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南充浩 オフィシャルブログ

2021年1月 の記事一覧 : 18件

「電動ファン付き服」は作業服分野以外にも広まるか?

2021年1月29日 トレンド 0

今日、金曜日と明日の土曜日は、気温が下がるが、日曜からまた気温は上がる。 いろいろと主観的な印象を持っている人も多いと思うが、豪雪地帯を除くと、20秋冬の気温は、12月下旬から1月中旬までだけが寒かったといえる。 長期予報を見ると1月31日以降は気温が高そうである。 そんな気温変化な上に、更年期なのか高血圧なのかわからないが、さらに暑がり度が増している当方に

「マニュアル」は必要だが環境に応じたアレンジも必要という話

2021年1月28日 トレンド 1

繊維・アパレル業界は「属人的だ」と言われることが多いが、その通りだと昔から思っている。 しかし、他の業界も十分に属人的だといえる。何なら、法律の解釈ですら個人によって異なる。弁護士や検事、裁判官によって判決が変わることもしばしばある。 これは法律という絶対的な物ですら、解釈や運用が属人的なものだといえるからではないのか。   ビジネスにおける仕組み

コロナ収束後も百貨店の主力は食品になるだろう

2021年1月27日 トレンド 0

今年の節分は2月2日である。 そういう意味においては、もうすぐ立春で、当方は2月2日には53個も豆を食べなくてはならない。ほぼ難行苦行である。 節分で食べる豆の数は「数え年+1個」である。昔の日本はゼロという概念がなく、生まれたときに全員1歳だった。立春で新年度が始まるからさらに1つ加えるというわけである。 なので、西洋式の数え方でいうと、今年の春には51歳

展示会受注形式のアパレルって結構「エコ」だったんじゃないの?

2021年1月26日 トレンド 0

最近、「洋服の受注生産こそが環境に配慮したビジネスモデルだ」という言説が見られるが、売れる見込みの枚数よりも相当多く作って残すよりはたしかに環境に配慮したモデルなのかもしれないが、イシキタカイ系が考えているほど、繊維業界全体での製造量は減らない。 洋服を作りすぎるという問題の場合、はっきりと言えば、マーチャンダイザーや経営者がアホな場合に引きおこることが多く

本革(レザー)はエコ素材だという話

2021年1月25日 トレンド 1

最近の環境対策は一気に「〇〇ゼロ」を目指そうとするような性急なものばかりで、現実的に実現性が低いものや、論理的に矛盾しているものが多く、SF小説の域を出ないと見ている。 その中の一つに、本革(レザー)廃止論があるのだが、本革の代替品として、今のところは合繊を主軸とした合成皮革・人工皮革が挙げられているが、他方で「石油製品削減」を訴えていることを考えると、意味

数字の操作が可能な「プロパー消化率」を絶対的な指標に据えるとミスリードを引き起こす

2021年1月22日 ネット通販 3

指標を%表示の「〇〇率」に据えると必ず、数字を悪用した「見せかけの目標達成」をしようとする会社や個人が出てくる。 営業利益率が30%とか40%とかあるラグジュアリーブランドを除いて、アパレル業界・繊維業界の問題点は営業利益率が低すぎる点にある。 その理由は、売れないから値引きを繰り返して販売することにある。 だから、「なるべく定価で売りましょう」ということに

「プロパー消化率を高めるために定価設定を下げる」という画期的な手法に笑った話

2021年1月21日 企業研究 2

新型コロナ感染症による不況によって、マス層を狙うアパレルは今年さらなる低価格競争を余儀なくされるだろう。 すでに昨年秋から無印良品が値下げを行い、ジーユーが今年春からの値下げを発表している。 特にジーユーは、10年前のリーマンショック時にも一早く「990円ジーンズ」を打ち出し、価格競争の先頭を走ったので、今回も同様の狙いがあるだろうと考えられる。 話しは少し

ネット通販が伸びてもアパレル小売市場規模は伸びていない

2021年1月20日 ネット通販 1

新型コロナ感染症が昨年11月から再拡大しているが、非常事態宣言賛成派の言い分を聞いていると、何でもかんでもネットやオンラインでリモートできると勘違いしているように感じられ、個人的にはまったく賛同できない。 飲食店が苦境にあることは普通に考えればわかることだが、アパレル関連の店舗も苦境にある。 中には「ネット通販で代替できるだろう」「ネット通販は急成長している

「物」がお粗末だったら「コト販売」は成功できない

2021年1月19日 売り場探訪 0

繊維・アパレル業界でいうと、2008年以降、ユニクロやジーユーなど一部の勝ち組を除いて、マス層での洋服の売れ行きが目に見えて悪化した。 呼び名はいろいろあるが、ミドル層とかアッパーミドル層とかローミドル層とかそういうのをひっくるめてのマス層で、ビッグヒットを記録するアイテムやブランドが少なくなった。 売り上げ規模数億円~数十億円のニッチ市場には好調アイテムや

繊維業界紙の興亡

2021年1月18日 企業研究 2

一般的に繊維・アパレル業界が厳しくなったのは、90年代後半からと認識されている場合が多い。 バブル期に大学生時代を過ごした当方も振り返ってみると、バブル崩壊当時の91年はさほど不景気ではなかった。学生の身なので企業活動の雰囲気などは分からないが、バイト先を探すことに困るという状態ではなかったし、92年入社の就職先もさほど困っている雰囲気はなかった。 &nbs

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