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南充浩 オフィシャルブログ

ジーユーで1990円に値下げされた本革スエードのトレッキングっぽいデザインの靴を買った話

2023年12月18日 お買い得品 0

基本的に女性の方が男性よりも衣料品・ファッション雑貨を買う点数・金額が多いとされる。その証拠に女性売上高の方が男性売上高よりも大きい。

ただ、衣料品のマストレンドは男性はそうだが、女性もそれほど大きく変わっていないと街行く女性をぼんやり眺めていても感じる。

最先端トレンドに詳しい方が見ればいくつか変わっている部分を指摘できるのだろうが、当方レベルの人間がざっくり見ても去年、一昨年とさほど変わっているようには見えない。まあ、強いて挙げれば、比較的若い女性で今夏はヘソ出ししている人が増えたように感じるくらいだろうか。

猛暑が過ぎて暖冬を迎えたわけだが、いくら暖冬と言っても朝晩はそこそこヒンヤリするのでダウンジャケット類(合繊中綿も含む)を着ている女性も多いのだが、ダウンジャケットを羽織りながらヘソ出ししている女性もそこそこいるように見受けられ、寒いのか暑いのかハッキリしないと感じてしまう。

この手の珍妙なスタイリングは今一つ合理性に欠けるので短命に終わるか、マス層には広がらずに終わるかではないかと思って眺めている。

 

そんな中、女性の足元は大きく変化する兆しがあって、ハイテクスニーカーからブーツ、革靴系が増えている。ブーツはシュットした綺麗目もあるしワークブーツ系もある。あと厚底ブーツなんかも復活している。特に若い女性の足元がそちらに流れているように感じる。

女性ほどではないが、男性も主に若い層を中心にハイテクスニーカーからブーツ、革靴系(合皮素材含む)に移り始めていると感じる。これまで男性の革靴系はビジネススタイル、ビジカジスタイルにほぼ限定されてきたが、それがブーツ類と合わせてカジュアル系での着用が増えている。

 

たしかに、以前にも書いたように当方レベルでさえすでにハイテクスニーカーにはもう飽きている。あの足の楽さは代えがたい物があるが、かといってさらに手持ちのハイテクスニーカーの足数を増やしたいとも思わない。まあ、破損すれば買い替えるか、最もお気に入りのポンプフューリーが激安投げ売りされていれば買い足すかする程度だろう。

というわけで、当方も久しぶりになんかそれっぽい靴を買ってみようかと思い立ったわけである。

SNSでは「メンズももっと買いやすい値段帯の革靴系があれば」という声も見かけたような気がするのだが、正直なところジーユーのリアルレザー云々シリーズを買えばよいのではないかと思ってしまう。

定価はだいたい3990~5990円で、昔、20年以上前にノーブランドのカジュアル系レザー靴(ブーツ類含む)を9800円前後で買っていたのと比べるとおよそ半額である。

金銭に余裕があれば、ジーユーのリアルレザーナンタラシリーズを定価で買えばよい。

しかし、当方は久しぶりにお試し感覚で買うのでできるだけ安い方が良い。そうなるとジーユーの値下がり品を買うのが最も適している。

「〇〇タイプでないと買いたくない」というポリシーなんて持ち合わせていないから、最安値でなおかつ使い勝手が良さそうなデザインを選ぶと1990円(定価3990円)に値下がりしたリアルレザートレッキングシューズになった。

黒の表革タイプは早くに売り切れてしまっていたので、黒の本革スエードとベージュの本革スエードの2足を買った。合計で3980円だった。

 

 

今回はそのレビューである。

大きさは27・0センチか28・0センチかで迷ったが、試着を繰り返して27・0センチを選んだ。多分27・5センチというサイズがあるならそれが一番しっくりくるのだろうが、そもそもそのサイズは当初から存在していない。28・0センチではちょっと大きすぎると感じたので27・0センチにしたわけである。

アッパーは本革スエードで、ソールは一体成型である。総重量は計っていないが、持った感じではズッシリと重く、ハイテクスニーカーよりよほど重い。

通常のワークブーツだとソールが何層かになっており、接地する層が擦り減るとその層を剥がして有料で貼りかえることができるが、このソールは一体成型なので貼りかえることはできない。極限まで擦り減ったら捨てるほかない。

ソールにクッション性はあまりない。特にクッション性の高いハイテクスニーカーに慣れた足には少し硬くてしんどく感じるだろうが、中敷きに少しクッション性があるため幾分か緩和されるだろう。

恐らくトレッキングシューズとしての機能性は皆無だと思われる。単純に見た感じがトレッキングっぽい形をした本革シューズという商材である。

本格志向の人にとっては物足りないかもしれないが、都市部を自転車と徒歩と電車で移動する人間にとっては価格とのバランスを考えるとこれで十分なのではないかと思う。

 

一体成型のソールは安っぽい(7年くらい前に買ったムーンスターのレザーサイドゴアブーツのソールの方がよほど席層構造で本格的っぽい)し、トレッキングシューズっぽいデザインになってるけど特段に何の機能もないが、スニーカーに飽きたからちょっとスマートな革っぽいシューズを合わせたいという人にはこの程度で何の問題もないだろう。

 

ジーユーはメンズだけでなくレディースのアンクル丈レザーブーツ類も品番を増やしている。またハニーズは合皮素材でレディースロングブーツを拡充している。

 

ともすると「最初から高い本物を所有すべき」という愛好者層も各分野におられるが、入門者こそ安いお手軽品で試す方が理にかなっていると考えられる。そこからマニア道に進む人もいるだろうし、試したものの愛好しない人もいるだろう。

試しに挑戦してみるならジーユーのリアルレザーシューズの値下がり品で良いだろう。とりあえず、当方はこの2足を履きつぶしてみる。

 

 

ビジネスタイプの革靴はテクシーリュクスを買ってみようかと思っている

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