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南充浩 オフィシャルブログ

2022年 の記事一覧 : 239件

洗い加工の豊和が進める自動化・機械化(今回は画像あり)

2022年12月14日 製造加工業 2

今回、児島で久しぶりに洗い加工の豊和さんにも訪問させていただいた。 昨年秋に人口知能(Ai)搭載のシェービングロボットを導入されたのでその後の経緯を伺うためである。   洗い加工場の豊和が新たに「自動シェービングマシン」を開発したので見学してきた話(ただし画像は無い)   昨年秋の段階では4台が稼働し始めたということだったが、今回伺うと、

国内製造スペースがアパレル間で凄まじい奪い合いになっているという話

2022年12月13日 製造加工業 1

先日、久しぶりに児島に行ってきた。 洗い加工場や縫製、織布、地元のジーンズメーカーなどの近況を聞くことができた。昨年から国内工場の生産ラインが満杯になっていて、「サンプル生産さえできないブランドもある」という。 理由はこれまでの中国のゼロコロナ政策による相次ぐロックダウンによる工場停止である。また東南アジアの工場もこれまでロックダウンによる工場停止が相次いで

服の寿命や耐久性に規定はあるのか?という話【2】

2022年12月9日 考察 0

みなさんこんにちは。 USです。 今回は前回予告していたとおり、機能性の寿命や耐久性については、まだ少し書きたいことがあるので今回もその話を書きたいと思います。 前回のブログ『服の寿命や耐久性に規定はあるのか?という話【1】』では、   ●はっ水性については、耐久性の規定がある ●その他の機能性については特にない。(メーカー次第) ●服自体の耐久性

飽和によるDtoCブランドの失速は当然の結果

2022年12月9日 トレンド 0

案の定、DtoC(D2Cとも表記される)の勢いが無くなってきたと言われることが増えた。 直近でいえばこの記事。 Vol.20 D2Cブランド、SNSでバズること激減【SNSトレンドに、業界は「どうする」?】 – WWDJAPAN これはコスメのD2Cブランドの凋落ぶりを指摘している。 最近は“飽和状態”です。最初こそインフルエンサーを起用したコス

ビッグシルエットは今後も残り続けると考えられる理由

2022年12月8日 トレンド 0

そういえば、何年か前から「そろそろビッグサイズ、ルーズシルエットは終わるはず」という予想を聞き続けているが、いまだに廃れる気配がない。 2015年頃からビッグサイズの復活が言われていたので、足かけ7年間は続いているといえる。 2015年には、ビッグサイズに抵抗があった当方だが、2017年ぐらいからは着用し始め今に至っている。で、5年間ビッグサイズを着用した感

アパレル受注生産をやればやるほど残糸と残布は増え続けるという話

2022年12月7日 製造加工業 1

我が国の生活環境はかなり快適に清潔に保たれている。それには日々、業務として下支えをしてくれている人たちがいるおかげである。とはいえ、彼らもまた生活者だからその恩恵を生活面では享受しているといえる。 両親が死んでから毎月、要らない物を不燃物ゴミとして出しているが、めちゃくちゃにボロボロになった物なんかも放り込んでいるわけだが、処理してくれる人は大変だろうなあと

ワークマンの勢いが今後鈍化する?かもね

2022年12月6日 企業研究 6

11月度の前年同期比増減が上場各社から発表された。 それを受けて林さんが全社まとめた上に19年同月比も算出してくださっており、めんどくさがりの当方からすると非常にありがたい。これを毎月やってくださっているので、このアカウントはお勧めである。 11月既存店売上高前年比 ※()内は19年11月比 ・Uアローズ 102.0%(78.9%) ・アダストリア 102.

着用期間と販売期間が年々短くなり続ける防寒着類

2022年12月5日 天候・気候 1

12月に入って、関西の最高気温は11月よりも5~7度くらい低下した。(最高気温12~15度) 関西ではこのところ毎年10月・11月は高気温が続いているが、今年の11月は例年にも増して昼間の最高気温が高かった。最高気温20度は当たり前、21~24度にもなる日が続いた。 朝晩はそれなりにヒヤっとするのでさすがに半袖1枚で過ごすのは、10月20日をもってやめたが、

販売数量の少ないアパレルブランドが差別化素材を手に入れることは難しいという話

2022年12月2日 製造加工業 3

既製服というのは基本的に自動車やパソコン、スマホと同じく工業製品である。もちろん、重工業品と軽工業品の違いはあるが、量産の基本的な仕組みは同じである。 その基本的な仕組みとは何かというと、量産するには「多ければ多いほど良い」ということである。 生産数量が多ければ多いほど1枚当たりの製造コストは下がるし、使用する素材のクオリティを上げても製造コストに吸収しやす

Amazonの日本売上高比率が年々下がっているという話

2022年12月1日 ネット通販 6

今日から12月である。 早いもので2022年も残り1か月となってしまった。年を取ると月日の流れる速度が増しており、最近などは若い頃の2倍速くらいで過ぎてゆく。 この分なら、当方の寿命が尽きるまでもあっという間に感じられるだろう。そろそろ終活を本格的に始めようと思う。   さて今回は本当に個人的な感想である。そうではないという方がおられたら、ぜひとも

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