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南充浩 オフィシャルブログ

製造加工業

「大量生産の否定」と「雇用の確保」は両立不可能

2021年5月20日 製造加工業 0

国内のデニム生地生産最大手といえばカイハラだが、カイハラのデニム生地生産数量を把握している人は川下には少ない。 ちなみに、過去記事をさかのぼって調べると、カイハラのデニム生地生産量は近年、年々減少していることがわかる。 どうなるメード・イン・ジャパンデニム | WWDJAPAN この2014年11月の記事では 日本では紡績からロープ染色、織布までの一貫生産体

産地が立ち上げたオリジナルの洋服ブランドのほとんどが成長できない理由

2021年4月20日 製造加工業 0

生地産地とデザイナーのコラボというのは、新しいように見えて結構古くからある取り組みである。 自分が業界紙記者になった24年前からすでにあった。   デザイナーズブランドに産地が生地を供給するというスタイルと、 産地が独自の製品ブランドを立ち上げてその製品デザインをデザイナーが手掛ける   という2種類があった。 どうだろうか?この2種類で

高額な「こだわりの衣料品」が大量に売れることはない

2021年4月19日 製造加工業 0

10年くらい前から繊維の製造加工業者がオリジナルブランドを発売することが増えた。 ちょうどツイッターやフェイスブックといったSNSが広まり始めたころでもある。SNSの普及とともに発信も容易になったので、これを機会に製造加工業者の生の声が発信されるようになった。 製造加工業者と一口に言っても多数だし、考え方もそれぞれ違う。 とはいえ、製造加工業者に多いのが、洋

最初から最後までピンと来なかった「D2C」という概念

2021年4月15日 ネット通販 1

昨年から始まったコロナ休業によって、繊維業界では、素材メーカーや縫製工場、染色加工場によるオリジナル品のネット直販が増えた。 増えたというより、実店舗が長期休業した上、再開後も2019年並みの売上高に戻らない状況としては製造加工業者としては自衛目的としてオリジナル品の直販を増やさざるを得なかったというのが実情である。 2019年までなら百貨店やファッションビ

製造加工業者が「本物のD2C]を成功させたければ知名度の向上に真剣に取り組め

2021年3月30日 メディア 0

繊維業界の製造加工業は自分たちが思っているよりも世間に知られていない。もちろん、同業他社には知られている。 しかし、川下や消費者は、当事者が予想しているよりも製造加工業者のことを知らないと考えた方が適切な処置が打てる。 例えば、当方は3年間ほど、フェイクファーの国内産地である高野口産地の仕事を請け負ったことがある。 2012年が最後だったと記憶している。その

洋服の製造原価率を上げるのが簡単である理由

2021年3月25日 トレンド 1

最近、ふと思い返してみると「原価率〇〇%の新ブランド」というキャッチフレーズをあまり耳にしなくなったことに気が付く。 もちろん、まだそれを掲げておられる既存のブランドはある。それはそれなりにブレなくて良い姿勢だといえる。 が、それに追随したようにまるで雨後の筍、真夏の雑草、のように湧いて出ていた原価率ブランドはあまり目にしなくなった。 記憶が頼りなので誤差は

最近気になるおかしな専門用語の使い方(デニムメーカー、長繊維綿、短繊維綿など)

2021年3月17日 トレンド 0

昔からショップやファッション雑誌、ファッショニスタあたりが業界専門用語をあやふやに使うことはよくあった。 昔から、と言ったところで、当方が知っているのはこの30年間に限られるのだが。   しかし、最近は、業界メディアや生地工場までが専門用語をあやふやに使い始めており、これはさらに大きな混乱を引き起こすのではないかと強い危機感を覚えている。 先日、某

巷に蔓延する「おかしな表記」と「嘘の神話」

2021年3月12日 ジーンズ 1

97年に業界紙に入ってから24年が経過して、過ぎ去りし日々を振り返るたびにジジイになったことを噛みしめる今日この頃だが、最近、とみに業界メディアの言葉遣いや説明文に違和感を感じることが増えた。 これが老化だと言われればその通りなのだろう。自分の肉体、精神は確実に老い衰えておりそれは自覚している。 フィラメントが長繊維、スパンは短繊維。 とか 長繊維と繊維長は

アパレル製品の生産数量削減に対して即効性のある施策は無い

2021年3月9日 産地 0

「洋服の大量生産ガー」というキーワードが叫ばれ、ついに「アパレルの在庫8割減」なんていうビックリ提言まで出てきて驚くしかない。正直なところ、これを劇的に即座に解決できる施策など存在はしないと見ている。 まず、洋服の製造量や仕入れ量は個々の企業の計画であるから、個々の企業が自社で調整すれば良い。オーダーもその一つの方策ではある。   では、それによっ

メイドイン○○だけでは洋服の付加価値とはならないと考える理由

2021年2月16日 ジーンズ 0

先日、お若い素人男性さんから「オリジナルでジーンズを作りたい」という相談をWEBを介して受けた。 その方はバレーボールをされていて、詳細はお聞きしていないが、社会人チームにも属されているようでかなり本格的な方のようである。 中学校とか高校のバレーボール部なら身長がそこまで高くない選手もときどき見受けられるが、大学、社会人となるとほぼ全員が驚くほど高身長なので

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