2019年 の記事一覧 : 238件
安い服が必ずしも売れるわけではない
2019年10月2日 企業研究 0
昔、バブルのころは高い服が売れた。正確にいうと売れやすかったのだと思う。 なにせ、安い服と高い服には明らかに差があった。 素材や縫製仕様云々の前に、明らかに見た目の差があった。 例えば、色や柄、シルエットなど、ド素人が見ても明らかに違っていた。それこそ2005年くらいまでのユニクロを思い浮かべればその一端がわかるのではないかと思う。 それまでのユニクロは色の
物作りの指示さえしないという謎のオリジナルブランドの出現
2019年10月1日 トレンド 0
今の20代の人は物心ついた時から携帯電話があるという生活を送っていると思う。 当方が携帯電話を持ち始めたのは98年とか99年だったと思う。当時使っていたのはPHSだった。どうしてPHSだったかというと携帯電話より料金が安かったからだ。 料金が安いPHSが廃れて携帯電話が主流を占めたのは本当に理解できなかった。当時はそれくらい携帯電話が目新しく、多少の料金の安
今のジーユーの商品は商社を使ったOEM生産の成功例
2019年9月30日 お買い得品 0
毎年のこととはいえ、北海道や東北、一部地域を除いては9月も暑い。 関西はとくに9月は夏である。関西の秋は10月半ば以降に始まる。 店頭には秋物が並んでいて、目には楽しいが、体感気温的には秋物を買っても当方はすぐには着られない。先物買いをするほどのファッショニスタではない。 長袖を着始めるのが毎年10月半ば以降なので、あと2週間は半袖生活が続く。
フォーエバー21の日本撤退はミニマリストとはまったく関係ない
2019年9月27日 考察 0
経営危機にあるフォーエバー21は世界の不採算店をどんどんと閉鎖しており、今度は香港からの撤退が発表された。 フォーエバー21 香港からも撤退 https://senken.co.jp/posts/forever21-hong-kong-190927 現地紙の報道によればフォーエバー21が香港から撤退した。今春に中国大陸と台湾での販売も既に終了し
負けるべくして負けたフォーエバー21
2019年9月26日 企業研究 0
アメリカ本国で破産申請かと報道されたフォーエバー21の日本撤退が正式に発表された。 これに関する原因としては、「縫製や生地のクオリティが低かった」という指摘があるが、それは原因の根幹ではなく一部に過ぎないといえる。 なぜなら、例えばオールドネイビーに対してはそういう指摘は成り立つ。 日本では撤退してしまったが、北米では堅調だから、
どんな成長市場でも全ブランドが売れるわけではない
2019年9月25日 考察 0
市場規模が大きいからといって何でも売れるわけではないし、市場規模が成長しているからといって何でも売れるわけではない。 こんな当たり前のことをわからない人が繊維・ファッション業界には数多くいる。 そんな人の方が多いくらいではないかと思う。だから斜陽産業になっているのだろう。(笑) このブログを始めたのは2010年の秋だったのでもうすぐ丸9年になる。  
大丸心斎橋店本館の内見会に参加した感想
2019年9月24日 売り場探訪 0
先日、9月20日に大丸心斎橋店本館がリニューアルオープンした。 意外に早かったなと思ったが実は工事期間は4年くらいだったらしく、ジジイになると月日の流れるのは本当に早いものだと実感する。 若い頃は、商業施設オープンはけっこう足を運んだし、フリーランスになってすぐのころにも足を運んだが、5年くらい前からそういう熱意はなくなり、別に内見会で見る必要
「パンツのソムリエ」って知ってる?実はこれがブランド名という驚き
2019年9月20日 企業研究 0
ブログも含めたSNSというものをやったことによって疎遠になった人がけっこういる。(笑) それはそれで全然かまわないが、逆に知り合いになった人も多くいる。メリットとデメリットを比較すると、個人的にはメリットの方が大きかったような気がする。 そんな中に、大盛センイという会社がある。これは「たいせいせんい」と読むのだが、字を見ずに音だけ聞くと、「センイ」は「繊維」
低価格パターンオーダーが増えてもメンズスーツ市場規模は再拡大しない
2019年9月19日 トレンド 0
メンズスーツ市場はピーク時には8000億円あったのだが、今は2000億円くらいにまで縮小している。 縮小した理由は主に3つある 1、圧倒的人口の団塊世代がリタイアした 2、商品の単価が下がった 3、オフィスのカジュアル化(スーツを着なくてもよくなった) である。 で、近年注目されているのが低価格パターンオーダースーツで、この市場は伸びているとい