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南充浩 オフィシャルブログ

ネット通販を強化するためにはブランドの知名度を高める施策も必要

2020年12月16日 お買い得品 0

最近、初めてZOZOTOWNで商品を買ってみた。

ただ、何となくZOZOTOWNに登録するのは嫌だったから、元々持っていたYahoo!ショッピングのIDでログインしてそのまま購入した。ZOZOとYahoo!は同じ会社だからこういう連携になっている。

多分、ZOZOの決算でいうと「ゲスト客」扱いになるのではないかと思う。

そのため、ZOZOTOWN内ではポイントが貯まらない。おまけに初回購入客向けの1000円引きクーポンも使えない。

ZOZOに登録しようかとも思わないこともないが、別にする必要がないとも思ってしまう。

 

理由は

1、初老になってしまってそこまで服が欲しいとは思わないから

2、何となくZOZOに直接登録するのが嫌だから

3、ユニクロとジーユーの値下げ品でそこそこ満足しているから

あたりである。

 

1度買い物をすると、毎日「〇〇〇〇円分クーポン」が送られてくる。毎日値引きクーポンが発行されているが、これが全部「プロパー販売」として各ブランドでカウントされるのかと思うと、各ブランドが発表している「プロパー消化率」なるものがいかに当てにならないかということである。

 

 

 

チラっと覗いてはその都度削除するのだが、ズラっと何千ものブランドが並んでいるのを見ると、食傷気味になる。しかも似たような商品ばかりだ。

で、生まれついての貧乏人気質なので高額なブランドは見ない。

どうしても安い商品ばかり見ているが、この低価格ゾーンに並んでいるメンズブランドには、名前を初めて見たというブランドが数多い。逆に知っているブランドの方が少ないくらいである。

世の中にはメンズだけでもこんなに低価格ブランドがあるのかと驚かされてしまう。

 

自分も含めて業界の人が話題にする低価格ブランドは

ユニクロ、ジーユー、ワークマン、無印良品、ハニーズ、H&M、コーエン、ストライプインターナショナルの各ブランド、アダストリアの各ブランド

あたりがほとんどで、それ以外には数えるほどしか低価格ブランドはないのではないかと思われがちだが、ZOZOTOWNを覗いてみると、その多さに驚いた。

業界メディアはこういうあまり著名でない低価格ブランドを取材して網羅すれば面白いのではないかと思う。

 

メディアや業界人の大好きな百貨店向け・ファッションビル向けブランドは、多分、世の中のマス層にあまり支持されていないのではないかと思う。

だから、オンワードがー、ワールドがー、三陽商会がー、TSIホールディングスがー、と報道されていても、若い層は「ニュースで名前だけは聞いたことがありますけど・・・」という反応になってしまう。

もちろん、それらの情報も必要だが、それらの窮状を報道し続けたところで、マス層は回帰してこないだろう。

 

こういう風潮を嘆く声も聞かれるが、個人的には消費者側を責めるのはお門違いで、消費者に興味を持たせ続けられなかった百貨店向け・ファッションビル向けアパレルの失態だとしか思えない。

 

さて、つらつらと書いてきたが、今回何が言いたいのかというと、コロナ禍によってネット通販への注目がさらにアパレル業界では高まったため、名も知れぬ小規模ブランド、規模はそこそこあるが知名度の低い老舗ブランドも遅ればせながら、ネット通販強化に乗り出している。

この「遅ればせながら組みアパレル」は目標とするネット通販成功モデルを、ユナイテッドアローズやナノユニバースなんかに求めたりする。

 

学ぶの語源は真似ぶである。

 

というのは、高校三年生の時の担任でもあり、古典の担当でもあった若菜先生の口癖だったが、このネット通販強化政策に対して、知名度に低いブランドがユナイテッドアローズやナノユニバースを「真似ぶ」ことはほとんど成功につながらないと考えられる。

 

当方もたまにそういう知名度の低いアパレルからネット通販進出の相談を受けることがあるが、だいたいが

 

ZOZOTOWNに出せば売れる、楽天に出せば売れる。なぜなら著名ブランドはそうしているから。

 

というプランを提示してくる。

しかし、そこだけを「真似」しても思うようには売れない。

 

なぜなら、ブランドの知名度に雲泥の差があるからだ。

著名ブランドがどうしてネット通販でも強いかというと「著名だから」である。いわゆる「指名検索」される件数が多いわけである。

ユナイテッドアローズとかユニクロとかナノユニバースとかのブランド名を指名検索する人は数多い。しかし、知名度の低いブランドが指名検索されることはまずない。

なぜなら、ブランド名や社名が絶対的に知られていないからである。

この場合も「知られていないのは存在しないのも同然」であり、多くのマス層にとって、御社は存在していないのも同然なのである。

 

ZOZOTOWNや楽天に出店することは決して無駄ではないが、出店すると同時に指名検索してもらえるように知名度を高める施策も同時に行う必要があるということである。

この部分を考慮せずに「大型ECモールに出店するだけで売れる(だろう)」と考えてしまうアパレルが多くて、苦笑してしまう。)

ぜひ、ここも考慮してネット通販強化にも取り組んでもらいたいと思う。

 

蛇足ながら、初めてZOZOTOWNで何を買ったかを報告すると、ナノユニバースのシェットランド太リブVネックセーターという商品で、ウール50%・ナイロン28%・アクリル22%という組成であるが、ちょっと目付が軽いんじゃないか(糸の密度が低いんじゃないか)と感じる。

 

 

 

定価は4800円+税だが、ZOZOTOWNでは税込み2412円に値下がりしていたので、黒とグレーベージュを1枚ずつ買ってみた。

リピートしたいかと問われると、生地的に見ると、そうではない出来である。やっぱり、ネットの画像だけでは生地の質感はわからないなあと痛感した。

 

 

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