
ワークマンで初めて買い物をしてみた話
2020年4月2日 お買い得品 2
今まで話題にもなっていたし、何度も展示会にもご招待いただいていたが、ワークマンの商品を先日初めて買ってみた。
なぜ、今まで買わなかったかというと、行動範囲内に店舗がなかったからである。
WEB通販があるじゃないかと言われても、1万円以上買わないと送料無料にならないし、ワークマンの衣料品は安いから1万円買おうと思うと何枚も買わなくてはならない。そんなに何枚もいきなり新規の商品を買うほどの勇気も資金力も当方にはない。
ところが、3月半ばに老父が転院した。
生き残っている家族は当方だけなので、当然、当方がいろいろと手配し、転院先まで連れて行ったわけだが、その施設への途中に「ワークマン」の路面店があることを見逃さなかった。
転院が完了した後は、老父のことよりも初ワークマンに心を躍らせていたというのは内緒である。(笑)
ワークマンの展示会を複数回拝見させていただいた結果、当方が買ってみたいと思ったのは「イージス」に代表されるレインウエアである。というより防水透湿ジャケット類と言った方が正確だろうか。
自宅から最寄り駅まで自転車で向かうし、愛用のスーパーマーケット万代までも自転車で向かうから、雨の日に防水透湿ジャケットは必須である。
ただし、梅雨時から夏の終わりまでは暑くてたまらないので防水透湿ジャケットは着用しない。
これまではユニクロのブロックテックパーカと、ユニクロUのブロックテックコートを愛用してきた。商品としての不足はほとんどない。パーカはもう6年くらい愛用していて、雨の日だけではなく防風性もあるので、冬のジョギング時にも着用している。コートはすごく良くて自転車に乗っているときに、太ももが雨に濡れないが、フードがないからその点が不便である。
使い勝手、機能性としては十分に及第点で、特に防水性と防風性は優れている。
2018年の秋、関西に大型台風が直撃し、電車が夜間にストップしてしまったことがあったが、その際、ブロックテックパーカを着用して仕事に向かった。防水性は大したもので上半身は全く濡れなかった。かなりの大雨だったにもかかわらずである。
ただ、ジョギングをしていると気付くことがある。透湿性はあまりないのではないかと。
だいたいいつも60分前後ジョギングをするが、いくら真冬でも30分くらい走ると汗ばんでくる。その際、ブロックテックパーカの内側は汗でボトボトになる。
これではとても梅雨時や真夏に着用はできない。
しかもユニクロのサイトでも店頭でもブロックテックの透湿性については数値で発表されていない。
以前にもこのブログで紹介したが、だから「透湿性はほとんど無いのではないか」と疑問を投げかけているブログがあったが、実際に6年間着用した当方もそのように感じる。
そのため、防水性はもとより、透湿性に定評のあるワークマンの商品をぜひとも試したかったがようやく買うチャンスが訪れた。
意を決して路面店に入店してみた。
平日の午後ということもあり来店客は7人くらいで、50代のご夫婦だけで経営されているようだ。
店舗面積としては30坪くらいだろうか。
コロナ流行の以前は、商業施設内のワークマンプラスは大変な混雑ぶりだと報道されていたが、コロナの流行もあるのかもしれないが、路面店はそこまで混雑していない。
いろいろな人からも「路面店は混雑していないよ」と聞いていたが、まさにその通りだといえる。
あまり店舗面積が大きくはないからどうやらフルラインナップは揃えられていない。
イージスジャケットのコーナーもワンラック程度だった。
当方が手に取ってみたのは「イージス3レイヤー」と「イージスストレッチ」だった。どちらも価格は3900円(税込み)だった。試着してみると「3レイヤー」は生地の肉感はしっかりしているが、めちゃくちゃ細身でLサイズでタイトシルエットだった。LLサイズだと少しゆとりがあるが、袖が長すぎて指先近くまで隠れてしまうので、買うのをやめた。
ストレッチは良かったのだが、ネイビーが緑がかっていて苦手な色味だったのでやめた。
で、残ったのは、三菱商事ファッション株式会社の撥水透湿加工「ディアライト」とワークマンがコラボしたパーカで、価格は税込み2900円。Lサイズで3レイヤーのLLサイズくらいのゆとりがあり、いわゆる「レギュラーシルエット」だった。ネイビーの色味も緑がかっておらず。結局これを買った。
https://www.mcf.co.jp/service/diaseries/dialight.html
これを買ってから、春雨の時期だからか雨が降ることが増え、そのたびに着用しているが防水性は申し分ない。
性能は、耐水圧10000mm、透湿性3000グラム/24時である。
耐水圧10000mmというと大雨でも防水性があるということであり、ここは多分ブロックテックと同じだ。
透湿性3000グラムということは24時間で3000グラムの湿度を放出できるということで、安静時で2000グラム、軽い運動で5000グラムなのでその中間ということになる。
で、何度か着用した結果でいうと、透湿性はブロックテックより優れていると感じた。
というのは、先日、少し蒸しっとする雨の日に着用してみたのだが、汗かきの当方としては、額にうっすら汗をかいた。しかし、このジャケットの内側は濡れなかったので、うっすら汗ばんだ程度の湿度は放出していたと考えられ、内側が濡れるブロックテックより透湿性は高いと判断できた。
まあ、価格もブロックテックよりも2000~3000円安いからお買い得だといえる。
ちなみにこれは今、ワークマンの通販サイトで買えるのか?と思って検索してみたが、それらしき商品はない。
ご存知の通りワークマンは1年で見切ることなく、売り切れるまで長期間販売するので、当方が買ったディアライトコラボも何年か前の商品かもしれないし、試着した3レイヤーも緑がかったストレッチも通販サイトには見当たらないから昨年以前の商品かもしれない。
必要に迫られて買う現場作業員の人からするとこれはこれで良いのかもしれないが、当方のように現場作業員ではなくワークマンを買う人にとっては、店頭とサイトの商品が連動していないということはちょっと不便だと感じられるから、今後、このあたりの整合性をどうするのかは課題になるのかもしれない。
ゴアテックスやらナンヤラテックスやら防水透湿商品はいろいろとあるが、機能性の割には安いという点においてはワークマン、ひいては各ワーキングユニフォームブランドがピカイチではないかと思う。
以前だとデザイン性や色柄に難があったが、それもワークマンに限らず大幅に改善されている。
今度は真夏用、真冬用の防水透湿ジャケット類を試してみたいと思っている。
comment
-
-
ss より: 2020/04/04(土) 7:36 AM
ブロックテックって経年劣化するってタグに書いてある商品でしたっけ?6年前のものでも機能面で問題ないなら実際はかなり丈夫なんですね
ユニクロUのブロックテックコート、当方も持ってますが前を閉じておると蒸れますね。その分あったかいです(笑)
ガチなレインウェア用途ではないので前の開け加減で調整すれば良く及第点です。気に入ったデザイン、そして底値(?)で買いましたので。そのうち着用時に雨が降りレインウェアとして機能してくれるのも楽しみにしています。