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南充浩 オフィシャルブログ

2020年9月 の記事一覧 : 20件

子供服の市場規模が大きくなりにくい理由

2020年9月30日 企業研究 0

前回、久し振りに子供服業界について書いたが、実はそれまですっかりと子供服のことを忘れていた。   デイリーユースの子供服が低価格化するのは当然       正確に言うと、覚えてはいたが、興味もかかわりもないのでほとんどスルーしていたというところである。 子供服業界の価格下落は、可処分所得の減少とか、子供の人口が減ってい

デイリーユースの子供服が低価格化するのは当然

2020年9月29日 トレンド 0

レディース、メンズ、子供服とある中で、もっとも価格低下の圧力を受けやすいのは子供服だろうと思う。 自家需要で考えた場合、子供服は着用年数が短い。子育ての経験からいうと、子供の身体は毎年大きくなるので、最長で2年間しか着用できない。破損するとか色落ちするとかいう以前にサイズが小さくなるからである。 兄弟姉妹がいる場合は、さらに下の子に着せるが、だいたいの家庭は

ポンプフューリーの靴底が擦り減りにくいという話

2020年9月28日 お買い得品 0

インスタグラムやツイッターには投稿したが、リーボックのポンプフューリーというスニーカーを買った。 これまで、四元亮平さんや池田篤也さんから「このスニーカーは疲れにくいからオッサンの脚には最適ですよ」とお勧めいただいたが、値段が高くて買わなかった(買えなかった)。 もう3~4年前からABCマートやスニーカーのSTEPなどの店を除いたり、ネット通販で値段を調べた

献本をいただいた「スマホひとつで最高の売上をつくる接客術」への書評

2020年9月25日 TOP SELLER . STYLE 0

インターネット通販へ誘導するかどうかは別として、アパレル企業やブランド、販売員はある程度デジタル化対応しなくてはならなくなっている。 例えば、実店舗に客を呼び込みたい場合、いまだにそこそこ有効なのは新聞への折り込みチラシくらいだろう。ユニクロがいまだに折り込みチラシに力を入れているのは、それを証明しているといえる。 しかし、新聞の購読部数も軒並み減少し続けて

売上高を稼ぐことが目的ならインフルエンサーを目指す必要はあまりない

2020年9月24日 SNSについて 0

ブームを除外しても利便性から洋服を買う際にネット通販の利用頻度は個人によって多寡はあるとはいえ、高まる方向にある。 不採算店が撤退するブランドも多いから、最寄りの店が無くなるという人も多いだろう。そうなると、ネット通販の利用頻度は強制的に上昇する。 また、新聞・雑誌の販売部数も大きく減少しているから、従来ほどの広告効果はない。年配層に向けてなら新聞の折り込み

ZOOMを使ったトークイベントを開催します。(前置き長めの告知)

2020年9月23日 告知 0

物やサービスにはさまざまな売り方がある。 それこそ「多様性」で違法でなければさまざまな売り方があっていい。 飲食でもそうだ。当方はそんなに好きではないが(めちゃ嫌いでもない)、焼き肉もさまざまで、安い「情熱ホルモン」もあれば、高いナンタラ苑とかいう焼き肉屋もある。中間価格帯もある。 ナンタラ苑に行ったことはないが、情熱ホルモンと中価格帯はある。あんまり飲食に

「新しい手段」に無策で縋り付くことが大好きな繊維・アパレル業界

2020年9月18日 トレンド 0

2年くらい前のアパレル業界では「ネット通販は売れる」という謎の信仰が流行していた。 ネット通販教にもだいたい三宗派あり、 1、ZOZOTOWNなら売れる 2、楽天市場なら売れる 3、自社通販サイトでも売れる みたいな感じで、その「売れる」という根拠は 1、知り合いの会社が売れた 2、ネット通販全般の好調ぶりが報道された だった。 しかし、実際にネット通販で売

マスに売りたいなら、マスに売れるような方法を採るべきである

2020年9月17日 トレンド 0

「年商規模が3億円くらいで十分というこだわりのブランド」と「年商規模100億円を目指したいというブランド」では当然、顧客層も違うし、売り方、ビジネスの組み立て方も大きく異なる。 100億円を達成するには、激安品でなくてもある程度の買いやすい価格設定が必要だろうし、ある程度のマスに売れそうなやり方が求められる。 3億円で十分というこだわりのブランドはその限りで

アパレルの倒産危機は年内よりも来春以降の方が深刻そうな気配

2020年9月16日 トレンド 0

定期的に店頭に立っている在庫処分店に今夏、商品入荷が非常に少なかった。 在庫処分業者は小資本である場合が多いので、要請はあっても資金的に仕入れができないことも珍しくない。たまたまそういう資金繰りだったのかと思ったが、どうやらそうではなくて、今夏の在庫処分は全般的に増える傾向にはなかったらしい。   大阪を中心にメーカーの在庫処分を手掛けている人にお

ダイヤモンドオンラインのアパレル覆面座談会の記事は秀逸

2020年9月15日 メディア 2

アパレル関係のメディアに掲載される記事はだいたいが、少しズレていると感じることが多い。 恐らくは、メディア側の主観がズレている場合と、書き手や寄稿する側の主観がズレている場合の両方がある。両方ともがズレている場合も珍しくない。 記事というのはある程度啓蒙する必要があるし、編集されるものだから仕方がない側面があるとはいえ、読者としては疑問を感じることも多かった

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