ファッションテック
情報伝達手段をデジタル化しても繊維製造のミニマムロットは変わらない
2020年8月21日 ファッションテック 0
繊維産業もデジタル化が強化されるのは必然の流れだろう。 何事においてもメリットとデメリットはある。デジタル化のデメリットもあるだろうし、繊維産業でいまだに根強く使われているFAXのメリットもあるだろう。 だからと言って、デジタル化を全否定することもおかしいし、今時FAXの送受信のみに固執するのもおかしい。 要はその時々の状況と取引先に応じて使い分ける必要があ
アパレル企業有志による共通化は可能か??
2020年8月4日 売り場探訪 0
先日、有名コンサルタントの河合拓さんから久しぶりに連絡をいただいた。 お話を伺ったところ、商社を軸にして、アパレルの製造部門の共通化を提案し、模索しておられるとのこと。 「素材」「物流」「工場」を有志のアパレル連合で共通化したいのだとか。 これによってどのような効果があるかというと、取り扱い量が増えることで製造コスト、物流コストを下げることがで
大量生産を否定しながら途上国の経済を潤わせることはできない
2020年7月15日 製造加工業 1
前回、辛気臭いブログを書いたところ、もうそろそろ危ないと言われていた父が今朝亡くなった。 明日が通夜、明後日告別式をする予定で、こじんまりと親戚だけで行う。 そんなわけで明日からしばらくブログはお休みさせていただく。親が亡くなった種々の手続きを行うのがなにぶん初めてなもので、どれくらいの期間かかるのか見当もつかないので、再開時期は未定ということになる。 &n
国内生産が0%になることの危険性
2020年7月7日 製造加工業 3
先日、某工場の方お二人と酒を飲んだのだが、いろいろと勉強になった。 洋服の縫製工場は国内でどんどん減少しているし、生地工場も減っている。糸を作る紡績の工場や合繊メーカーの工場も減っている。 どうでもいい話だが、綿・ウール・麻は原料を紡いで糸にする。この工程を紡績と呼んでいて、それぞれ綿・ウール・麻を得意とする紡績がある。綿紡(綿棒
衣料品製造の中間業者は今後も増え続けるだろう
2020年7月3日 製造加工業 1
近々、某レディースアパレルの廃業が正式に発表されるはずである。 このレディースアパレルはそんなに売り上げ規模は大きくはないが、運営しているブランドの知名度はそこそこに高い。 廃業を決定した理由は、新型コロナによる店舗休業だったが、新型コロナ以前から売上高を落としていたし、ちょっとした炎上もあった。環境が悪くなっていたところを新型コロナが背中を押した形だといえ
衣料品製造の中間業者は多分なくなることはない
2020年6月29日 製造加工業 0
現在のアパレル業界は、小売・流通段階よりも製造加工段階の方が多層化・多段階化している。 90年代後半のSPAブームと問屋不要論によって、随分と中間業者は流通段階では少なくなった。インポートブランドに関しては表に出ていないが不透明な中間業者が挟まっている場合もあるが。 例えば某高額ダウンジャケットブランドが、急に値上がりした要因には様々な理由があるが、その一つ
サンプル製作代とサンプル修正代も無料ではない
2020年6月24日 製造加工業 3
繊維・衣料品業界におけるすべての事柄に通暁している人はいない。 もちろん当方もである。 生地で言えば、織物に詳しい人は編み物には詳しくないし、その逆も然りである。 スタイリストやファッショニスタ、ファッションブロガーなどは生地や縫製、製造加工工程全般には詳しくないし、生地工場のオッサンはファッショントレンドやコーディネイトにはまったく詳しくない。 そんな具合
むやみな原価率引き下げが過剰在庫を生み出すこともある
2020年6月22日 製造加工業 0
国内の衣料品製造は水平分業で、海外は一貫生産だと言われるが、一貫生産と言ったところで紡績から小売店までを一貫体制で行っている工場など知る限りでは存在しない。 せいぜい、紡績・染色・織布・整理加工くらいまでである。 いわゆるアパレルメーカーの機能、小売店の機能は持っていない。 一貫生産できるのは、糸から生地までくらいなので、実際のところアパレルメーカーに売ると
大量生産が前提の「川上」に支えられる零細・小規模な衣料品ブランド
2020年6月16日 製造加工業 0
年商1億円~30億円程度の小規模・零細なアパレルブランドが大量生産を避け、受注販売に特化することは悪いことではない。そんなブランドも数多く現れている。 それは彼らのビジネススタンスだから、当方は好まないので買わないが、それを欲しいと思っている人にそれなりの高値で売りつけることも悪いことではない。 そんな彼らのスタンスが、最近の過剰在庫問題についての一つの解決