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南充浩 オフィシャルブログ

2022年 の記事一覧 : 239件

高額な衣料品が丈夫で長持ちするとは限らないという話

2022年11月15日 洗濯表示 2

家族がいたころには感じたことがなかったが、1人暮らしになると、物の修理を丸投げすることができなくて全て自分で手配するようになるため、どんな頑丈そうな物も何年かおきに修理したり買い替えたりしなくてはならないと痛切に感じるようになった。 自転車しかり、家電しかり、住居しかり、である。 年を取ると時間の経過が速いため、故障を発見すると 「え?この前修理したところな

服の寿命や耐久性に規定はあるのか?という話【1】

2022年11月14日 考察 3

みなさんこんにちは! USです。   先日ひょんな事がきっかけで、私が書いたブログのコメント欄に投稿を頂いている事に気が付きました。 今まで気付かずすみません。そしてコメントありがとうございます! 今回はそのコメント欄にあった疑問について書きたいと思います。   前回のブログでは『機能性衣料品を企画・販売する際に気を付けてほしいこと』とい

百貨店は都心大型旗艦店しか残れないだろうという話

2022年11月11日 企業研究 6

そごう・西武の売却が概ね合意したという報道が始まった。 感想を言うなら、無難なところに落ち着いたというしかない。それ以上でもそれ以下でもない。 セブン、米ファンド・ヨドバシ連合にそごう・西武売却へ: 日本経済新聞 (nikkei.com)   セブン&アイ・ホールディングスは百貨店子会社のそごう・西武を米投資ファンドのフォートレス・インベス

ワークマンはカジュアル店を増やせば増やすほど売れ残り品の値下げを容認せざるを得なくなる

2022年11月10日 お買い得品 1

先日から、心を入れ替えてワークマンの店頭も定期的に見るようにしている。 「買う気」になって店頭を定点観測すると、現在のカジュアル用途向けのワークマンは、人気品番は2週間くらいで完売してしまい、その後、滅多に補充されないという状況にあることがわかる。 これには3つの理由があると考えられる。 1、人気品番だから飛ぶように売れている 2、フランチャイズだからスムー

衣料品・服飾雑貨が「水商売」だと改めて感じられたという話

2022年11月9日 売り場探訪 1

先日、東京から出張に来られた方と久しぶりにお会いしたのだが、その席上 「国内はマストレンドが5年間くらいほとど変わらないですね」 という話しになり、例えば「MA-1タイプのブルゾンなんてもう何年間流行っているんですかね」となった。 たしかに、ユニクロもジーユーもワークマンも毎年発売していて、各店頭を見る限りそれがある程度かなり売れている。 国内マストレンド市

「素材と縫製の品質」にこだわることの長所と短所

2022年11月8日 商品比較 1

前回、2008年のH&M上陸以降、SHEINまでの外資ファストファッションブランドの特徴をまとめてみた。 低価格マス向けブランドに「素材と縫製の品質」は不要なのではないかという話 今回、大阪での期間限定店で初めてSHEINの商品を見ることができたのだが、商品的な目新しさは何もなく、普通の激安品に過ぎなかった。 当方と親交のある某大手SPA型チェーン店

低価格マス向けブランドに「素材と縫製の品質」は不要なのではないかという話

2022年11月7日 トレンド 5

2008年のH&M初上陸からファストファッションブームが始まったとされるが、H&M、旧フォーエバー21、合弁を解消して独資となったZARA、その後に進出し早期撤退してしまったオールドネイビーと、低価格の欧米ブランドがそのまま日本に持ち込まれるケースが増えた。 それまで2000年代半ばまでGAPの上陸以外はあまり例がなかった。ZARAとても97

SHEIN心斎橋期間限定店に入店した感想をまとめてみた

2022年11月4日 売り場探訪 6

生来、人ごみにまみれることと行列に長時間並ぶことが嫌いである。5分や10分程度は並ぶが20分を越えて並ぶことは我慢できない。 そんなわけでSHEIN心斎橋期間限定店への入店を後回しにしていたのだが、11月2日の夕方5時頃に店の前をたまたま通りかかると、入店待ちの行列ができていないどころか、かなり空いていた。そこで急遽入店してみた。 今回は、話題先行のSHEI

「安い服が大好き」というのが世界的な本音ではないのかという話

2022年11月2日 トレンド 3

唐突だが、当方はメディアや自称有識者が語る「Z世代は消費する際にエコかどうかをとても気にする」という説はあまり当てはまらないのではないかと思っている。 理由は世界的にSHEIN(シーイン)が売れていることだ。 全世界での売上高が2兆8000億円に到達したと伝えられ、日本国内売上高は一説によると「数百億円」と言われている。 ブランド直販開始からたったの10年足

商業施設のフロアスペースが埋まらないから新しい取り組みも生まれているのではないか?

2022年11月1日 告知 6

東京の住人ではないから東京都心のファッションビルや商業施設、近郊ショッピングセンターの様子は知らないが、大阪では難波や梅田といった都心商業施設でも入店テナントが埋まらず、ユニクロ、ジーユー、100均大手、スリーコインズ、ラックラックなどの低価格店の出店が増えている。 前回のブログで言及した天王寺MIOの巨大ジーユーも、ジーユーとプラスワンがあれば事足りるとい

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