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南充浩 オフィシャルブログ

お買い得品

ワークマンにカジュアルとしての進歩が感じられた商品が増えたという話

2022年2月21日 お買い得品 0

50歳を越えてますますファッション衣料への渇望が薄れてしまっている今日この頃だが、とりあえず、店頭を見て回ると、春物が一部入荷している。 無印良品の衣料品は相変わらずで、時代劇のように偉大なるマンネリ感があり安定感はあるが、衣料品が前年割れを続けている現状では、逆に回復する要素はないと見えた。 ユニクロは、昨年春夏のような一昨年物の使いまわし感・焼き増し感は

欧米の低価格品が日本では通用しづらいと感じる理由

2022年2月17日 ネット通販 3

少し前のことになるが、ウォルマートが西友の株式のほとんどを売却した。 楽天、KKR共同で西友買収 ウォルマート、実質日本撤退の背景と早くも焦点になる出口戦略 _小売・物流業界 ニュースサイト【ダイヤモンド・チェーンストアオンライン】 (diamond-rm.net)       この記事はかなりまともに公平に論じられているように

高感度店のチェーン店化は難しいと感じる

2022年2月7日 売り場探訪 3

ドラマや漫画、アニメなどで好評を博した作品の続編が作られることがある。 成功することもあるが、失敗することも多い。特にアニメや漫画、特撮あたりでは、結構外してしまうことが多いように体感的には感じる。 製作スタッフも演者もほぼ同じメンバーなのに、それでも何となく前作や前前作に遠く及ばないのは不思議でたまらない。 なんというか、テンポというか、間というかが違う。

ユニクロの値上げは容易ではないし、値上げを回避した無印良品が売れる保証も無い

2022年1月14日 企業研究 0

この10年間、海外の人件費の上昇や原材料費の上昇が断続的に続いてきた。 今回は燃料費の高騰もそれに加わり、国内向けの衣料品も値上げを視野に入れざるを得なくなってきたといえる。 すでに、しまむらは値上げの方向を発表している。またユニクロも値上げの方向性を発表した。 しまむら 来秋冬物を値上げ 原材料費などの高騰で | 繊研新聞 (senken.co.jp) ユ

「素人マス層」のワークマンへの支持が高まりつつあると感じられた話

2022年1月11日 トレンド 3

洋服店に入るのは勇気が要るというのは、多分に事実である。 いわゆるブティック、セレクトショップ、高価格ブランド店は気軽に入店しにくい。入店客数も少ないので敷居が高い。都心の大型店ならまだしも、小型店ならさらに敷居は高くなる。 ユニクロのブレイク前からキャビン、鈴屋、鈴丹、リオチェーンなど低価格店は多々あったが、ユニクロも含めて低価格店がその時々で大いに集客で

効果が無いアパレル業界の「売り文句」

2022年1月7日 お買い得品 3

どんな業界にも業界内の定説があり、それは一般消費者の認識とかけ離れていることが少なくない。 アパレル業界にもいくつかあるが、一般消費者の認識とかけ離れているものが多い。だからこそアパレル業界は苦戦しているのだろうし、新しい仕掛けがどんどんと当たらなくなるのだろうと思う。 大手商社までが参入し始めて乱立するD2Cブランドなんてまさにその典型で、コンセプトも机上

年頭雑感と昨年を振り返って ~ユニクロの勢いが無くなってきたと感じる話~

2022年1月5日 ユニクロ 3

あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。 今回は年初の雑感でも。 国内でいうと、最大手のユニクロだが、昨年下半期くらいからちょっと今までの無敵状態ではなくなってきたと感じる。2022年の経過如何では、2023年以降国内売上高がコロナ禍原因以外で減少に転じる可能性も秘めていると感じる。 理由はいくつかある。 1、通常ラインのベーシック偏重

最近「N+」の存在感が無くて存在すら忘れ去っていたという話

2021年12月22日 企業研究 1

全ての企業の業績を逐一追跡することは大変な手間暇がかかるため事実上不可能に近い。 そのため、メディアの報道というのはそれなりの価値がまだある。しかし、メディアというのは公共事業ではなく、営利事業に過ぎないので、メディア自体が「儲かる」「儲けにつながる」と考えたこと(その考えが適切かどうかは別)しか報道しないということも忘れてはならない。 そのため、報道しても

ヒートテックのプラパック入りがひっそりとしかし大々的に売り場で復活していたという話

2021年12月6日 お買い得品 3

華々しく発表され、報道されたものでも、その後どうなった?というものも多い。 特に業界メディアではそんなのが多く、華々しくデビューは報じられたが短期間でひっそりと消えたブランドや施策は数多くある。というかそんなものの方が多いというのが30年間見てきた感想だ。 華々しく業界メディアで特集された2週間後くらいに倒産した会社なんていうのもいくつもある。  

「コロナ自粛解禁」「感謝祭」「+J投入」の3大要因が揃っても前年割れしたユニクロの11月度

2021年12月3日 ユニクロ 3

昨年の秋冬物から少し感じていたが、今春夏その感想はさらに強まり、今秋冬物ではもっと強まっている。 何かというと、デザイナーコラボを除くユニクロの通常ラインのメンズ商品がつまらないということである。 もちろん、業界にはいまだ根強く「ユニクロ=実需品」という信仰を固く守った原理主義な方々もおられるが、国内ユニクロの売上高が8000億円規模にまで成長したのは、ファ

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