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南充浩 オフィシャルブログ

SNSについて

ブランドや企業はSNSに過剰な期待をしない方がいい

2021年5月21日 SNSについて 0

ブランドの告知・発信の手段の一つとしてSNSはやった方が良いということに異論のある人はいないだろう。 当方もやった方がやらないよりはいいと思っている。 世の中には「バズって」おかげで売れたという商品もある。しかし、存在するアカウント数やサイト数の多さから考えるとそれは、宝くじで3億円が当たるよりも低い確率なのではないかと思える。 その数少ない成功体験がウェブ

そのタレントやインフルエンサー起用に効果はあるの?

2021年5月17日 トレンド 2

以前から、疑問を感じていたのが、ファッション雑誌でタレントを表紙や巻頭ページに起用し、その号が完売することである。 もちろん、売れないよりは売れた方が良いのはいうまでもない。 また売るための工夫として人気タレントを起用するのは間違いではない。 しかし、その号が売れたのは、雑誌の内容ではなくタレントのおかげであるから、次号から売れ行きが続くことはほとんどない。

衣料品ブランドの発信もYouTubeの時代

2021年5月14日 トレンド 0

ちょうど1年前の今頃のことである。 詳しい説明は専門の方にお任せするとして、平たくいうとGoogleの検索のアルゴリズムが大きく変更され、ブログより動画の方が上位に表示されやすくなった。 そのため、このブログも昨年5月から大きく訪問者数、PV数が減り、今はそのまま落ち着いて推移しているという感じである。 変更前は、訪問者数は月間でだいたい6~8万人くらい、P

最初から最後までピンと来なかった「D2C」という概念

2021年4月15日 ネット通販 1

昨年から始まったコロナ休業によって、繊維業界では、素材メーカーや縫製工場、染色加工場によるオリジナル品のネット直販が増えた。 増えたというより、実店舗が長期休業した上、再開後も2019年並みの売上高に戻らない状況としては製造加工業者としては自衛目的としてオリジナル品の直販を増やさざるを得なかったというのが実情である。 2019年までなら百貨店やファッションビ

「洋服の過剰供給」に異を唱えながら新規ブランドが続々と立ち上がる矛盾

2021年3月18日 トレンド 2

最近、「アパレルの過剰供給に向き合う」というスローガンを掲げた新規ブランドが続々と立ち上がっている。 自分はこの手のニュースを見たときに、真っ先に疑問しか感じない。 わざわざ新ブランドなんか立ち上げたら、さらに供給量が増えるんじゃねえの?と。   既存のブランドが売れ行き絶不調だったとしても、最低限の売れ行きは算出できる。なぜなら長年運営できてきて

巷に蔓延する「おかしな表記」と「嘘の神話」

2021年3月12日 ジーンズ 1

97年に業界紙に入ってから24年が経過して、過ぎ去りし日々を振り返るたびにジジイになったことを噛みしめる今日この頃だが、最近、とみに業界メディアの言葉遣いや説明文に違和感を感じることが増えた。 これが老化だと言われればその通りなのだろう。自分の肉体、精神は確実に老い衰えておりそれは自覚している。 フィラメントが長繊維、スパンは短繊維。 とか 長繊維と繊維長は

EC、DX、D2Cという言葉は一般的に通じにくい

2021年3月10日 ネット通販 2

アパレルが世間一般から分かりにくいと思われている理由の一つとしてカタカナ語・アルファベット語の多さがある。 洋服は「洋」服というくらいなので、西洋の服だから基本的にはシルエットとかデザインとかプリーツとか、そういう向こうの言葉を音訳したカタカナ語が増えるのは当然である。 明治から戦前までは、カタカナ語も上手く日本語に訳して使用してきたが、戦後はGHQの占領政

Eコマースは重要だが、実店舗での勤務経験はもっと重要

2021年2月5日 ネット通販 1

コロナ禍による長期間の店舗休業という事態を受けて、アパレルビジネスにおいてのWEBの重要性が増した。 また店頭の商況の悪さから、旧来型卸売りメーカーも避難路の一つとして、ネット通販への進出の必要性も増した。 そのため、WEBやEコマースへの関心が高まったのは当然といえるが、逆に過信しすぎ、商売の基本をおろそかにする風潮も強まったように感じられる。 &nbsp

DXで洋服の製造リードタイムが大幅に短縮されたり劇的に小ロット化されるとは思えない理由

2021年1月8日 ファッションテック 1

コメディタッチの料理漫画や料理ドラマなんかだと、主人公がめちゃくちゃパワーアップして3倍速ぐらいで動いて、何十人前の料理をあっと言う間に完成させてしまうという描写がある。 フィクションなので楽しく観ているが、実際にはこんなことは例外を除いてはあり得ない。 なぜなら、料理人がいくら動作を速くしたところで、例えばフライパンを熱する時間や食材を焼く時間を短縮できる

バーチャルの方がファッションを売りやすいかもよ?

2020年12月23日 ファッションテック 0

今回は前回の続きみたいな内容である。 洋服を実店舗で買いたいという人が大きく減らない理由 – 南充浩 オフィシャルブログ (minamimitsuhiro.info)   11月と書いたが、正確には11月末か12月上旬だったと思うが、愛用しているドットエスティで「ニコアンド」のユーロミリタリーブルゾンを70%オフの3234円で購入した。 で、このブ

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