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南充浩 オフィシャルブログ

売り場探訪

高感度店のチェーン店化は難しいと感じる

2022年2月7日 売り場探訪 3

ドラマや漫画、アニメなどで好評を博した作品の続編が作られることがある。 成功することもあるが、失敗することも多い。特にアニメや漫画、特撮あたりでは、結構外してしまうことが多いように体感的には感じる。 製作スタッフも演者もほぼ同じメンバーなのに、それでも何となく前作や前前作に遠く及ばないのは不思議でたまらない。 なんというか、テンポというか、間というかが違う。

百貨店の月別売上高を見て考えたこと

2022年1月28日 ネット通販 3

当方は独立してからの12年間というものほとんど百貨店で買い物をしたことがない。 一番多く買い物をしたのは、今は閉店してしまった大丸梅田店にテナントとして入店していたユニクロだ。百貨店内ということでもしかすると、通常のユニクロ店とは異なる客層だったのかもしれず、他店で品切れとなっていた商品がよく残っていた。2017年~2019年にかけては年に何度か買い物をした

ファッション強化では百貨店の現状維持すら難しいと感じるという話

2021年12月9日 トレンド 0

12年ぶりくらいにフレアパンツが復活しつつある。 要するに裾が広がったタイプのズボンだが、2005年~2007年頃をピークとして、当時ブーツカットのズボンが大流行していた。 カジュアルのパンツはいうに及ばず、レディースのスーツもほぼ100%ブーツカットパンツだった。まるで制服かのようだった。 2008年からズボンのトレンドはスキニーに取って代わられ、その後、

スタート地点に立ったにすぎない百貨店のD2C売り場

2021年9月28日 トレンド 0

10月1日からコロナ自粛が解禁されることが濃厚となった。 解禁後はこれまでとは一転して、しばらくの間は実店舗が活況に賑わうのではないかと思っている。(はずれたらゴメンね) まず、居酒屋を含む飲食店は間違いなく、活況を呈するだろう。 また、飲食店に限らずほとんどの実店舗も恩恵にあずかるだろうと見ている。一方、巣籠り需要で好調だった商品群は少し消費が落ちるのでは

百貨店の「価値」って何?

2021年5月6日 百貨店 1

百貨店に関する記事だが、久しぶりにほぼ同意できた。 大丸、三越伊勢丹…誰も語れない百貨店分析 政府の施策が百貨店を殺す「本質的理由」 _小売・物流業界 ニュースサイト【ダイヤモンド・チェーンストアオンライン】 (diamond-rm.net)   ただし、見出しはアレである。 編集部の趣味なのか、この筆者の趣味なのかはわからない。まあ、ダイヤモンド

「今の勝ちパターン」は「永遠の勝ちパターン」ではないということ

2021年3月16日 メディア 3

一つのシステムが成功しても、そのシステムは時代が進むと環境の変化によって、弊害化してしまう。 だから常に一定期間でシステムをメンテナンスせねばならない。しかし、口で言うのは容易いが、実際にやるとなるとどこをどのようにメンテナンスせねばならないかがわからない。それが人間というものである。もちろん自分も含めて。 例えばこの記事 苦境GEが金融撤退 「複合経営」終

「ファッション性の高さ」よりも「アニメコラボ」の方が売れやすい

2021年2月25日 トレンド 2

このところ、2回続けてアニメのファッションに対する優越性を書いてきたが、ちょうどたまたまそれに関連するニュースが報道された。   コラボが日本経済を救う? 「グッチ」×「ドラえもん」が百貨店各社で想定以上の大ヒット | WWDJAPAN.com   はっきり言って日本経済を救うほどではないと思うが、グッチとドラえもんのコラボが計画以上に売

コロナ収束後も百貨店の主力は食品になるだろう

2021年1月27日 トレンド 0

今年の節分は2月2日である。 そういう意味においては、もうすぐ立春で、当方は2月2日には53個も豆を食べなくてはならない。ほぼ難行苦行である。 節分で食べる豆の数は「数え年+1個」である。昔の日本はゼロという概念がなく、生まれたときに全員1歳だった。立春で新年度が始まるからさらに1つ加えるというわけである。 なので、西洋式の数え方でいうと、今年の春には51歳

「物」がお粗末だったら「コト販売」は成功できない

2021年1月19日 売り場探訪 0

繊維・アパレル業界でいうと、2008年以降、ユニクロやジーユーなど一部の勝ち組を除いて、マス層での洋服の売れ行きが目に見えて悪化した。 呼び名はいろいろあるが、ミドル層とかアッパーミドル層とかローミドル層とかそういうのをひっくるめてのマス層で、ビッグヒットを記録するアイテムやブランドが少なくなった。 売り上げ規模数億円~数十億円のニッチ市場には好調アイテムや

物性のクオリティが低下したのは低価格ブランドではなく、百貨店やファッションビル向けの中価格帯ブランド

2020年11月18日 お買い得品 2

当方は基本的に「昔は良かった論」は嫌いである。 というか、いつの時代も「昔は良かった」と言われてきたのだから、最も良かった時代は原始時代くらいなのではないかと思ってしまう。 最近のファストファッションは10年前・20年前と比べてクオリティが落ちている という謎の言説がSNSで出回っていたが、これは若い人特有の当時のことを詳しく知らないゆえの思い違いに過ぎない

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