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南充浩 オフィシャルブログ

トレンド

洋服の製造原価率を上げるのが簡単である理由

2021年3月25日 トレンド 1

最近、ふと思い返してみると「原価率〇〇%の新ブランド」というキャッチフレーズをあまり耳にしなくなったことに気が付く。 もちろん、まだそれを掲げておられる既存のブランドはある。それはそれなりにブレなくて良い姿勢だといえる。 が、それに追随したようにまるで雨後の筍、真夏の雑草、のように湧いて出ていた原価率ブランドはあまり目にしなくなった。 記憶が頼りなので誤差は

「洋服の過剰供給」に異を唱えながら新規ブランドが続々と立ち上がる矛盾

2021年3月18日 トレンド 2

最近、「アパレルの過剰供給に向き合う」というスローガンを掲げた新規ブランドが続々と立ち上がっている。 自分はこの手のニュースを見たときに、真っ先に疑問しか感じない。 わざわざ新ブランドなんか立ち上げたら、さらに供給量が増えるんじゃねえの?と。   既存のブランドが売れ行き絶不調だったとしても、最低限の売れ行きは算出できる。なぜなら長年運営できてきて

最近気になるおかしな専門用語の使い方(デニムメーカー、長繊維綿、短繊維綿など)

2021年3月17日 トレンド 0

昔からショップやファッション雑誌、ファッショニスタあたりが業界専門用語をあやふやに使うことはよくあった。 昔から、と言ったところで、当方が知っているのはこの30年間に限られるのだが。   しかし、最近は、業界メディアや生地工場までが専門用語をあやふやに使い始めており、これはさらに大きな混乱を引き起こすのではないかと強い危機感を覚えている。 先日、某

大手低価格ブランドで代替できる商品では勝ち目が薄いという話

2021年3月11日 トレンド 2

1年ほど前に、ある釣り好きの人と久しぶりに話をしたことがあった。 その人は海釣り専門である。 一応繊維業界の人なので、釣りの時に着る服が話題に上ったのだが、やはり最近増えてきているのがワークマンの商品だという。 保温ナンタラとか防水透湿ジャケットとか吸水速乾ナンタラなんていうのは、重宝される。   釣り用の衣服には、あまり大手が存在せず、個々の釣り

巨大低価格ブランドと個性派零細ブランドの二極化が進みそう

2021年3月8日 トレンド 1

コロナによる消費低迷が続き、飲食業・アパレル業は一層厳しさを増している。 アパレルに関していえば、2019年までは国内アパレル小売市場は9兆2000億円くらいで推移してきており、市場規模は変わらないが、供給量は減らないから、低価格化しやすい状況にあった。 そのため過当競争がずっと続いているだけでなく、退場者も出る代わりにそれに倍する新規参入者も毎年あり、過当

「ファッション性の高さ」よりも「アニメコラボ」の方が売れやすい

2021年2月25日 トレンド 2

このところ、2回続けてアニメのファッションに対する優越性を書いてきたが、ちょうどたまたまそれに関連するニュースが報道された。   コラボが日本経済を救う? 「グッチ」×「ドラえもん」が百貨店各社で想定以上の大ヒット | WWDJAPAN.com   はっきり言って日本経済を救うほどではないと思うが、グッチとドラえもんのコラボが計画以上に売

ファッションは細分化されたマニアックな世界だからマスにはわかりにくく親しみにくい

2021年2月24日 トレンド 3

現在、国内で老若男女問わずに共通で話題にすることができる衣料品ブランドは「ユニクロ」「ジーユー」「しまむら」「無印良品」くらいではないかと思う。 「ルイ・ヴィトン」などのラグジュアリーブランドも広くブランド名は知られているが、実際に商品を持っている人はそれほど多くない。さらにいえば、国内の正規売り場(直営路面店、百貨店インショップ合わせて)で買った人はさらに

服に興味のある人は少数派の数寄者だということ

2021年2月22日 トレンド 0

先日、こんなツイートがバズっていた。   ユニクロ時価総額アパレル世界一になりましたが、成長理由が「服に興味ない人」というターゲット設定にあるという話がすき 他社は「服に拘りのある人」を年齢、属性、好みで細分化しブランド開発してたがファッション考えたくない、選ぶのがストレスな消費者が大多数と見極め、彼らが買う戦略を考えた — 吉田睦史 | 株式会社

国内オフプライスストアの覇権を握るのはゲオではないか?と考える理由

2021年2月9日 トレンド 0

新型コロナに関しては様々な意見があるが、個人的には、今年1月の非常事態宣言と3月までの延長は飲食店のみならず、アパレル小売店にとっても大きなマイナス要因だと感じる。 今回の非常事態宣言は2020年4月とは異なり、全国一律ではなく、11都府県に出されたものだから、その地域と他地域では温度差はありそうだ。   今回の措置で、アパレル小売店の売上高が落ち

ヴィアバスストップの衰退でますます「消えゆく90年代」を痛感した話

2021年2月3日 トレンド 2

2021年の立春である。 もうあと3カ月ほどで51歳になるわけだが、自分よりも年配の業界人の方々の感想は知る由もないが、同年配の人たちにとっては90年代後半~2000年代前半が一番ファッションが面白かった時期ではないかと思う。 あくまでも個人的な感想に過ぎないのだが。 2005年以降になるとユニクロ一強時代が始まり、現在隆盛を誇っている低価格ブランドの興隆が

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