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南充浩 オフィシャルブログ

2020年9月 の記事一覧 : 20件

地方・郊外百貨店はオフプライス店を大々的に導入してみてはどうか?

2020年9月14日 トレンド 1

先日、亡父の四十九日法要の返しを送付した。 満中陰志というやつである。 個人的にこの手の贈答や返礼は苦手で、品物を考えるのに労力を使う。通常の和菓子の詰め合わせとかコーヒーの詰め合わせでええやんという意見もあるが、食べ物だと好き嫌いがある。 葬式や法事で供え物をいただくが、当方なら、例えばインスタントコーヒーの詰め合わせなんてもらっても正直なところまったくあ

洋服の製造に中間業者が必要不可欠な理由

2020年9月11日 製造加工業 0

厳密に言うと、洋服を作ることは結構難しいのだが、その一方でめちゃくちゃ簡単にも作れてしまうのも事実である。 ここでいう作るというのは、ビジネスライクな意味ではなく、本当に1枚作るという意味である。 パターンを工夫して、使用する素材との相性も考えて、となるとかなり高度な作業になるが、その一方で、めちゃくちゃラフに作ることもできる。 以前、当時懇意にしていた独立

洋服の在庫を処分販売できる手段は増えている

2020年9月10日 お買い得品 0

今回は前回の続きを。 「洋服は50%以上売れ残ってすべて廃棄されている」というのは事実に反する 50%以上が廃棄されているというのは明らかに事実誤認で、それ以上でもそれ以下でもないので、あえては繰り返さない。   前回、定価で売れなかった場合の洋服の処分の手段を挙げた。   1、翌年に持ち越して、次年度に販売する 2、催事で投げ売り販売

「洋服は50%以上売れ残ってすべて廃棄されている」というのは事実に反する

2020年9月9日 トレンド 0

「国内のアパレルは50%以上の売れ残り品を廃棄している」という謎の主張がSNS上では散見されるが、全く現状とは異なる。 たしかに50%以上が「定価では売れない」という実態は正しいが、「定価では売れない」と「廃棄されている」では全く意味が異なる。 「定価で売れない」のならどうするかというと値下げして販売するわけである。   しかし、夏冬のバーゲン末期

「ニット」という用語を巡る混乱

2020年9月8日 メディア 7

WEB関連は専門用語が難しくてとっつきにくいと言われることが多い。専門用語というよりは正確にはカタカナが多すぎるということではないかと思う。カタカナが多いために老人層には極めてとっつきにくいと感じる人が少なくない。 WEB関連によらず、何事においても「専門用語」というのはそれなりに存在するし、仕事にするならば、ある程度はそれを理解しないと難しい。 しかし、洋

「洋服の新規生産はすべて中止せよ」という暴論

2020年9月7日 トレンド 0

洋服を作るのに必要な工程は、多岐にわたっている。 紡績・合繊製造 織布or編み 染色 整理加工 裁断 縫製   という感じである。 実際はもっと細かく、縫製以外にボタンホールを開ける工程とか、縫製し終わったあとに施す洗い加工とかそういう工程もある。 主な工程を川上から順番に並べてみた。   個人的にはまったくサスティナブルとかエコとか興味

オフプライスストア向け商品が企画製造されるようになるのではないか?

2020年9月4日 トレンド 0

アパレル業界の最近の流行キーワードは「D2C」「クラウドファンディング」あたりだが「オフプライス」も次点くらいにランクインするのではないかと思う。 アウトレットとどうちがうの?という疑問が湧くが、間違っているかもしれないが、個人的には「第三者の販売業者が複数の他社から在庫品を仕入れて売る」のがオフプライスだと思っている。 例えば、南という業者が、ワールド、T

消費行動が多様化して、洋服に集中的にお金を使う消費者が減っている

2020年9月3日 売り場探訪 2

当方は毎月、3~5枚くらいの服を買っている。 もちろん、ユニクロをはじめとする低価格ブランドの値下げ品ばかりである。その代わりに以前のように夏と冬のバーゲンで買い込むということはなくなった。 平日でも待っていれば値下がりするし、夏と冬のバーゲン開始時期よりも終わりかけの方がもう一段安くなっているからである。 自分が50歳になり、ジジイ化したからなのかもしれな

生地の展示会をオンラインだけで開催する意味あるの?

2020年9月2日 企業研究 0

繊維・アパレル業界には「展示会」と呼ばれるイベントがある。 消費者に直接販売する形態なら、展示会を開催する必要はほとんどないが、BtoBの形態なら展示会の必要性は高い。 次シーズンの新商品を展示して、そこに仕入れ業者を多数呼んで、新商品をお披露目しつつ商談を行う。 アパレルなら当然、洋服を展示するわけだが、例えば生地問屋、生地メーカー、糸問屋などは生地や糸を

同じターゲットでも切り口を変えることは可能では?

2020年9月1日 ジーンズ 0

目下のところの業界内大流行はD2Cだったが、数年前までは「大人服」が業界内大流行だった。 数多くのアパレルから「大人服」が発売されたが、どれも同じような印象しかない。若年層の人口が減っているうえに客単価が下がっているから、比較的人口が多い団塊ジュニア世代に売り込まざるを得なかったのだろうが、発売された「大人服」のほとんどは同一テイスト、同一価格帯だったように

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