企業研究
最近「N+」の存在感が無くて存在すら忘れ去っていたという話
2021年12月22日 企業研究 1
全ての企業の業績を逐一追跡することは大変な手間暇がかかるため事実上不可能に近い。 そのため、メディアの報道というのはそれなりの価値がまだある。しかし、メディアというのは公共事業ではなく、営利事業に過ぎないので、メディア自体が「儲かる」「儲けにつながる」と考えたこと(その考えが適切かどうかは別)しか報道しないということも忘れてはならない。 そのため、報道しても
「コロナ自粛解禁」「感謝祭」「+J投入」の3大要因が揃っても前年割れしたユニクロの11月度
2021年12月3日 ユニクロ 3
昨年の秋冬物から少し感じていたが、今春夏その感想はさらに強まり、今秋冬物ではもっと強まっている。 何かというと、デザイナーコラボを除くユニクロの通常ラインのメンズ商品がつまらないということである。 もちろん、業界にはいまだ根強く「ユニクロ=実需品」という信仰を固く守った原理主義な方々もおられるが、国内ユニクロの売上高が8000億円規模にまで成長したのは、ファ
ファッション業界の「美しい物語」にはご用心
2021年11月29日 メディア 5
個人的には、最近、メディアが流す「ファッションに関する美しい物語」は実は有害なのではないかと思っている。 特に気になるのは、「感性重視の高額ブランドが飛ぶように売れている」という内容の報道である。 実はこの手の記事は今に始まったことではなく、当方の知っている限り30年前から存在する。若い頃は当方もそれを信じていたし、多くの人も信じていて、そしてそのまま錯覚し
「検品」という工程ではサンプル生地と現物生地の違いは証明できないという話
2021年11月24日 ネット通販 1
くどい様だが、繊維・衣料品の製造加工に関する各工程は奥が深く、自分などは各工程のほんの入り口を知っているに過ぎない。いや、入り口というのもおこがましい話で、ドアノブくらいしか知らないと言った方が正確だろう。 そして、「全工程に通暁した」というような方はこの業界にはいないと経験上思っている。 OEM・ODMの普及と乱立で、ブランド側がかなり素人化
素人化が激しく進む洋服ブランドとその買い手
2021年11月18日 トレンド 4
糸、織り、編み、染色加工、二次加工、縫製、と繊維・衣料品の各工程は奥深く、全てに通暁している人間を当方は知らない。ある程度の全工程を知っている人間はいるが、全ての工程を極めているという人は知らない。 あと、ここに撚糸や洗い加工、型紙や裁断なども入ってくるが、これもまた奥深く、当方などその入り口の知識すらもない。 とはいえ、衣料品という物は全員が毎日欠かさず着
え?在庫品の販売ってSDGsなの?
2021年11月17日 トレンド 1
最近、何でもSDGs、何でもサステナビリティ、何でもエシカルで個人的には辟易している。メディアもブランドもエライコンサルもごっちゃにして使っているし、全て「環境」とか「自然」に結び付けているが、そもそもSDGsってのは、SNS上で正しく指摘しておられる方も多くおられるように、17の目標がある。 SDGs(持続可能な開発目標)17の目標&169ターゲッ
作業着デニムは今後さらにカジュアルユーザーを増やすのではないかと思った話
2021年11月15日 ジーンズ 1
何個か前のブログで「作業着デニムパンツをカジュアルとして穿く人をちょくちょく見かけるようになった」という話題を書いた。 作業服デニムパンツをカジュアル使いする若い男性をちょくちょく見かけるようになった話 – 南充浩 オフィシャルブログ (minamimitsuhiro.info) 中高年男性でも穿かれているのを時々見かけるが、こち
素人が学生服業界の新規ビジネスを考えてみた
2021年11月12日 トレンド 2
今年頭より交流させていただいている学生服販売店の方が、先日、当方に会うためにわざわざ大阪くんだりまでご足労いただいた。 学生服については、岡山地区の伝統的地場産業であること、とか、業界の大手メーカーの社名を知っていること、とかその程度の知識しかない。 この学生服業界も様々な問題が山積している。 最大の問題点は、少子化による需要減少だろう。 これについては他の
ファクトリーブランドの商品説明文にありがちな悪例
2021年11月9日 ユニクロ 0
衣料品の製造加工工程が海外移転してから、国内の製造加工場は受注量の減少をカバーするために自社オリジナルブランド、いわゆるファクトリーブランドのようなものを立ち上げ始めた。 自活のためには当然ともいえる施策ではあるが、生地製造や染色、縫製という分野においてはプロだが、こと「オリジナル製品」を作るとなると、必要とされるノウハウは足りない。また、製品の営業や販売に