてどうか?というところまでは考えな

ワークマンが9オンスのヘビーオンスTシャツを980円で販売していて驚いた話

2021年4月2日 お買い得品 3

今日、4月2日、なんばシティ南館2階に「ワークマン女子」がオープンする。 昨日、内見会に参加した。 大阪では第1号店になり、関東の店舗と合わせると、この業態が都心ターミナル型ということになる。   直接いろいろと話を聞くことができたので、また考えを整理してからどこかでまとめてみたい。   今回は店内で見つけたお買い得品について紹介したい。

ワークマンがネット通販と実店舗店頭で品ぞろえが大きく異なる理由

2020年11月10日 ネット通販 5

某人気ファッションブロガーが   ワークマンさんにこの場を借りてちょっとモノ申したいんですが・・・ワークマンのアイテムって店頭に置いているものと通販で扱っているものにものすごく差があるんですね。 私は基本的に店頭で見て「これいいな」と思ったものを買ってきてご紹介しているのですが、オンラインストアで取り扱っていないものが多く商品リンクを貼れないことが

ワークマンのビジネスモデルは卸売りに近いのではないか?

2020年8月19日 企業研究 2

今回も前回に引き続きワークマンについてである。 当方はワークマンを評価していないわけではない。しかし、「アバタもエクボ」みたいな評価は業界や消費者をミスリードするばかりでなく、ワークマン自身をもミスリードしてしまう可能性が高いと思う。アバタはアバタだしエクボはエクボでしかない。 当方がワークマンを評価する点は 1、低価格で高機能な商品が多い 2、その中にはデ

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