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南充浩 オフィシャルブログ

衣料品ブランドの発信もYouTubeの時代

2021年5月14日 トレンド 0

ちょうど1年前の今頃のことである。

詳しい説明は専門の方にお任せするとして、平たくいうとGoogleの検索のアルゴリズムが大きく変更され、ブログより動画の方が上位に表示されやすくなった。

そのため、このブログも昨年5月から大きく訪問者数、PV数が減り、今はそのまま落ち着いて推移しているという感じである。

変更前は、訪問者数は月間でだいたい6~8万人くらい、PV数は20万~25万くらいだった。

しかし、変更後は訪問者数が3万~4万人、PV数は13万~15万人くらいになった。(もちろん、月ごとに変動はある)

 

で、その時、これからは動画、特にYouTubeの時代なのだということを強く感じた。おりしも初めての非常事態宣言で今よりもすべての活動が止まっていたから、当方もYouTubeを見る時間が増えた。何年も前からたまにYouTubeで昔の歌なんかを聞くことはあったが、そんなに何本もYouTube動画を見ることもなく過ごしてきた。

しかし、見てみると、それこそ有名な芸能人、スポーツ選手が多数自分のチャンネルを持っている。またちょうどコロナ自粛をきっかけに参入した著名人も多かった。

そんな中、見知った人がYouTubeを開始した。ちょうど昨年の夏ごろだったと記憶している。

そう、ブルーモンスタークロージングというカジュアル、ワークブランドを展開しているブリッツワークスの青野さんである。

 

ローリー青野 – YouTube

 

 

バイク向け衣料を開始するにあたってYouTubeに進出したわけだが、きっかけは、つるの剛士さんのバイクYouTube番組にゲスト出演したことだったという。

この出演がきっかけとなった。

 

 

その番組で、バイク向けの衣料を作ることになり、さらに「バイク向けの服を作るのならバイクに乗らなきゃ」というノリで、中型自動二輪の免許を取りに行き、バイクを購入するところからスタートした。

ちなみに当方もほぼ30年前に中型自動二輪の免許を取得したが、生来のドン臭さもあり、免許取得にかなり手こずり、何度かやめそうになったのだが、支払ったカネがもったいないので何とか最後まで取得したに過ぎず、それから一度もバイクに乗ったことがない。もう動かし方すら忘れている完全なペーパーライダーである。

それはさておき。

著名なつるの剛士さんのチャンネルに青野さんが登場したのには驚いたが、広告代理店を通じてオファーがあったのだという。

これもブリッツワークスがブログなどで日々発信を続けてきた成果だろう。

このブログもそうだが、11年間も書き続けていると、誰かの目に留まることが増えそこから仕事の依頼がある。当方が大手メディアに記事を寄稿したきっかけはブログ経由での依頼がちょくちょくある。

そういう意味では、発信し続けることは仕事につながることがあるし、継続は力なりといえる。

当方も含めた無名の人間が1回や2回、気まぐれで発信したところで誰も注目しないが、何年も続けると何かの拍子に引っかかる可能性も高くなるというわけである。

 

今後はブログではなく、YouTubeの時代が確実に続くだろう。

思い切ってYouTubeを始められた決断力と実行力には脱帽である。一方、当方はYouTubeをやろうとは思わない。

 

理由は3つ

1、収録+編集の手間がかかりすぎる

2、芸能人を始めとして著名人がこぞって参入してきているので、よほどの「何か」がないと注目されない

3、動画を作ってまで見てもらいたい物を当方が持ち合わせていない

 

である。

特に1は、長年ライターとしてテープ起こしという作業をやってきたので、収録してからの音声を聞きながら文字にするという作業がかなり時間がかかるということを知っている。

例えば、2時間話を聞いたとして、テープ起こしをするには再度その2時間を聞き直す必要がある。もうこの作業が耐えきれない。

これが動画ともなると、その編集にかかる手間と時間はさらに膨大なものになることは容易に想像できる。

また、2の著名人の相次ぐ参入というのも大きく、無名の人間がやったところで目にとめてもらうのは至難の業である。

始めるのであれば、これを覚悟しておかないと早々に心が折れるだろう。

 

とはいえ、YouTubeの時代だという認識は衣料品業界の多くの人が持っており、先日も某小規模企業の運営者が「これからはYouTubeの時代だと思うからやってみなさいと、知人から勧められた」と書いていた。

 

例えば、BMCが属している作業服業界でもYouTubeへの参入がひっそりと始まっている。

YouTubeを見ていると、どんどん「オススメ」として新しい番組が提示される。BMCのYouTubeを観ていたからだろうか、作業服店のYouTubeがオススメに上がってきた。

 

作業服のだいまつちゃんねる – YouTube

 

これである。

ついついこれを見てしまったのだが、これを見たおかげだろうか、今度はまた別の類似動画がオススメされた。

それがこれだ。

 

株式会社自重堂 – YouTube

 

作業服メーカーの大手、自重堂のチャンネルである。このとき初めて見たのだが、さかのぼってみれば第1回はなんと6年前である。

しかもタレントまで使って本格的な番組作りをしていて、ちょっと見ただけでも「カネがかかっている」ということがわかる。

しかし、残念ながらチャンネル登録者数は250人ほどにとどまっており、画面から伝わる「カネ使ってるで~」感と6年間という時間を合わせて考えると、費用対効果は恐ろしく悪いのではないかと思う。

 

とはいえ、今後もこれらのように続々とYouTubeへの参入があるだろう。YouTubeで注目を集めるのはさらに難しくなる。

BMCには何とか当面の目標に掲げている「チャンネル登録者数1000人」を達成してもらいたいと思っている。

 

 

 

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