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南充浩 オフィシャルブログ

考察

2000円の服は「安い」が2000円のショートケーキは「高い」ということ

2019年4月1日 考察 0

「中高価格帯の飲食が流行っているから、洋服も中高価格帯が売れる」 なんてことを聞くことがあるが、その考えは一概には危険だと見ている。とくに苦戦している中高価格アパレルの幹部ほどこんなふうに楽観的に見ている気がする。 まあ、人生も世の中もつらいことの方が多いから楽観的にでもならないとやってられないという気持ちはわかるが、この楽観視は百害あって一利なしだろう。

「本来のファッションの楽しみ方」はゲーム内にある?

2019年3月28日 トレンド 0

当方はテレビゲームをあまりしない。 もちろん学生時代にはやっていたが、もともと反射神経があまり良くないので、シューティングゲームや対戦型格闘ゲームなどは苦手だった。 だから反射神経があまり要らないドラゴンクエストやファイナルファンタジーなどのロールプレイングゲームばかりやっていた。 もともとテレビゲーム自体それほど好きではないので、大学生くらいになるとドラゴ

異業種がブランドを買収する背景

2019年3月26日 企業研究 0

アパレル業界は参入障壁が低いことで有名である。 どの業務をやるにしても国家免許が要らない。 供給過剰といわれている美容師だって歯科医だって国家資格が必要だが、アパレル業を始めるには何一つ必要ない。必要なのはカネだけである。 だからこそ、斜陽産業と呼ばれているにもかかわらず、新規参入があとを絶たない。 逆に斜陽産業だから、これまであったそれなりに有名なブランド

伊勢丹メンズ館に商品を並べても必ず売れるとは限らない

2019年3月22日 企業研究 0

アパレル業界では「〇〇に出せば絶対に売れる」と考えている人が数多くいる。 〇〇の中には伊勢丹新宿本店とかZOZOTOWNとかそういうメジャーな売り場が入る。中には〇〇に販路を当てはめる人もいる。 例えば、ネット通販なんかが典型である。   不思議なことに、ネット通販を始めれば自動的に売上高が確実に増えると思っている人が業界には少なくない。 &nbs

高額アパレル品は「趣味の商品」だと思った話

2019年3月19日 考察 0

先日、某コンサルタント氏と話をしたが、その中で、「高額アパレル製品は趣味の品」という言葉が出てきた。 これはその通りではないかと思う。 ベーシックでそこそこの品質のアパレル製品だったら、ユニクロ、無印良品である程度そろう。スーツ類だと青山とAOKIだろう。 にもかかわらず、世の中には何万円のスーツとか、3万円のカジュアルブルゾンとかが存在しており、それをセレ

EC化率を高めてもアパレルの過剰在庫問題は解決しない 

2019年3月15日 ネット通販 0

アパレル業界をめぐる議論は常に不可思議な論説が多いのだが、目下のところ、もっとも不可思議な議論は 「EC化率(俗にいうネット通販比率)を高めれば、業界が苦しんでいる過剰在庫問題が解決する」 というものである。   アパレル業界人、IT業界人、一部メディアはどうしてこんな不可思議な論調に納得できるのか、まったく理解できない。   現在、アパ

ネット通販もSPA化も「売るためのツール」に過ぎない ~手段を目的化し続けるアパレル業界~

2019年3月14日 ネット通販 0

このところ立て続けに古いアパレル業者と会ってあらためて驚かされた。 彼らはもちろん当方よりも相当に年上なのだが、ネット通販に対していまだに美しい幻想を抱いている。 いわく、「これからはネット通販がメインの時代」 いわく、「ネット通販を強化すれば確実に売上高が増える」 いわく、「オムニチャネルに積極的投資を」 などなど といった具合で、10年前から時空転送され

「繊維業界」「衣料品業界」内にはすさまじいキャズムがある

2019年3月7日 考察 0

来月の末には49歳になるということで、最近知り合う人はめっきり年下の人が増えた。 完全にジジイになりつつあるということである。 年下の若い人たちは、アパレルブランドや販売関係だったりする。アパレル業界の言い方だと「川下(店頭)」とか「川中(アパレル)」と呼ぶが、通常、多くの人が知っているアパレルブランドは、直営店を多数持っているので「川中」でも「限りなく川下

アメリカンラグシーが日本で復活するが、その体制に疑問

2019年3月6日 企業研究 0

昨年に全店を閉店したアメリカンラグシーが日本で復活する。 「アメリカンラグ シー」が日本で復活 伊藤忠と提携 コロネットが運営 https://www.wwdjapan.com/821513 「アメリカンラグ シー(AMERICAN RAG CIE)」が日本に復活する。1984年に創業し、85年にラ・ブレア通りにストアを構えたロサンゼルス発のライフスタイル提

多店舗化とオリジナルライン改変の失敗がメゾンドリーファーを全店閉店に追い込んだ?

2019年3月5日 企業研究 0

タレントブランドは長続きしない場合が多いが、その例外として認知されていた梨花さんのメゾンドリーファーの年内全店閉鎖が報道された。   梨花が手掛ける「メゾン ド リーファー」年内で全店閉店へ https://www.fashionsnap.com/article/2019-03-02/maison-de-reefur-close/   2

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