企業研究
ワールドに買収されたライトオンの現実的な再建策は縮小黒字化しかない
2024年10月9日 企業研究 4
ワールドのグループ会社がライトオンを買収するという発表があった。その後、様々な解説記事が出ているが現時点で、ライトオンのこれまでの足跡を正確に伝えているのがこの記事である。 ライトオン、赤字店の大規模退店へ ワールド傘下入りで大ナタ ジーンズカジュアル専門店のライトオンは8日、ワールド系の投資会社によるTOB(株式公開買い付け)を受け、新体制下
卸売りの重要性と個人の力の限界
2024年10月7日 企業研究 0
業界的にはそこそこに知名度が高く、かつ当方も結構な面識があったインフルエンサー的な個人が2人おられた。どちらもオリジナルブランドを展開。一方は完全に個人を前面に打ち出した展開、もう一方は小規模アパレルとしての展開で、どちらもメンズカジュアル寄りのユニセックスだった。 残念なことに両方とも活動としては終わってしまった。一方は完全に終了、もう一方は存続はしている
「ワークマン女子」に男性客を増やしたいならまず店名を変更すべき
2024年9月13日 企業研究 3
ブランドでも店舗でも製品でもネーミングは重要である。 基本的には分かりやすく覚えやすい物が良いとされている。ただ、ファッションブランドに関しては多少なりともスカした感が求められるが、それでも凝り過ぎていると覚えにくく、読みにくくなってしまう。 よくあるのが、特殊なつづりで長めのアルファベット表記されているブランド名だが、熱心なファン以外には読めないし覚えられ
レナウンへの社名変更は中高年層にだけ響く施策
2024年9月4日 企業研究 0
早い物で、子供たちは3人とも成人してしまった。 第三子はたしか33歳の時に生まれているので今は21歳になる。この子が25歳になるころには当方は58歳になっているが、それでもまだ60歳には到達していない。 子供を持つ年齢というのは人それぞれだろうが、2024年現在の60代の人の子供というのは、25歳~30歳くらいになっていると考えられる。場合によっては30代半
オッジインターナショナルがレナウンに社名変更するという話
2024年9月2日 企業研究 2
一定の年齢層から上の世代にとっては「レナウン」という社名は特別の思い入れがあるようだ。 もっとも、当方にはその感覚がわからない。決して若ぶっているわけではないが、現在54歳ながら、当方が洋服に興味を持ちだしたのは業界への就職が決まった92年くらいからで、その時には「レナウン」という社名はもちろん知ってはいたが、予備知識の無い20代前半の当方にとってはあまり身
カジュアルファッションチェーン店でフランチャイズ店体制が主流にならない理由
2024年8月9日 企業研究 1
先日、ちょっと試しにジーユーで他店からのお取り寄せというのを活用してみた。 その店舗とオンライン通販に在庫が無い場合、近隣の店舗から取り寄せてもらうというもので、代金だけその店で先に支払うことができる。 これは店舗の販売員さんに直接声をかけて処理してもらわねばならないが、「受け付けました」というメールは自分のアドレスに届く。 ジーユーもユニクロも他店の在庫状
ワークマンが現体制を維持したままでメンズ大人カジュアルの売上高を伸ばすことは難しいという話
2024年8月8日 企業研究 1
世の中にはあらゆる分野において、状況によっては「今までの強みが弱みに変わる」瞬間がある。 それまでの成長エンジンだったシステムが、一定の規模に達すると却ってそれが成長の足かせになるということは多々ある。 その際、新たに根幹システムを構築しなくてはならないが、実際はなかなか胆力が必要になる。新たに構築した根幹システムが上手く作用するかどうかはわからないし、シス
ワークマンが商品を細分特化することは強みを自ら捨てる可能性が高いという話
2024年7月31日 企業研究 1
それこそ多様性だが、夏のメンズ服は本当にあまり興味がわかない。 理由は、バリエーションが少なく、暑くて重ね着もできず着こなしも変わり映えしないからだ。 トップスはTシャツか半袖シャツかポロシャツ、ボトムスは普通の長ズボンか半ズボンというくらいしかない。春・秋・冬なら「シャツの上にセーターを重ねてその上からブルゾン」と言った具合に重ね着で工夫できるし、さらにそ
そごう西武のSPA事業「リミテッドエディション」の失敗は「悲劇」ではなく当然だったのではないか
2024年7月18日 企業研究 2
成功すれば高い営業利益率が期待できるが、売れ残る危険性も高いとされているのが、アパレルSPAである。 生地雅之さんは「根本的な商品の差別化を目指すなら百貨店も一部分はSPA化すべきではないか」と常々主張されており、当方も「根本的な差別化」を前提とするなら、百貨店が一部商品をSPA化するのが最も得策だと思っている。 ただ、実際には百貨店の一部分をSPA化すると