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南充浩 オフィシャルブログ

2011年 の記事一覧 : 250件

欠品することがファッション

2011年10月19日 未分類 0

 「欠品したことで売り上げが伸び悩んだ」 どこかで聞いたフレーズである。 単純に「欠品」というが、トレンドアイテムなのかベーシックアイテムなのかではだいぶと状況が異なると思う。 肌着や靴下、定番ジーンズ、定番ボタンダウンシャツのようなベーシック品はなるべく欠品させない方が良いと思うが、トレンドアイテムはむしろ欠品しても良いのではないか。 欠品しても良いという

産地への公的支援は、今後ほとんど望めない状況に

2011年10月18日 未分類 0

 和歌山県の高野山のふもとに、高野口産地がある。 以前にも書いたが、フェイクファーやベロア、モケット、シェニール織り、カットパイルなど毛足の長い織物・編物の産地である。 おととしから経産省のジャパンブランドに認定され、今年度で最終年を迎える。 毎年3月に産地企業13社が集まって東京で高野口産地素材展を開催する。 ジャパンブランドなので現在、助成金が支給されて

メイドインジャパンブームは、消え去る前の一瞬の輝き

2011年10月17日 未分類 0

 このところ、製造系ブランドの取材が続いている。 もとより、製造系ブランドの取材の方が多いのだが、このところ連続している。 作り込み系カジュアルブランドを取材した。 そこの革ジャンは、すべて日本製である。 原皮自体は欧州からの輸入だが、鞣(なめ)すのは兵庫県である。 ボタンやファスナーなどの付属品も日本製、縫製も日本製、襟ネームや裏地も日本製生地を使用する。

ユニクロの売上高は今後も6000億円台に止まる

2011年10月14日 未分類 0

 ユニクロを展開するファーストリテイリングの2011年8月期連結決算が発表された。 売上高     8203億円(前期比0・7%増) 営業利益   1163億円(同12・1%減) 経常利益   1070億円(同13・5%減) 当期利益    543億円(同11・9%減) と微増収ながら減益に終わった。 減益といっても金額ベースで見ると、営業利益で1000億円

イオンの「ルームダウンジャケット」のテレビCMは秀逸

2011年10月13日 未分類 0

 薄型ダウンジャケットが市場に溢れている。 以前にも書いたように、過度な軽量化追求は消費者に何のメリットももたらさず、製造側・販売側の自己満足に過ぎない。 重量で言えば、400グラム以下になれば重さはほとんど感じない。 400グラムから15グラム軽くしようが、20グラム軽くしようが着用者にはあまりわからない。 先日から、イオンの薄型ダウンジャケットのテレビC

中高年の感性も退化している

2011年10月12日 未分類 0

 「若者の感性が退化している ( ー`дー´)キリッ」という論調を目にすることがあるが、これにはまったく賛同できない。百歩譲って若者が退化しているとして、同じくらい中高年も老人も退化しているのではないかと感じる。 10月10日、連休の子供会行事のため節々が痛む体を引きずりながら、某雑誌の取材で滋賀県近江八幡市へ出かけた。 大阪からは竜王のインターチェンジを下

ブーツカットジーンズはアラフォーミセスの制服

2011年10月11日 未分類 0

 この連休に地元の子供会の行事に駆り出された。 そこで作業をしながら、ボーっと眺めていると気が付いたことがある。 ブーツカットジーンズがお母さん方の制服のようになっている。 ブーツカットジーンズの愛用者は35歳~40代全般で、着用率は体感だが8割を越えていたのではないだろうか。 30代前半以下のお母さん方はほとんどブーツカットジーンズを着用していらっしゃらな

今秋冬はトレンド不在

2011年10月7日 未分類 0

 今日は、最近の衣料品店を見た感想を書いてみたい。 お買い物をするときの消費者目線で、カジュアルチェーン店のメンズアイテムを見ると、あまり買いたい物がない。 とくに今秋物はほとんど消費意欲を刺激されない。 その理由は次の2点に集約されのではないか。 1、今年特有のトレンドアイテムが存在しない 2、昨年秋冬商品の焼き直しばかりで、今年改めて買う必要がない と感

今年のユニクロは昨年とほとんど同じに見える

2011年10月6日 未分類 0

 各社の9月度売上速報が発表された。 ユニクロの9月度売り上げは 既存店売上高が前年比10・7%減 既存店客数が同12・7%減 既存店客単価が同2・3%増 となり、前年実績を割り込んだ。 ユニクロ側は高気温だったことを理由に挙げているが、そうではないと思う。 売上高規模が違うにしても前年実績を上回っている企業もあるからだ。 マックハウスの9月売り上げは 既存

タビオの国産比率は97%

2011年10月5日 未分類 0

 先日、8年ぶりに靴下のタビオを取材した。 取材に応じていただいたのは企画の方と広報の方。 もともと国産にこだわって、製造されていることは知っていたが、 現在でも国産比率はなんと97%にも上る。 製品は奈良、和歌山、加古川の工場で製造されており、中国生産は3足1000円の商品だけだという。 その3%程度の中国生産品も、人件費の高騰や労働争議などの要因からメリ

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