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南充浩 オフィシャルブログ

企業研究

「販売期間の設定と厳密な運用」だけでは更なる規模拡大は期待できない

2018年10月26日 企業研究 0

低価格な代替品がいくらでも見つかる成熟社会において「欠品させません」というバブル期までの方策では、衣料品は大量の売れ残り品を生んでしまう。 そのためには「売り切れ御免」方式で新型アイテムを次々と投入させるのが理想的で、その理想を体現しているのが現在のZARAだといえる。 しかし、それを実現するためには、「各アイテムの販売期間の設定と厳密な運用」が必要となる。

ZARAのように期中企画を投入するには「販売期間」の設定と厳密な運用が必要

2018年10月25日 お買い得品 0

国内アパレルの多くや量販店(大型スーパー)の自社企画衣料品の多くは「欠品」を恐れて作りすぎていることは事実で、それが期末の大幅投げ売りセールにつながっている。 で、昨日のブログを書いたところ、マサ佐藤氏から「ちょっと抜けてる部分があるぞ。ゴルァ」と怒りのクレームが来た(嘘:本当は丁寧にやんわりとご指摘いただいた)ので、補足してみたい。 欠品を追いかけないZA

欠品を追いかけないZARAの姿勢を国内アパレル業界は見習うべき

2018年10月24日 お買い得品 0

アパレル業界にはZARAファンが多いが、個人的にはZARAの商品は好きではない。実際にほとんど買っていない。5年くらい前に2490円に値下がりしたチェック柄シャツを2枚買ったっきりである。 ZARAの商品が好きではない理由はいくつかある。 1、袖が長すぎる(当方は手が短い、ZARAはヨーロッパ体型向け) 2、ユニクロや無印良品に比べて定価が高い 3、デザイン

「下町ロケットゴースト」とダウンジャケット

2018年10月23日 企業研究 0

10月14日からテレビドラマ「下町ロケット」の続編である「下町ロケットゴースト」が始まった。 池井戸潤さんの大ヒット作の続編で原作小説は今年夏に発行されたが、さらにその続編「下町ロケットヤタガラス」も発行された。 小説は3作目、テレビドラマは2作目となる。ドラマの1作目は小説2冊を合わせているからだ。 今回も「ゴースト」と「ヤタガラス」を合わせてドラマは放映

バーゲンの抑制で営業利益を好転させても翌年以降にその反動がある

2018年10月18日 お買い得品 0

株式公開をしているアパレルの多くは、決算報告のほか、月次の商況も公開している。月次は金額は開示されず前年増減比のみが開示される。月次を公開していないのはトウキョウベースくらいではないかと思う。 そこから、コンサルタントやアナリストは各社の商況を読み解くわけだが、IR情報だけでは各社・各ブランドの実情は把握できない。 定期的に売り場を見て初めて実態が把握できる

ライセンスビジネスは必ずしも「有害」ではない

2018年10月17日 企業研究 0

先日から、デサントと伊藤忠商事の抗争が激化している。 スクープ解説 デサント社長解任狙いか 伊藤忠が株を買い増す理由 https://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/110879/101500876/ これについてどうのこうのを言うつもりはないが、正直なところ伊藤忠側の言い分もわからないではない。 デサントが経営

生産背景への認識の違いがカシヤマとZOZOのオーダースーツの明暗を分けた

2018年10月16日 ネット通販 0

工場を持つのか持たないのか、アパレルに限らず製品を売るビジネスにとっては常に頭を悩ませる課題の一つであるといえる。 どちらが正解ということはない。どちらにもそれぞれメリットとデメリットがあるからだ。 環境の変化によって工場所有はメリットにもデメリットにもなる。どんな状況にも効果的な体制というのはあり得ない。ちょうど万能の軍事兵器がないのと同じで、どんな強力な

洋服の価格問題~高すぎても売れにくいし安くしても必ず売れるとは限らない~

2018年10月4日 企業研究 0

利益を確保するために価格を上げようという声をアパレル業界ではよく耳にする。 売る姿勢として、それは正しい。できるだけ高く売ってできるだけ多くの利益を確保すべきである。しかし、高すぎる価格設定は買える客を減らすことになる。   価格が高くなりすぎても売れない  先日、某小規模カジュアルメーカーの展示会に伺ったところ「メンズの個人経営のセレクトショップ

「安売り」と「商品の目利き」しかできないアパレルは生き残れない

2018年10月3日 SNSについて 0

ちょっととりとめのない文章になってしまうかもしれないが。 世の中に洋服のブランドは腐るほどある。中には腐ってしまっているものも珍しくない。一般的に「価格が安いと大衆向け」「安い商品を扱うとブランドステイタスが崩れる」と言われるが、ある程度の買いやすい価格でないと売上高を拡大することは難しい。 激安である必要はないが、普通に働いていれば月に1品や2品買えるくら

しまむらの苦戦の理由はこれまで「安さ」以外の価値を作ってこなかったから

2018年10月2日 企業研究 0

このブログで何度か書いたように、予想通り「しまむら」が苦戦している。 2019年2月期第二四半期決算は、 売上高が前年同期比3.0%減の2756億円 営業利益が同40.0%減の143億円 経常利益が同39.5%減の147億円 純利益が同41.6%減の95億円 の減収大幅減益に終わった。また通期見通しも下方修正している。 数字は正直だ。しまむらは2018年2月

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