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南充浩 オフィシャルブログ

企業研究

利用者が少なく不採算になった商業施設が撤退するのは当たり前

2023年3月3日 企業研究 18

以前にも書いたことの繰り返しになるのだが、関西生まれ関西育ち関西在住の当方にとって、パルコというファッションビルには全く親しみが無く思い入れが無い。 理由はかつて大阪市内にあったパルコがめちゃくちゃショボかったからだ。 大阪のパルコは、今のH&M心斎橋店(かつてのユニクロ(一時期シーインが期間限定店を開催していた場所)の通路を挟んだ対面)である。 H

「アメリカではシーインの勢いが鈍化傾向」という記事を紹介してみる

2023年3月1日 企業研究 0

概して知見が狭くて浅い当方なので日々目にする報道は偏りがあることは承知の上だが、シーインに関する国内の報道のメインは 1、シーインすごい 2、シーインの盗作問題 だいたいこの2種類ではないかと感じる。 最近の1は、贔屓の引き倒しと言うか、イキリコンサルが飯のタネを求めてのポジショントークと言うか、が増えすぎていると感じられてならない。 2に関しては、まあ毎日

ファッションに特化することはワークマンの強みを自ら捨て去るのではないかという話

2023年2月27日 企業研究 5

ワークマンが「ワークマンカラーズ」という屋号で、これまでの作業服店や作業服との中間形態(プラス、女子など)とは一線を画したファッション特化型店舗を拡充するというトピックスがあった。 これについて、当方は結構、危うい取り組みだと感じている。 ワークマンのファッション分野への進出に対して勝手に危機感を抱いてみた また当方以外でも心ある識者は危険ではないかという意

ワークマンのファッション分野への進出に対して勝手に危機感を抱いてみた

2023年2月24日 企業研究 1

今回はこれについて考えてみたい。 あくまでも報道記事を読んでの感想・懸念・推測になるのでそのところはご了承いただきたい。 ワークマンがデイリーウェアに本格参入、9月に新業態「ワークマン カラーズ」1号店をオープン (fashionsnap.com) ワークマンが、2月23日に「2023年春夏新製品発表会」を開催し、デザイン性重視の一般的なアパレル市場に本格参

新フォーエバー21はアダストリアの1ブランドとして小ぢんまり運営すれば良いという話

2023年2月22日 企業研究 1

当方としては数あるブランドの中の1つに過ぎないとしか思っていないので全く注目していないフォーエバー21の再上陸だが、ウェブ記事を眺めていると予想以上に大々的に報道されていて驚いたので、今回はこの話題を。 旧フォーエバー21も今回の新フォーエバー21も、日本国内での売上規模からも商品面からもそんなに大きな影響力のあるブランドではないというのが実態なのだが、この

お直し事業に特化した時点でホープインターナショナルの命運は尽きていたという話

2023年2月3日 企業研究 8

何を書こうかといろいろと悩んだが、前回にも取り上げたホープインターナショナルワークスの倒産と、お直しビジネスについて再度まとめてみようと思った。 実際、こんなにくどくどと書く必要はないのかもしれず、賢明な読者の方々ならとっくにご存知のことも多いかとは思うが、世の中、念には念を入れた方が良いこともあるのでご容赦いただきたい。 アパレルOEM業者の期待の新星だっ

どの分野にもほぼ「残存者メリット」は存在するという話

2023年1月27日 企業研究 0

国内の繊維業の製造加工業者にはそれなりに知り合いがいる。 決して「多い」とは言えない。世の中、どの分野にも上には上がいて当方程度ではあらゆる分野で下層に居続けるのがせいぜいである。 とはいえ、当方の知り合い周りの雰囲気だけを総合すると 「何とかがんばって業務を続けて、何とか国内の製造加工業を再振興したい」 という雰囲気である。 しかし、繊維の国内生産が劇的に

債務超過に陥ったタカキューの最大の問題点は「知られてないこと」だという話

2023年1月11日 企業研究 5

タカキューの経営が悪化している。 タカキューの経営についてある程度の興味を持っているのは恐らく業界人だけだろうし、業界人の中でも一部だろう。もちろんタカキューを取引先としているところは除いてである。 多分、世間一般の人はほとんど興味もないだろうし、タカキューの認知度も極度に低いだろう。   タカキューが希望退職者を募集、応募人数は未確定 (fash

彼を知り己を知れば百戦危うからず

2022年12月21日 企業研究 0

先日、真冬のなんちゃってランニング用にダイソーで220円のタッチパネル手袋を買ったというブログをアップした。 帰宅して着用してみると、これまで真冬のなんちゃってランニングで愛用してきたアダストリアのタッチパネル合繊ニット手袋と何ら変わらない装着感である。 黄色×紺色というのがさすがにアダストリアのセンスだと思わせられるが、別段ダイソーのグレー×黒で何ら問題は

ワークマンの勢いが今後鈍化する?かもね

2022年12月6日 企業研究 6

11月度の前年同期比増減が上場各社から発表された。 それを受けて林さんが全社まとめた上に19年同月比も算出してくださっており、めんどくさがりの当方からすると非常にありがたい。これを毎月やってくださっているので、このアカウントはお勧めである。 11月既存店売上高前年比 ※()内は19年11月比 ・Uアローズ 102.0%(78.9%) ・アダストリア 102.

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