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南充浩 オフィシャルブログ

古着の低価格化が始まるか?

2023年5月26日 企業研究 1

以前から何度も書いているように、日々着用しているカジュアル服の75%~80%くらいがユニクロの値下げ品とジーユーの値下げ品である。 それで何も困らない。 ただ、ユニクロとジーユーに飽きてしまうことがある。そんな時にアダストリアの値下げ品やベイクルーズの値下げ品を買う。 コロナ禍が始まる少し前から古着に注目が集まっていた。エライコンサルのオジサンは「貧困化で低

アパレルとの協業ブランド立ち上げは量販店の最後の挑戦か?

2023年5月25日 売り場探訪 1

店頭に並んでいる「物」が同じだった場合、その店で買う決め手となるのは、 1、価格が安い 2、ポイントがたくさん貯まる(貯まりやすい) 3、店舗の利便性(自宅から近い、職場から近いなど)   という理由が上位を占めるのではないかと思う。 少なくとも当方が選ぶ理由の上位3つはこれである。 一方で、アパレル経営者やコンサルタントは「丁寧な接客」とか「接客

概念だけが先走り過ぎて現実が伴っていないメタバース事業化

2023年5月24日 ファッションテック 0

急ぎの原稿の仕事が無い場合、ほとんどの休日は誰とも会わずに過ごす。 もとより家族はいないし、友達もいない。しかし特段苦痛でもない。ランニングをして洗濯をしてガンプラを組み立てているとすぐに夕方になる。 他人との会話はスーパー万代で支払いのときにレジのおばちゃんに「お願いします」と言うくらいである。これも別に苦痛ではない。 どうしても他人と雑談したくなれば、現

「奇跡」はめったに起きないから期待するのは無駄だという話

2023年5月23日 決算 2

つい先日、繊維業界紙面で某国内靴下工場がホールガーメントを60台揃えたという記事があった。これからさらに40台を追加して合計100台体制になるとのことだが、今のこのご時世にここまで多額の設備投資をするのは凄まじい話である。 もっとも、業界関係者によると、ある大手(ユニクロとかじゃないよw)からの専属的な受注があるため、設備投資が可能なのだという。水商売的にい

どの業界も大手企業の物量作戦と戦うためには尖った特色が必要

2023年5月22日 お買い得品 0

今日はガンプラの話でも書いてみる。興味の無い人は読まない方が良いだろう。 ガンプラの品不足解消云々というのはまた別にまとめてみたいのだが、発売日の朝一番にジョーシンに並べば必ず入手できるような感じにはなってきた。 長年毎月ガンプラを組み立てているとだんだんと飽きてくる。当方は飽き性なのである。 そこで先日、バンダイ以外のメーカーのプラモデルを買ってみた。グッ

都心大型旗艦店と地方郊外店の売上格差が広がるばかりの百貨店業界

2023年5月19日 百貨店 0

百貨店関連の報道は数多くあるが、各店の売上高を踏まえてというのは少ない気がする。 特にSNS上ではほとんどが情緒的で、お気持ち表明に過ぎない。挙句の果ては文化ガーとかそういうことになってしまうのだが、ラグジュアリーブランドのテナントショップが入店することの何が文化なのかさっぱり分からない。 そんな中にあってこの記事は資料的な価値が高いと感じられたので、ご存知

そこそこオシャレな物が低価格で揃うからマス層はそれで満足できるという話

2023年5月18日 トレンド 3

2000年頃までは当方も含めて大衆は「オシャレな物」にもっと熱意があった。というか、オシャレな物を持っていればステイタスが上がったと言おうか、モテたと言おうか、まあそんな風潮があった。 しかし、安くてオシャレな物というのは世の中には存在していなかった。1900円のダサいジャスコの服か、1万円以上するブランドの服か、二者択一という感じだった。 比較的当方が長く

愛好家が好む「尖った商品」はマス層に支持されにくいという話

2023年5月17日 考察 0

最近、スキニーパンツをあまり穿いていない。 ただし、細身のパンツを穿かないわけではない。スキニーよりもスリムストレートを愛用している。2009年以降のスキニーブームによって当方も買ってそれなりに穿いてはいたのだが、ブームが終わってスキニーが定番化してしまうと、ブームのころの熱気が冷め、改めて自身の姿を鏡で見てみると、ピチピチスキニーと無駄にデカイ上半身が何と

必ず等しく報道されるわけではないという話

2023年5月16日 メディア 1

メディアには「報道の自由」があると腐るほど言われているが、逆に「報道しない自由」を行使することも多々ある。業界関係で言うと、某業界メディアはなぜかグンゼの決算発表だけは絶対に掲載しない。理由は不明である。 そんなわけで同じようなことをやっていても報じられる企業と報じられない企業が普通にあるし、同じ人と契約していても報じられる企業と報じられない企業がある。 こ

伊勢丹新宿と阪急梅田が過去最高売上高でも全国百貨店店舗数は180店割れ目前に

2023年5月15日 百貨店 1

伊勢丹新宿本店と阪急うめだ本店がコロナ禍の余韻がありながらも、どちらも過去最高売上高を記録した。 伊勢丹新宿本店の売上高は3276億円、阪急うめだ本店は2611億円だった。一時期、少し差が縮まった伊勢丹と阪急の売上高だが、ここにきてその差が660億円と少しさらに開いた。 要因はさまざま考えられるが、東京と大阪の人口差は前提としてあるだろう。さらにいえば客単価

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