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南充浩 オフィシャルブログ

売り場探訪

衣料品・服飾雑貨が「水商売」だと改めて感じられたという話

2022年11月9日 売り場探訪 1

先日、東京から出張に来られた方と久しぶりにお会いしたのだが、その席上 「国内はマストレンドが5年間くらいほとど変わらないですね」 という話しになり、例えば「MA-1タイプのブルゾンなんてもう何年間流行っているんですかね」となった。 たしかに、ユニクロもジーユーもワークマンも毎年発売していて、各店頭を見る限りそれがある程度かなり売れている。 国内マストレンド市

SHEIN心斎橋期間限定店に入店した感想をまとめてみた

2022年11月4日 売り場探訪 6

生来、人ごみにまみれることと行列に長時間並ぶことが嫌いである。5分や10分程度は並ぶが20分を越えて並ぶことは我慢できない。 そんなわけでSHEIN心斎橋期間限定店への入店を後回しにしていたのだが、11月2日の夕方5時頃に店の前をたまたま通りかかると、入店待ちの行列ができていないどころか、かなり空いていた。そこで急遽入店してみた。 今回は、話題先行のSHEI

商業施設のフロアスペースが埋まらないから新しい取り組みも生まれているのではないか?

2022年11月1日 告知 6

東京の住人ではないから東京都心のファッションビルや商業施設、近郊ショッピングセンターの様子は知らないが、大阪では難波や梅田といった都心商業施設でも入店テナントが埋まらず、ユニクロ、ジーユー、100均大手、スリーコインズ、ラックラックなどの低価格店の出店が増えている。 前回のブログで言及した天王寺MIOの巨大ジーユーも、ジーユーとプラスワンがあれば事足りるとい

ジーユーとユニクロがあれば事足りるということを象徴したファッションビルの改装

2022年10月31日 売り場探訪 3

10月28日、我がホームグラウンドと言っても過言ではない大阪・天王寺にあるファッションビル「天王寺MIO」の5階に西日本最大級のジーユーがオープンした。 ジーユー/大阪・天王寺MIOに関西最大級の店舗オープン   だいたい520坪くらいあるので実際に行ってみるとかなりの広さがあった。 まだシーインの心斎橋ポップアップストアには入店したことがないが、

低価格衣料品を買うために手間暇を費やす意味が感じられないという話

2022年10月26日 売り場探訪 2

当方は短気な性格なので、あるかどうかもわからない商品を購入するために足繫く店舗に通うことや、何時間も行列に並ぶことは大嫌いである。 すでに家族もいないし別に友人もいないし、彼女もいないので基本的に1人で行動している。そのため、〇〇に入場するために長時間行列に並ぶとか、〇〇を食べるために長時間行列に並ぶなんてことはしない。唯一並ぶとするならスーパー万代で支払い

消費者の購買理由が「販売員の良さ」になるのは価格と品質が同等である場合

2022年10月24日 売り場探訪 2

1品番か2品番、毎月、ガンダムシリーズのプラモデル(ガンプラ)の新製品が発売される。 さすがの当方も毎月発売される新製品を全て買うことはない。デザインがあまり好きではない機体や高額すぎる商品、あとデザインは好きだが立体物の出来があまり良くない物などは買わない。 しかしながら、平均すると毎月1つは必ず新製品を購入している。 2020年春頃までは、Amazonで

無印良品というマスブランドで男女兼用服が売れなかったのは当たり前という話

2022年10月17日 売り場探訪 4

無印良品を展開する良品計画の22年8月期決算が発表され、ようやく衣料品の不振が各メディアで報じられるようになった。 無印良品の衣料品不振の原因は 1、ここ2年間ほとんど商品企画が変わらない(新型の投入がない) 2、地味な色目に終始し、アクセントカラーがない 3,陳列にも新鮮味がない という3つの要素が考えられるが、もう一つ、4つ目の要素もある。 男女兼用服を

ボーダレス化する百貨店とファッションビルとショッピングセンター

2022年9月13日 売り場探訪 0

業界人やメディアがこだわっているほどには、一般消費者は百貨店とファッションビルとショッピングセンターを区別してない(できない)のが現実ではないだろうか。 ワークマン、百貨店に初出店 東急吉祥寺店に: 日本経済新聞 (nikkei.com) 作業服店大手のワークマンは10月、東急百貨店吉祥寺店(東京都武蔵野市)に出店する。同社が百貨店に店舗を出すのは初めてで、

消えゆくメンズDCブランド群

2022年8月9日 売り場探訪 5

猛暑日が続いている。 猛暑日が続くということは自分の着用でいうと、吸水速乾Tシャツが続くということになる。 一昨年にジーユーで買った合繊100%の吸水速乾Tシャツが5枚あり、これを毎日1枚ずつ着回し、残り2日をユニクロのエアリズムコットンオーバーサイズTシャツを着回すという1週間コーディネイトである。 特に猛暑日を想定して洋服を買うとなると、汗っかきの当方は

定番品強化で無印良品の衣料品苦戦はさらに続きそう

2022年7月13日 売り場探訪 2

ブランド力の高さの割に苦戦が続いているのが無印良品である。 食料品は堅調なようだが、衣料品は何年か前から苦戦続きとなっている。先日も2カ月ぶりくらいに無印良品の店舗を覗いてみたが、メンズの衣料品コーナーはさして変化している部分もなく「いつもの」感じだった。 また靴はメンズ、レディースともにこれも何年か前から変わり映えしない商品構成で、当方は食品には興味が無い

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