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南充浩 オフィシャルブログ

お買い得品

ネット通販を強化するためにはブランドの知名度を高める施策も必要

2020年12月16日 お買い得品 0

最近、初めてZOZOTOWNで商品を買ってみた。 ただ、何となくZOZOTOWNに登録するのは嫌だったから、元々持っていたYahoo!ショッピングのIDでログインしてそのまま購入した。ZOZOとYahoo!は同じ会社だからこういう連携になっている。 多分、ZOZOの決算でいうと「ゲスト客」扱いになるのではないかと思う。 そのため、ZOZOTOWN内ではポイン

そのやり方は昔からあったよね?

2020年12月1日 トレンド 2

最近、川下の人たちや川下に参入したド素人の人たちがP2Cという売り方を提唱している。 D2Cの派生らしいが、派生するほどメジャーな手段なのかと疑問しか持てないし、そもそも派生できるほど確固とした定義があるわけでもない。 D2Cはdirect to consumerの略である。じゃあP2Cは何かというとperson to consumerの略だそうだ。 個人的

試作反とサンプル縫製を省略することで「大量生産と在庫廃棄が回避できる」というロジックが意味不明

2020年11月24日 トレンド 1

アパレルというか、アパレルも含めた繊維業界の人は、だいたい流行り物ツールを導入すれば多くの問題点が瞬時に解決されると思っている。まあ、日本人全体がそういう浅はかな思考なのかもしれないが。 20年前なら、SPA化とクイックレスポンス(QR)対応である。これをやればバブル崩壊後の業績が低下が回復するかのような論調だった。 業界紙記者の会見での質問は判で押したかの

自動採寸オーダースーツが従来型のオーダースーツよりも失敗が多い理由

2020年11月2日 トレンド 5

個人的には、テック系の人たちが、自動採寸にこだわるのか理解に苦しむ。 初代ZOZOスーツから始まって、他社の自動採寸オーダースーツへの苦情がネットでは少なくない。もちろん、失敗せずに成功している例もあるが、失敗も少なくはないという印象である。 一方、従来型の採寸をするオーダースーツは、自動採寸に比べると失敗が少ない。   ではどうして、従来型の人間

クラウドファンディングで目標達成してもあまり儲からない理由

2020年10月19日 ネット通販 1

このブログで何度もクラウドファンディングに安易に飛びつくことの危険性を書いてきた。 もちろん、クラウドファンディングのすべてを否定するつもりはない。それなりに意義のあることだから、「めっちゃ儲かる」とか「めっちゃ売れる」と思わずに取り組むなら、当方は何の異論もない。 当方が疑問を感じるのは最近の「クラファンをやればめっちゃ儲かる」とか「クラファンならめっちゃ

日本でD2Cブランドが渇望されない理由 ~高品質の割安品が国内に溢れているから~

2020年10月13日 トレンド 1

少し前にこのブログで告知したZOOMでの無料トークを10月10日に無事終了した。 事前のお申込みは100人くらいからいただき、当日実際にアクセスしていただいたのは60人強だった。残りの30数人どこ行った?(笑) というのは冗談で、急な用事が入った方もおられるだろうし、どうしても都合が合わなくなった方もおられるだろう。 ほとんどODM丸投げ状態で、もーりーさん

クラファンは「売れる販路」でも「売れる手段」でもない

2020年10月12日 トレンド 0

DCブームが終わり、バブルが崩壊してアパレル不況になったと言われるが、振り返ると、それでも90年代はほぼ毎年のように、少なくとも2年に1度くらいの割合ではファッションの大ブームが起きていた。 今から思うとファッション産業がまだまだ潤っていた時代だといえる。 2009年のリーマンショック以降は、そういう大ブームというのはあまり見当たらなくなった。 そのため、市

売上高を稼ぐことが目的ならインフルエンサーを目指す必要はあまりない

2020年9月24日 SNSについて 0

ブームを除外しても利便性から洋服を買う際にネット通販の利用頻度は個人によって多寡はあるとはいえ、高まる方向にある。 不採算店が撤退するブランドも多いから、最寄りの店が無くなるという人も多いだろう。そうなると、ネット通販の利用頻度は強制的に上昇する。 また、新聞・雑誌の販売部数も大きく減少しているから、従来ほどの広告効果はない。年配層に向けてなら新聞の折り込み

「新しい手段」に無策で縋り付くことが大好きな繊維・アパレル業界

2020年9月18日 トレンド 0

2年くらい前のアパレル業界では「ネット通販は売れる」という謎の信仰が流行していた。 ネット通販教にもだいたい三宗派あり、 1、ZOZOTOWNなら売れる 2、楽天市場なら売れる 3、自社通販サイトでも売れる みたいな感じで、その「売れる」という根拠は 1、知り合いの会社が売れた 2、ネット通販全般の好調ぶりが報道された だった。 しかし、実際にネット通販で売

マスに売りたいなら、マスに売れるような方法を採るべきである

2020年9月17日 トレンド 0

「年商規模が3億円くらいで十分というこだわりのブランド」と「年商規模100億円を目指したいというブランド」では当然、顧客層も違うし、売り方、ビジネスの組み立て方も大きく異なる。 100億円を達成するには、激安品でなくてもある程度の買いやすい価格設定が必要だろうし、ある程度のマスに売れそうなやり方が求められる。 3億円で十分というこだわりのブランドはその限りで

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