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南充浩 オフィシャルブログ

企業研究

アダストリアが「染め直し」ブランドを収益化することができるのかに注目したい

2020年10月1日 企業研究 1

あんまり話題になっていないが、アダストリアが染め直しブランド「フロムストック」をスタートさせた。 いわゆる、リユースの一環である。 不良在庫を「黒」に染め直して新製品として再度販売するという手法である。   染め直しブランド(古着や中古も含む)というのは、実は結構前から様々な会社で模索されているが、未だに成功した事例はない。もちろん、小規模企業が細

「洋服は50%以上売れ残ってすべて廃棄されている」というのは事実に反する

2020年9月9日 トレンド 0

「国内のアパレルは50%以上の売れ残り品を廃棄している」という謎の主張がSNS上では散見されるが、全く現状とは異なる。 たしかに50%以上が「定価では売れない」という実態は正しいが、「定価では売れない」と「廃棄されている」では全く意味が異なる。 「定価で売れない」のならどうするかというと値下げして販売するわけである。   しかし、夏冬のバーゲン末期

消費行動が多様化して、洋服に集中的にお金を使う消費者が減っている

2020年9月3日 売り場探訪 2

当方は毎月、3~5枚くらいの服を買っている。 もちろん、ユニクロをはじめとする低価格ブランドの値下げ品ばかりである。その代わりに以前のように夏と冬のバーゲンで買い込むということはなくなった。 平日でも待っていれば値下がりするし、夏と冬のバーゲン開始時期よりも終わりかけの方がもう一段安くなっているからである。 自分が50歳になり、ジジイ化したからなのかもしれな

ワークマンのビジネスモデルは卸売りに近いのではないか?

2020年8月19日 企業研究 2

今回も前回に引き続きワークマンについてである。 当方はワークマンを評価していないわけではない。しかし、「アバタもエクボ」みたいな評価は業界や消費者をミスリードするばかりでなく、ワークマン自身をもミスリードしてしまう可能性が高いと思う。アバタはアバタだしエクボはエクボでしかない。 当方がワークマンを評価する点は 1、低価格で高機能な商品が多い 2、その中にはデ

値下げされた夏服を5500円弱で6枚買った話

2020年8月7日 お買い得品 0

今年の梅雨は長く、そして例年よりも気温が低めで比較的過ごしやすかったため、蒸し暑さが苦手な当方としては物凄く助かった。毎年梅雨はこうであってほしいと思うほどである。 その長い梅雨が明けると例年通りの猛暑が襲来した。暑くてつらい。 とはいえ、例年よりも暑くなる期間が短いが、涼しくなり始めるのはいつも通り10月半ば以降ではないかと思う。 そうすると、たっぷり2か

アパレル企業有志による共通化は可能か??

2020年8月4日 売り場探訪 0

先日、有名コンサルタントの河合拓さんから久しぶりに連絡をいただいた。 お話を伺ったところ、商社を軸にして、アパレルの製造部門の共通化を提案し、模索しておられるとのこと。   「素材」「物流」「工場」を有志のアパレル連合で共通化したいのだとか。 これによってどのような効果があるかというと、取り扱い量が増えることで製造コスト、物流コストを下げることがで

ライトオンの苦戦の原因は「ジーンズ強化」ではないか?

2020年7月31日 企業研究 2

某luke_catさんにご指名されたので、ライトオンの苦戦について考えてみたい。プレッシャー感じるわ~。 まず、排除すべき要因は新型コロナショックによる3月~5月までの不振である。これはほぼ業界全般的である。   ライトオンは起死回生策として2019年春に「ジーンズセレクトショップ」を打ち出した。要するに、多種多様なジーンズブランドを集積して、独自

アパレル業界がバーゲンセール時期を元に戻すことはほぼ不可能である理由

2020年7月28日 トレンド 0

新型コロナショックで春物商戦が飛んで、いきなり夏物商戦が始まったため、アパレル・ファッション業界から「バーゲンセール開催時期の見直し論」が出てきているが、はっきり言ってナンセンスでしかない。 気持ちはわからないではないが、それは無理である。 なぜなら、すでに値引きセールは常態化しているため、今更「夏冬のバーゲン年二回体制への回帰」とか「セール時期後ろ倒し」な

衣料品業界人が想像するよりも自分の服のサイズを認識していない消費者は多い

2020年7月2日 売り場探訪 4

今の世の中には、様々な「業界」があり、それが高度に専門化し細分化されているので、ジャンル外のことは詳細にわからないのが実情である。 当方は一応、繊維・衣料品業界にいるが、例えば食品業界のことはわからない。逆もまたしかりである。 新型コロナショックによる実店舗休業で、以前にも増してネット通販という販路に注目が集まったが、WEBやネットのことに造詣が深い繊維・衣

洋服を値下げして処分販売することは「絶対悪」ではない

2020年6月30日 お買い得品 0

アパレル業界には「バーゲン悪玉論」的な感情論がいまだに横行しているような気がする。まあ、もしかしたら当方の被害妄想かもしれないが、今回は被害妄想を基準に話を進める。(笑) 例えば、この記事なんかも根底にはそれが流れているような気がする。   「セールのあり方」 https://senken.co.jp/posts/mete-200626 営業時間は

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