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南充浩 オフィシャルブログ

売上高を稼ぐことが目的ならインフルエンサーを目指す必要はあまりない

2020年9月24日 SNSについて 0

ブームを除外しても利便性から洋服を買う際にネット通販の利用頻度は個人によって多寡はあるとはいえ、高まる方向にある。

不採算店が撤退するブランドも多いから、最寄りの店が無くなるという人も多いだろう。そうなると、ネット通販の利用頻度は強制的に上昇する。

また、新聞・雑誌の販売部数も大きく減少しているから、従来ほどの広告効果はない。年配層に向けてなら新聞の折り込みチラシだけが唯一それなりの効果があるといえるのではないかと思う。

 

言葉ばかりが上滑りしているD2CだのOMOだのオムニナンタラだのは置いておいたとしても、これだけ各社が自社サイトで情報を発信していれば、閲覧用に限ったとしてもネットを利用する人は増えざるを得ない。

 

そうなると、実店舗もそこに勤務する販売員もネットを常時使わざるを得なくなる。

さらに新型コロナによる店舗休業によって、ウェブ接客やオンライン接客への注目が高まり(それしかやりようがなかった)、実店舗販売員もネットを使っての呼び込み、接客、クロージングが必要な時代になった。

店舗休業が終わっても販売員のネット活用は、今後も変わらないだろうと考えられる。

 

アパレル物販に相性の良いSNSはブログ、ツイッター、インスタグラム、Lineではないかと思う。ブランドの公式アカウントや企業アカウント、各販売員のアカウントなどが続々と作られて運用され始めている。

ここでよく聞かれるのが

 

インフルエンサーになるのは難しい

 

という言葉なのだが、実は「物販が目的」「物を売ること」が目的ならインフルエンサーになる必要はまったくないというのが、実態である。

これを理解しないと、いつまでもネット活用・SNS活用に二の足を踏む企業やブランド、販売員が後を絶たないだろう。

 

インフルエンサーというのは、何万人、何十万人というフォロワーを持ち、その投稿が影響力を持っている人達のことである。

だが、何十万人のフォロワーがいても、「物が売れない」という場合も珍しくない。

 

よく、広告代理店から「インフルエンサーとのタイアップ」案件が持ち込まれる。一昔前なら、雑誌でのタレントタイアップに相当する案件である。

雑誌でのタイアップは正直なところ、それが実店舗の店頭に影響したのかどうか計測不能な部分が大きかった。

だが、ネットやSNSでのタイアップは、ネット通販に直結するから、影響を計測しやすい。これでいうと、広告代理店(大手も含めて)の持ち込み案件は、知っている限りにおいて売り上げが期待しているほと伸びないことの方が多い。体感的には大手が絡む案件ほど、フォロワー数の多さとその料金の高さとが、販売実績に直結していないと感じる。(笑)

 

ここを誤解している販売員、経営者はまだまだ多い。

 

ツイッター経由で知り合った「対人マン」という方がいる。

前は実名に近かかったのだが、隠す意味があるのだろうかとちょっと思ったりするが、この人の得意分野はインスタグラムの広告運用である。

何度もお目にかかって商談にも同席させていただいたこともある。他からは聞いたことがない独自のノウハウをお持ちで、某大手の新規分野でのインスタグラム広告運用をお願いしたところ、1か月間の目標だったフォロワー2000人を達成できた。

またスモールビジネスにも強く、期間限定の催事やポップアップでの集客をお得意としている。

その彼がよくいうのが、「SNSでのインフルエンサーと物販の業績は別」ということである。

例えば

 

 

と報告している。ちなみにこのポップアップ広告にかかった料金は15万円ほどだった。

そして、現在、17社くらいのインスタグラム広告の運用指南を行っている。

 

 

まあ、こういうことである。

 

先日も商談の同席した、というか、商談を当方がセッティングしたのだが、ネットをまだ特別なものだと考えている経営者は珍しくなく、どうしても「インフルエンサーを目指さねばならない」「綺麗な画像をアップしなければならない(おもにインスタで)」という固定概念に強く縛られている。

自分や自分たちがインフルエンサーを目指したい。物販の業績は関係ない。

というなら、それはそれでありだろうと思う。

しかし、物販の業績を優先するなら、インフルエンサーを目指す必要性は全くない。それよりも効果が出やすい方法でインスタグラム広告を運用した方がいい。もちろん、広告ではない投稿も必要だが、インフルエンサーを目指さない投稿ならさほど長時間悩む必要もない。10分~20分もあれば事足りるだろう。

 

インフルエンサーを目指さなくても良いとわかれば、ネットやSNSを始める際の心理的ハードルは大きく下がるだろう。

実店舗内での様々なキャンペーン、既存メディアへの広告出稿、そのいずれもが効果が出にくくなっているなら、ネットやSNSを活用するほかない。繰り返すが「インフルエンサーを目指さなくてはならない」と思うから心理的ハードルが上がるのであって、販売実績を上げるのが目的であるなら、そこを目指す必要性はまったくないということを認識して取り組んでいただきたい。

 

 

インスタグラムでインフルエンサーを目指したい人にはこの本をどうぞ~

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