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南充浩 オフィシャルブログ

お買い得品

毎期末に値下げ投げ売り品が必ず発生するからリーボックのスニーカーを愛用しているという話

2023年1月20日 お買い得品 6

今回は買い物で失敗したというジジイの単なる嘆きである。 このブログの長年の読者ならご存知の通り、当方は値下がり品を買うことに何よりの喜びを見出している。多分これは性癖ともいえる。 2022年12月末にふとスニーカーを買ってみようかと思った。 大きな理由はいくつかある。   1、ここ2年くらいスニーカーを買っていない 2、特定の決まったスニーカーばか

「高品質」だけでは物は売れないという話

2023年1月19日 お買い得品 4

繊維関連の国内の製造加工業者がオリジナルブランド、オリジナル品を大っぴらに企画製造販売を開始してから10年以上が経過した。 最近だと、その動きは当たり前という感じになっているが、10年強前でも、「納入先から圧力がかかった」とか「問屋から圧力があった」とか、消費者の方々からは想像もできないような障害があったのが実態である。 最近になると各製造加工業者も手慣れた

自分が今年買ったコスパオブザイヤー2022を発表してみる

2022年12月28日 お買い得品 2

このブログも年内の更新を終了して明日からお休みにして、明日から年末大掃除に専念したい。 今回もいつものように今年買ったお買い得品の中からいくつかご紹介したい。コスパオブザイヤー2022である。   ただ、総評をいうと、コロナ禍・ウクライナ侵略による不安定要素(円安、燃料高、物流網の乱れなど)によって、今春以降、あまり目ぼしい物が無かった。また秋から

なんちゃってランナーの冬用としては220円の手袋で十分だと思ったという話

2022年12月20日 お買い得品 2

値段だけではない物の買い方というものは確かにある。 行きつけのスーパー万代だと、バナナがだいたい3種類くらいの値段がある。最安値はその日によって異なるが、安い時で98円、最近だと通常128円か158円である。そして178円があり、198円がある。ときどき200円以上のバナナもある。(いずれも1房価格) 当方はもっぱら98円か128円しか買わないが、もしかする

衣料品業界人が仕掛けるブームに踊らない人が増えているのではないか?

2022年12月16日 お買い得品 3

衣料品業界に携わっていると、目新しい商品は試してみたくなるし、買ってみたくなる。 ただし、試着してみないと似合う似合わないはわからないし、店頭で試着してみたところで気持ちが高揚していて正確な判断ができにくい日もある。 事実、過去に何度も「あれ?店で試着した時はそこそこ似合ってる気がしたんだけどな」という服が何度もあった。こういう失敗は年を取ることに減ってきた

ジーユーの本革ビジネスシューズの中敷きのクッション性が高かったという話

2022年11月30日 お買い得品 5

洋服に限らず、服飾雑貨の傷み度合も着用回数と洗濯回数の多さに正比例しやすい。 当方の場合、2019年ごろから当時のブームに押される形になってハイテクスニーカーを買うようになった。黒が基本的に何の服装にも合わせやすいので、黒を買うと、当方の悪い癖で「黒だけじゃ飽きるからグレーとかネイビーとかも持っていた方が便利だよね」ということで何足か買ってしまった。 その結

今後、30年前の消費マインドはには戻ることはないだろうという話

2022年11月22日 お買い得品 4

89年に大学に入学した。 91年にバブル経済が崩壊したのだが、実際のところ、95年頃までは不況感は多少あるものの、大不況という感じはなかった。 97年に山一證券と北海道拓殖銀行が倒産して、にわかに不況感が強まったが、それでも百貨店の婦人服売り場は97年に史上最高売上高をたたき出している。 96年・97年はレディースでいうと、アムラーによるバーバリーブルーレー

ワークマンはカジュアル店を増やせば増やすほど売れ残り品の値下げを容認せざるを得なくなる

2022年11月10日 お買い得品 1

先日から、心を入れ替えてワークマンの店頭も定期的に見るようにしている。 「買う気」になって店頭を定点観測すると、現在のカジュアル用途向けのワークマンは、人気品番は2週間くらいで完売してしまい、その後、滅多に補充されないという状況にあることがわかる。 これには3つの理由があると考えられる。 1、人気品番だから飛ぶように売れている 2、フランチャイズだからスムー

低価格帯で姿を消し始めたインナーダウンベストとウールの柄物セーター

2022年10月14日 お買い得品 1

今日はちょっと軽い感じで。 百貨店に並んでいるようなラグジュアリー価格一歩手前みたいな価格帯の衣料品はさておき、ユニクロからユニクロ同等、それ以下の価格帯では徐々に姿を消し始めたアイテムがある。 2022年10月現在の店頭を見ると、今秋から姿を消し始めたのが、インナーダウンベストである。   スーツのジャケットの下に薄手のインナーダウンベストを着て

店頭販売価格を値上げしたなら同時に「売る力」も向上させる必要がある

2022年9月2日 お買い得品 1

2010年ごろから原材料費、人件費の高騰が続いており、衣料品の価格据え置きが業界全体としては苦しくなりつつあった。2020年の世界的なコロナ禍、さらに2022年のウクライナ侵略によって燃料高騰、円安基調などが加わり価格据え置きが事実上不可能となり、今秋物、来春物からの値上げを多くのブランドが発表している。 メディアとしては値上げでコスト増を吸収しましたという

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