企業研究
アパレルブランドは「少し多めに作る」という悪癖を治せ
2018年12月11日 企業研究 0
先日、メガネスーパーの星崎尚彦社長のインタビュー取材をさせてもらった。 インタビュー記事は後日、スタイルピックスドットコムに掲載するので、しばらくお待ちいただきたい。 「リップサービス」というヤングレディースブランドを展開していたクレッジ(変更後社名オルケス)と、メガネスーパーを2社連続で経営再建された凄腕社長なので、柄にもなく緊張して出かけたが、予想以上に
ワークマンプラスは「小売りの輪」を回転させることができるか?
2018年12月3日 お買い得品 0
「小売りの輪」という有名な理論がある。 https://bcart.jp/glossary/w/124/ 1. 革新的小売業者が、低コスト・低サービス・低価格路線で既存の事業者の顧客を奪い市場でのシェアを拡大。 2. 同じ手法をもちいた追随者が現れる。 3. 品ぞろえやサービスでの差別化を図り高付加価値路線に移行していく。 4. あらたなイノベ
大手紳士服チェーン各社の苦境
2018年11月30日 企業研究 0
新規性は何もないが、現状のまとめとしては的確なのがこの記事だと思う。 紳士服メーカーの「スーツ離れ」が止まらない皮肉な事情 スーツ業界にとって、悪夢のような夏だった――。紳士服大手の青山商事、AOKIホールディングス(HD)、はるやまHDは4~9月の半期業績で、コナカは2018年9月期の通期業績で最終赤字に陥った。4~9月の半期業績では、青山商
中途半端に在庫を残すジーンズメイトの不可解
2018年11月27日 企業研究 0
アパレル業界には、ブランド価値の毀損を恐れて在庫を徹底的に処分することに躊躇する人が多い。 ZARAは多くの品番が売り切れるが中には売れ残る品番もある。それは徹底的に値下げされて処分販売される。 大阪から撤退したインディテックス社のストラディヴァリウスのサンダルがバッタ屋に流れてきたこともあった。 しかし、その割にはブランド価値はそれほど毀損していない。とく
在庫処分が悪なのではなく「売れる商品」を用意できないことが悪
2018年11月26日 デザイナー 0
アパレル関係者が理想とするブランド再建の一例としては、2014年までのJクルーが挙げられるのではないかと思う。 ・イシキタカイ系ストーリーの添付 ・トレンドや商品デザインを重視 ・品質向上による値上げ ・商品とストーリーの両面でのかっこよさの追求 ファッション業界人が泣いて喜びそうな施策が全部盛り込まれた結果、大復活を成し遂げた。2014年までは。 2014
自分も消費者なのに業務になるとそれを忘れる人たち
2018年11月19日 企業研究 0
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」 とはいうものの、「己」を正確に冷静に分析することは難しいということを以前に書いた。 自分で自分を正当に評価することはかなり難しく、過大評価したり過小評価したりしがちになる。しかし、そのどちらも役には立たない。 競合相手のことを正確に分析するのはまだこれに比べると簡単だが、「敵」は何も競合企業だけではない。物を売る場合、消
M&Aの凍結と不採算部門の廃止を打ち出したライザップ
2018年11月15日 企業研究 0
さて、前回のブログでライザップグループについて書いたが、中間決算が発表され、赤字転落してしまった。 その結果、前回のブログの予想とは反して、M&Aの凍結と不採算部門の廃止が明言された。不採算の傘下企業にとっては戦々恐々だろうが、会社経営としては健全な方針を打ち出したといえる。 今朝の株価はグループ各社が8~20%近く株価を下げているが、素直に「見通し
ライザップのまとまりのない企業買収は今後も続きそう (追記あり)
2018年11月14日 企業研究 0
2015年ごろから、実態よりも衣料品・経済メディアに過大評価されていると見ている企業が3つある。 トウキョウベース、ZOZO、ライザップグループである。 頻繁に出てくる前2つの経営者に比べて、ライザップグループの経営者は衣料品メディアにはほとんど登場しない。この辺りはご自分の適性を良く理解しておられるのではないかと思う。 さて、このライザップグループが、カル
ZOZOが下半期にPBで高単価品の投入を避けた理由を推測してみた
2018年11月2日 ネット通販 1
小売店の店頭に立っていると、単価の高いアイテムが多いと売上高が稼ぎやすい。 これを痛感する。 粗利益率とか営業利益率は置いておいて、高いアイテムが売れると売上高はあっという間に目標に到達する。 例えば、当方がかかわっている生地販売会「テキスタイル・マルシェ」でも、それは容易に体感できる。1メートル300円の生地で1万円の売上高を作るには30メートル売らねばな